【必見】古い車を高く売る方法とは?

車は消耗品であるという見方もあり、長年乗り続けているとだんだん傷みにより走りが悪くなっていきます。そういった古い車を処分したくても、中古車として買い取ってくれるのか不安に思う人もいるでしょう。

今回はそんな悩みを持つ人のため、古い車を買い取ってくれる業者の種類と、高く買い取ってもらうためのコツについて紹介します。

古い車でも売れるのか?

古い車の中には走行性能が落ちているものばかりでなく、すでに動かないものも出てくるでしょう。それらの車を買い取ってくれる業者はいるのでしょうか。

古い車を買い取る業者はいる

結論として、どんな状態の車であっても買い取ってくれる業者は存在します

古い車といっても状態は様々で、まだまだ元気に走るものもあれば、だましだましなんとか動いているもの、すでに動かなくなって修理も難しいものもあります。

そういったそれぞれの状態に応じて、買い取ってくれる業者を上手に選べば、高額買い取りも夢ではありません。

反対に、業者の選定を間違えてしまうと、本来値段がついたはずの車が0円の評価になること、さらには処分のための費用を払わなければならなくなることもあります。

古い車の売却は通常の中古車以上に、その車の状態にあった適切な業者を選ぶ事が大切です。

 

古い車の買取先

古い車の買取は、状態によって得意な業者が変わります。どんな状態の車はどの業者に任せれば良いのか紹介します。

10年程度の車

新車から10年程度経過した車なら、一般の中古車買取業者に任せるのが良いでしょう。

10年経過した車は非常に古い型というイメージがありますが、近年の車の耐久性は大変向上しており、大切に乗られていた車なら、10年程度の時間経過なら全く問題無く走行できます。

ただし、走行距離に対する中古車市場の評価は厳しく、10万キロを超えている場合には査定額が大きく下がる傾向にあります。走行性能には大きな問題が無いとはいえ、想像よりも高額で売れない場合があることは頭に入れておきましょう。

10~20年落ちの車

走行距離が長く、新車から20年も経過した車は廃車買取業者に依頼することを検討してみましょう。

現在の税制度では、新車登録から13年以上経過した車は自動車税が大幅に増額されるようになり、18年経過するとさらに税額が跳ね上がります。

古い車ほど非常にお金がかかるようになり、中古車としても売れにくくなるため、中古車買取業者に買取を断られることもあるのです。

状態が良く、問題無く走れる状態の車なら、海外へ輸出するために買い取ってもらえることもあります。しかし海外向けに適さない車種の場合には、査定額をつけられない車を廃棄処分するための手数料を求められることもあるため、売却先としてはおすすめできません。

その点、廃車買取業者なら、車の状態に関わらず手数料は不要な上、買取価格をつけてくれます

廃車買取業者は、買い取った車を解体し、そのまま再利用できる部分とできない部分によりわけます。再利用できる部分は中古品の交換パーツとして活用し、できない部分はさらに鉄鋼やアルミニウムといった材質ごとに分け、金属資源として再利用します。

古すぎて動かない車

古すぎて動かず、もう修理もままならないというような状態の車なら、廃車買取業者へ売却するのが最適でしょう。

廃車買取業者は買い取った車を中古車として再販売しません。中古パーツや金属資源として再利用することを目的としているため、車が動かなくても問題無く、金属資源として査定額を算出します。

特に日本国内で産出できない非鉄金属は高値で売れるため、それらの金属の割合が高い車には、思わぬ高値がつくかもしれません。

希少価値のあるクラシックカー

希少価値の高い旧車を売りたいなら、クラシックカー専門店に相談してみましょう。

古い車の中には「クラシックカー」「ビンテージカー」と呼ばれる、人気の高い旧車があります。これらには根強い固定ファンがついており、販売終了から長い時間が経った今でも、丁寧に整備し大事に乗り続けています

クラシックカーは明確に定義されているわけではなく、古ければクラシックカーになれるというわけではありません。長年どれだけ大勢の人に愛され続けてきたかという人気が、クラシックカーに分類される大きな要因となっています。

もし自分の売りたい車が過去に人気を集めていたことがあるなら、一度クラシックカーに該当するか調べてみても良いでしょう。

ただし、クラシックカーとして評価されるためには、人気の車種というだけでなく状態の良さが必須の条件です。

部品の交換や整備をこまめに行い、大切に乗り続けられてこそクラシックカーとして評価されますので、丁寧に乗り続けるように心がけましょう。

 

古い車を高く売る方法

新車に比べれば高額の査定がつきにくい古い車とはいえ、できるだけ高く売却したいものです。そのためには、古い車を高く売るためのコツを押さえることに注意しましょう。

売りたくなったらすぐに売る

車は新車からの時間が経過するほど中古車市場での価値が下がり、10年を超えると大幅に下がるといわれています。また13年、18年経過したタイミングで自動車税の税額が上がることもあり、古くなればなるほど買い手が減っていきます。

そのため、それらの節目を迎える前に、なるべく早めに売却することで高額の査定を受けることができます。

中古車は日に日に相場が下がるといわれる変化の激しい市場のため、一日でも早く売却に踏み切ることが、高額査定を勝ち取るコツといえます。

ディーラーの下取りを有効活用する

古い車の買取なら、ディーラーの下取りを有効活用することができます。

下取りはディーラーで新車を購入する際に、それまで乗っていた車を引き取り新車の価格を割り引きするサービスです。

どんなにこまめに手入れをし、丁寧に乗っていたとしても、年式やモデルによっては中古車としての価値が無くなってしまいます。

その点ディーラーの下取りは中古車として再販売することは重視しておらず、あくまで目的は新車の販売です。新車を購入してくれる客相手の割引サービスの一環であるため、中古車買取に出すよりも高い金額分、新車の購入代金を割り引いてくれることがあります。

ときには「どんな車でも5万円で下取り」といったキャンペーンを行うこともありますので、中古車として売却が難しいなら、新車の購入タイミングで下取りしてもらうのも有効な手段です。

買取は複数社に査定を依頼する

中古車買取に出すなら、査定は複数社に依頼するのが鉄則です。

中古車買取業者は、車を安く買って高く売ることで利益を得るため、できるだけ買取は安く済ませたいのが本音です。そのため1社だけに査定を依頼するなら、なんだかんだと理由をつけて買取価格を低く抑えるようにしてくるでしょう。

競争相手となる他社がいるなら、買取の可能性を上げるために高めの査定額を出してくることが期待できます。ただし何十社も査定に出してしまうと、他社の査定中に相場が下がってしまうほど時間がかかってしまうので、3社程度に依頼するのがちょうど良いといえるでしょう。

まとめ

買取価格がつきにくいと思われる古い車でも、その車の条件にあった買取業者を選ぶことで、高額の査定を受けられます。多少動きが鈍くなった程度の旧車に限らず、動かなくなった車だったとしても価値が0になることはなく、何らかの価値を見出してくれる業者は存在します。

古い車は通常の中古車の買取以上に、その車の状態に買取価格が左右されます。車にあった適切な買取先を選び、高い買取額を勝ち取りましょう。