引っ越し時に行う車の手続きとは?住所変更手続きのまとめ

引っ越しをするとさまざまな手続きを行わなければいけません。そのなかには車関連の手続きも含まれます。引っ越しなどで住所が変わった場合、車関連の手続きとしてしなければいけないことがたくさんあります。

こちらの記事では、引っ越しなどで住所が変わった場合にしなければいけない車関連の手続きについてご紹介いたします。引っ越し予定の方などはぜひ参考にしてみてください。

運転免許証の住所変更

運転免許証

引っ越しなどで住所が変わる場合、運転免許証の住所変更手続きをしなければいけません。運転手続きの住所変更手続きに費用は掛かりませんし、手続きにかかる時間自体は10分程度です。ただし混雑時間によっては数時間かかる場合もありますので、運転免許証の手続きを行う際は、時間に余裕をもっていくようにしましょう。運転免許証の住所変更が完了したら、データベース上の住所が書き換えられます。運転免許証自体には、裏面に新しい住所が記載され、次回の運転免許証の更新の際に表面へ新しい住所が印刷された運転免許証が発行されます。手続きを行う場所や手続きに必要なもの、手続きの期限など、運転免許証の住所変更手続きについて詳しくご説明いたします。

運転免許証の住所変更手続きを行う場所

運転免許証の住所変更手続きは、引っ越し先の新しい住所を管轄する警察署や運転免許更新センター、運転免許試験場で行えます。運転免許証の住所変更手続きが可能な受付時間は基本的に平日日中となっています。各運転免許試験場によっては、日曜日も受付しているところがありますので、お仕事などで平日の手続きが難しい方は、事前に管轄の運転免許試験場に受付曜日をご確認ください。

運転免許証の住所変更手続きに必要なもの

運転免許証の住所変更手続きを行う際に必要なものは以下の4点です。

新しい住所が確認できるものとしては、ガスや電気などの公共料金の郵便物等でも可能となっています。

運転免許証の住所変更手続きの期限

運転免許証の住所変更手続きは、転居が完了したら行うことが可能となっており、具体的な期限は決められていません。しかし、道路交通法により、すみやかに住所変更手続きを行わなければいけません。また、道路交通法では住所変更などの届け出を怠った場合には、2万円以下の罰金が課せられることが定めれられています。引っ越しをした場合には、運転免許証の住所変更は出来るだけ早く行うようにしましょう。

自動車保管場所証明書の申請手続き

家と車

引っ越しなどで住所が変わる場合、自動車保管場所証明書(車庫証明)の申請手続きをしなければいけません。自動車保管場所証明書とは、自家用の普通自動車を登録する場合に、使用の本拠とする場所から直線距離で2キロメートル以内に自動車の保管場所があることを証明するものです。自動車保管場所は、使用の本拠地(家など)から直線距離で2キロメートル以内でなければいけませんが、必ずしも駐車場でないといけないわけではありません。道路以外でその車を置けるスペースであれば認められます。自動車保管場所証明書は申請を行ってから発行されるまでにおおよそ3日~7日ほどかかります。手続きを行う場所や手続きに必要なもの、手続きの費用や期限など、自動車保管場所証明書の申請手続きについて詳しくご説明いたします。

自動車保管場所証明書の申請手続きを行う場所

運転免許証の住所変更手続きは、新たな保管場所を管轄する警察署で行えます。

自動車保管場所証明書の申請手続きに必要なもの

自動車保管場所証明書の申請手続きを行う際に必要なものは以下の7点です。

自動車登録番号、型式、車台番号などは車検証に記載がされていますので、車検証にてご確認ください。

自動車保管場所証明書の申請手続きに必要な費用

自動車保管場所証明書の申請手続きには手数料が必要となります。申請手数料はおおよそ2,000円ほどですが都道府県によって異なりますので、事前に管轄の警察署にてご確認ください。

自動車保管場所証明書の申請手続きの期限

自動車保管場所証明書の申請手続きは、住民票を新しい住所に異動させてから原則15日以内の手続きが必要とされています。自動車保管場所証明書の手続きに関する注意点として、車が軽自動車の場合には、都道府県によって車庫証明の有無が異なります。目安としては、人口10万人以上の市である場合に、自動車保管場所証明書が必要とされています。詳しくは新しい住所の都道府県にてご確認ください。

車検証の住所変更手続き

車検証

引っ越しなどで住所が変わる場合、車検証(自動車検査証)の住所変更手続きをしなければいけません。万が一車検証の住所変更手続きを怠った場合には、リコール通知や自動車税の納付書等の重要な書類が届かない可能性もありますので、必ず行うようにしましょう。手続きを行う場所や手続きに必要なもの、手続きの費用や期限など、車検証の申請手続きについて詳しくご説明いたします。

