ガソリン車の新車販売が廃止に!?世界中で脱ガソリン車に

現在、世界中ではガソリン車やディーゼル車の廃止が検討されていることをご存じでしょうか?日本でも、現時点では2030年代半ばにガソリン車の新車販売が禁止される方向で調整がされているようです。ガソリン車の廃止は地球温暖化の一環とされており、以前から検討されていました。実際、すでにイギリスでは2035年にハイブリット自動車の販売を禁止するとしているほかに、アメリカ・カルフォルニア州や中国などでは期限を設けてガソリン車の販売を停止する方針とされているのです。

こちらの記事では、電気自動車やハイブリッド車についてガソリン車と比較しながら詳しくご紹介いたします。ぜひ参考にしてみてください。

電気自動車(EV)の特徴

エコカー

電気自動車とは、電力でモーターを動かしているクルマのことです。Electric Vehicleの略で「EV」とも呼ばれています。ガソリン車と電気自動車では、動力が違うことはもちろん構造もまったく異なります。電気自動車ではモーター、駆動用バッテリー、車載充電器、インバーターなどからの構造となっています。では、クルマを使用する上でのガソリン車と電気自動車の大きな違いとは?そこで、電気自動車の特徴についてみていきたいと思います。

環境にやさしい

電気自動車の1つ目の特徴が、環境にやさしいということです。電気自動車はガソリン車と比べて走行中のCO2や排気ガスが出ないために、大気汚染防止に効果的として地球環境問題としても注目されています。自動車の大気汚染問題・環境問題は、ガソリン車が廃止となる大きな理由のひとつでもあります。電気自動車は地球にやさしい自動車ともいえるでしょう。また、電気自動車の場合には石油以外のエネルギーを燃料としているために、石油依存や化石燃料枯渇を防ぐためにも効果的と注目されているのです。

家計にやさしい

電気自動車の2つ目の特徴が、家計にやさしいということです。電気自動車にかかる電気代は、ガソリン車にかかるガソリン代の約9分の1といわれています。それだけではなく、電気自動車購入時に申請をすれば補助金を受け取ることが出来、新車購入の場合であっても中古車購入の場合であっても、免税もしくは減税対象となりますので、家計にもかなりやさしいといえるでしょう。

振動が少なく騒音も小さい

電気自動車の3つ目の特徴が、振動が少なく騒音も小さいということです。電気自動車は、ガソリン車と違いガソリンをエンジンで燃焼・爆発させないため、走行中の振動は少なく騒音も小さいのが特徴となっています。しかし、振動が少なく騒音も小さいながらも加速がとてもスムーズで走行安定性や加速力が向上しているとして高い評価を得ています。なかにはエンジン音が良いというクルマ好きの方もいるかと思いますが、小さなお子様がいる家庭など、振動や騒音を気にするようであれば、電気自動車はおすすめといえるでしょう。

ハイブリット自動車(HV)の特徴

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ハイブリット自動車とは、2つ以上の動力源を持つ自動車のことです。Hybrid vehicleの略で「HV」とも呼ばれ、エンジンとモーターの2つの動力で走行します。しかしハイブリット自動車の場合は電気自動車とは違い、ガソリンを少なからず使用しています。ガソリン車が廃止されるということは、ガソリンと電気の両方を使用しているハイブリット自動車も廃止となることが予想されます。では、クルマを使用する上でのガソリン車とハイブリット自動車の大きな違いとは?つぎに、ハイブリット自動車の特徴についてみていきたいと思います。

燃費が良い

ハイブリット自動車の1つ目の特徴が、燃費が良いということです。ハイブリット自動車はガソリン車とは違いエンジンとモーターの組み合わせとなっているために、燃費の効率が良いといえます。それだけではなく、ハイブリット自動車の場合はガソリンを使う機会がガソリン車に比べて圧倒的に少ないために、給油の回数が極端に少なくなっています。つまり、ハイブリット自動車ではガソリン代を抑えることが出来るのです。ハイブリット自動車の車体購入価格は基本的にガソリン車よりは高い傾向にありますが、自動車の維持費である年間のガソリン代を比べるとハイブリット自動車の方がかなり抑えることが出来るでしょう。

環境にやさしい

ハイブリット自動車の2つ目の特徴が、環境にやさしいということです。ハイブリット自動車は走行スピードによってガソリンと電気を使い分けています。したがって、ハイブリット自動車はガソリン車と比べて電気モーターで走行している時間が長いために、電気モーター走行中はCO2や排気ガスを抑えることが出来ます。環境面でも大きなメリットがあるのです。自動車による大気汚染や環境問題は以前からかなり問題視されており、世界中でガソリン車の廃止が検討されている大きな理由にもなっています。

減税対象となる

ハイブリット自動車の3つ目の特徴が、減税対象となるということです。ハイブリット自動車の環境性能は国土交通省定める基準値をクリアしており、購入の際に減税対象・となります。減税適用の対象となるのは、自動車税、自動車重量税、自動車取得税のクルマ所有に必要な3つの税金となっています。減税適用の範囲は、それぞれのハイブリット自動車の車種によって異なりますが、ほとんどの場合が約50%から75%の軽減となります。また、最大で自動車重量税と自動車取得税が全額免除となるケースもあるのです。

クルマをお得に乗り換える方法

車購入

ガソリン車が廃止となると、現在ガソリン車やハイブリット自動車を所有している方はそのうちに電気自動車への乗り換えを考えないといけなくなるかもしれません。つぎに、クルマをお得に乗り換える方法についてご紹介いたします。クルマの乗り換えの可能性がある方や乗り換えを決めている方などは、ぜひ参考にしてみてください。

下取りよりも買取り

クルマをお得に乗り換える方法としておすすめしたいのが、ディーラーなどの下取りに出すよりも買取業者へ買取りに出すということです。下取り対応を行ってくれるディーラーなどは基本的にクルマを売ることを専門としており買い取ることを専門とはしていません。一方、買取業者はクルマを買い取ることをもちろん専門としています。買取業者であれば、中古車の買取相場や販売相場にも詳しく中古車販売や海外輸出など持っている販路も多いことが予想されます。つまり、下取りと買取りでは一見には同じようなことをしているようで実は大きく異なるのです。

クルマ買取業者の賢い選び方

クルマ買取業者の賢い選び方としておすすめしたいのが、1社ではなく2.3社のクルマ買取業者で、サービス内容や買取査定額を比較するということです。なぜならば、たとえ同じクルマを同じ時期に査定にだしたとしても、買取業者によって買取査定額が変わることは珍しくないからです。それは、それぞれの買取業者の強みや持っている販路の違いが理由になっているといえるでしょう。場合によっては、数万円から十数万円変わる可能性も十分にあります。したがって、クルマを少しでも高値で売却する方法として複数社での比較をおすすめいたします。