車検証の住所変更手続きを行う場所

車検証の住所変更手続きを行う際、普通自動車の場合は新しい住所を管轄する陸運局、軽自動車の場合は新しい住所を管轄する軽自動車検査協会で行います。

車検証の住所変更手続きに必要なもの

車検証の住所変更手続きを行う際に必要なものは以下の6点です。

自動車検査証記入申請書は、陸運局もしくは軽自動車検査協会のホームページからのダウンロードが可能となっています。

車検証の住所変更手続きに必要な費用

車検証の住所変更手続きには手数料が必要となります。車検証の住所変更手続きの手数料はおおよそ3,000円~4,500円ほどとなっています。

車検証の住所変更手続きの期限

車検証の住所変更手続きは、住民票を新しい住所に異動させてから原則15日以内の手続きが必要とされています。住民票を新しい住所に異動させたら、なるべくはやく手続きを行うようにしましょう。

自動車税納税通知書の送付先変更手続き

自動車税納税通知書

引っ越しなどで住所が変わる場合、自動車税納税通知書の送付先変更手続きをしなければいけません。自動車税の支払通知書は、毎年5月に届きます。住所変更の手続きを怠っており、自動車税納付通知書が届かなかったなどの理由であっても、万が一自動車税を滞納してしまうと懲罰金が発生してしまうので、自動車税納税通知書の送付先変更手続きは必ず行うようにしましょう。しかし、すでに車検証の住所変更手続きを行っている場合には、自動車税納税通知書の送付先変更手続きを別途で行う必要はありません。自動車税納付通知書は車検証の住所に送付がされるからです。自動車税納税通知書の送付先変更手続きについて詳しくご説明いたします。

自動車税納税通知書の送付先変更手続き方法

自動車税納税通知書の送付先変更手続きは電子申請システムもしくはお電話にて行うことが可能となっています。お電話で手続きを行う際は、管轄の県税事務所または県庁税務課にお問い合わせください。自動車税納税通知書の送付先変更手続きを行う際は、お手元に車検証もしくは納税証明書を準備しておくとスムーズです。

自動車税納税通知書の送付先変更手続きの期限

自動車税納税通知書の送付先変更手続きにはとくに期限はありません。しかし、自動車税納税通知書の送付先変更手続きを怠ってしまうと、自動車税納付通知書が届かなくなってしまいます。はやめに手続きされることが望ましいでしょう。

自動車保険の住所変更手続き

自動車保険

引っ越しなどで住所が変わる場合、自賠責保険や任意保険などの自動車保険の住所変更手続きも行いましょう。自賠責保険や任意保険などの自動車保険の住所変更手続きには費用は掛かりませんし、基本的にはお電話一本で手続きが可能となっています。自動車保険の住所変更手続き方法についてご説明いたします。

自動車保険の住所変更手続き方法

自賠責保険や任意保険などの自動車保険の住所変更手続きは、保険会社もしくは代理店へお電話にて手続きが行えます。保険会社によってはインターネットからの手続きも可能となっています。

自動車保険の住所変更手続きの期限

自賠責保険や任意保険などの自動車保険の住所変更手続きにはとくに期限はありません。しかし、自賠責保険や任意保険などの自動車保険の住所変更手続きを怠ってしまうと、自動車保険に関する重要な書類等が届かなくなってしまいます。はやめに手続きされることが望ましいでしょう。

引っ越しのタイミングで車を手放す場合

車とお金

引っ越しするとなった場合、車関連の手続きにはしなければいけないことがいくつもあります。なかには、引っ越しのタイミングで車の手放しを検討されている方もいらっしゃるでしょう。車を手放す場合には、管轄の陸運局もしくは軽自動車検査協会で廃車手続きを行わなければいけません。そこで車をお得に廃車する方法についてご紹介いたします。車の手放しをご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

車を手間なく廃車する方法

車の廃車手続きを自分で行う場合、意外と手間や費用がそれなりにかかってしまいます。そこでおすすめの廃車方法が、廃車買取業者に廃車の依頼をするという事です。廃車買取業者とは廃車専門の業者であり、車の引取りから解体、陸運局や軽自動車検査協会での廃車に関する手続きまですべてを任せることが可能となっています。自身で行うことは、車検証等の必要書類を揃えるだけで良いので手間なく廃車手続きを済ませることが出来ます。

廃車買取業者の選び方

廃車買取業者に廃車依頼をする場合に重要なのが、依頼先選びです。現在廃車買取業者は全国各地にいくつもあります。しかし廃車買取業者によって、サービスはさまざまです。では、どのような廃車買取業者を選べば良いのか?大きな違いが、廃車依頼にかかる費用です。廃車買取業者では、レッカー代などの引取費用や解体費用、廃車手続き代行費用などの費用が一切かからずに廃車をしてくれる業者があります。しかしなかには、それらの費用がかかってしまう業者もあります。少しでもお得に廃車したい方は、廃車費用のかからない廃車買取業者を選ぶことをおすすめします。

まとめ

今回は、引っ越しなどで住所が変わった場合にしなければいけない車関連の手続きについてご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか?引っ越しをするとなると、手続きがなにかと大変です。引っ越しをきっかけに車を手放す方や、引っ越しをきっかけに車を乗り換える方も多いようです。引っ越しをきっかけに車のことを改めて検討してみるのも良いかもしれません。