引き取り対象の車でも買取は可能?どんな場合でもまずは査定がおすすめ

車を買取りに出すとき、基本的には買取業者に車を持ち込んで査定してもらいます。しかし、査定のためになかなか時間を作れないという人も多いです。

車を持ち込む時間を確保できない場合は、引き取りしてもらう方法があります。自宅や勤務地の近くでも引き取りは可能です。

車を手放す際に、引き取りの場合でもまずは査定を申し込みましょう。査定したほうがいい理由や引き取りを依頼する前の準備、引き取りの料金をまとめました。

どんな車でもまずは査定がおすすめされている理由

車を新車に乗り換える場合や、何らかの理由で手放そうと考えている場合、買取のほかに廃車という選択肢があります。

年式が古い車や走行距離が10万キロを超えてしまっている車、もう動かなくなってしまった車など、買取に出しても値段がつかないから廃車にしてしまおうと考える人も多いです。

しかしどんな状態の車でも、まずは査定をしてもらいましょう。昔は、古い車や走行距離が多い車、不動の車は買取ってもらうことができませんでしたが、近年では廃車同然の車でも買取ってくれる業者は多く存在します。

車を買取ってくれる業者は、それぞれ独自の販売ルートを持っており、年式が古くても需要がある海外への輸出や、使える部品だけを取って使えない部分はスクラップし、リサイクル業者に売るなどの方法で利益を得ているのです。

もう乗れなくなった車を自分で廃車するには、廃車費用が必要となってきますが、買取業者の中には、廃車費用が不要という業者も存在します。

車を処分しようと思った場合、まずは複数の買取業者に査定を依頼しましょう。お金にならないと思っていた車に、意外な値段がつくこともあります。

車の買取引き取りの前に必要な準備

車の引き取りを依頼するということは、車の引取日に車が手元からなくなるということです。車を業者に引き渡す前に、いくつかの準備をしておかなければなりません。

書類の準備

車を引き取った後の手続きは基本的に業者がすべておこなってくれますが、手続きに必要な書類は準備しておかなければなりません。

一般的な手続きに必要な書類で、準備しておかなければならないものは、

  • 自動車検査証
  • 3ヶ月以内に取得した印鑑証明
  • マイナンバーの個人番号カードか通知カードのコピー
  • 免許証などの身分証明書
  • 自動車登録専用委任状
  • 解体に伴う重量税還付申請用委任状
  • 自動車登録専用譲渡証明書
  • リサイクル券A/B券
  • 実印

この9種類です。

車の所有者が、自分ではなくディーラーなどになっている場合は、事前にディーラーに連絡をして、所有権解除依頼をしておきましょう。

車内の片付け

車の引取日には、自分の車は完全に業者の手に渡ります。車に乗せている私物は、必ず降ろしておくようにしてください。

私物が車に乗ったまま車を引き渡した場合、業者側から連絡してくれることもありますが、基本的には処分されてしまいます。

業者の中には、引き取った車をそのままオークションに流したり、海外へ輸出したりすることも少なくありません。後から忘れ物に気が付いても、私物を取り戻せないこともあるので注意してください。

自分が私物を車から降ろし忘れて処分されてしまったとしても、業者にクレームを入れるのは非常識です。引取日までに、車の中を隅々までチェックしておいてください。

最低限の給油

車を引き取りに来てもらう前には、最低限の給油をしておきましょう。満タンまで給油しておく必要はありませんし、業者によってはガソリンを少なめにしておいてくださいと指示されることもあります。

ガソリンを満タンに給油していても、その分が査定額として返ってくるわけではありませんので、満タン給油は逆に損してしまいます。

買取業者が、近くの店舗まで車で移動できる分のガソリンが適切なガソリンの量です。人によってはガソリンの量で悩んでしまうかもしれませんが、目安としてガソリンメーター1メーター分程度と覚えておきましょう。

引き取りにかかる料金とは?おすすめの引き取り先

車の引き取りをしてくれる業者には、車を販売しているカーディーラーをはじめ、中古車買取専門店や廃車買取専門店が挙げられます。

車を引き取ってもらうときに引取料金が心配だという人も多いですが、しっかりと引取先を厳選すれば無料にすることも可能です。

廃車買取専門店なら無料

車の引き取りを依頼した際、車を引き取りに行く人件費やレッカー代などがかかります。もう動かなくなってしまった車の場合はレッカー移動が基本となりますが、レッカー代は距離に応じて加算され、かなり高くついてしまう費用です。

しかし廃車買取専門業者に依頼すれば、ほとんどの場合で車の引き取り代金はかかりません。無料で対応してくれます。

優良な廃車買取専門業者に依頼すると、引き取りにかかる料金だけでなく、廃車手続きもすべて代行してもらえるので非常に便利です。

海外輸出やスクラップ業者、部品取りなど、独自のルートや販売方法を確立しているので、通常では買取してもらえない車であっても、高い値段で買取ってもらえることがあります。

カーディーラーは中古車に弱い

車を購入するときに、利用している人も多いカーディーラーでも車の引き取りはおこなってくれます。基本的には、次の車への乗り換え時の下取りとしての対応となることが多いです。

もしかしたら、新車購入時からお世話になっている担当の営業マンに相談すれば、中古車買取の相談にも乗ってもらえることもあるかもしれません。

しかしカーディーラーは、あくまで新車販売が主な業務です。中古車買取は、専門分野外になります。

そのため、想像以上に安い値段で買い取られたり、値段がつかなかったりすることも多いのです。

中古車買取専門業者か廃車買取専門業者がおすすめ

車の引き取りを依頼するなら、カーディーラーよりも中古車買取専門業者や廃車買取専門業者をおすすめします。

中古車買取専門業者は、文字通り中古車買い取りを本業にしている業者なので、カーディーラーよりも高い値段で買取ってくれることが多いです。

人気車種や走行距離が少ない車、きれいな状態の新車に近い車は、とくに喜んで買取してくれます。

しかし、年式の古い車や走行距離が多い車、ディーゼル車は、中古車としての需要が少ないため、かなり安くでの買取になるか、買取を断られる場合もあるのです。

これらのほかにも、廃車扱いになる事故車や修復歴車、水没車などは、もちろん買取を拒否されるケースがほとんどです。

中古車買取専門業者に査定してもらって、希望の値段がつかなかった場合や、買取を拒否された場合は、廃車買取専門業者をおすすめします。

廃車買取専門業者なら、中古車買取専門業者で値段がつかないような車でも、高値で買い取ってもらえるチャンスがあるからです。

廃車買取専門業者は、車の引き取りも無料でおこなってくれるところが多いですし、どんなにボロボロの車であっても買取ってくれます。

万が一、買取の値段がつかない場合でも廃車手続きを代行してくれるので、自分で廃車するよりもはるかに楽です。

業者によっては、必ず0円以上の値段は付けて買取しますというところもありますので、優良な業者を比較検討してみてください。

全国どこでも車の引き取りが可能な店舗や、廃車手続きが複雑になる場合でも追加費用がかからない業者を選ぶと、スムーズに車の引き取りをしてもらうことができます。

まとめ

忙しくて自分で車を持ち込みできない場合や、自走できなくなってしまった車の査定を依頼したい場合、業者の引き取りは非常に便利なサービスです。

しかし、業者によっては引き取り費用やレッカー費用が発生して、お金がかかってしまうことも少なくありません。

引き取り無料の廃車買取専門業者に依頼すれば、費用をかけることなく引取をしてもらえます。不要な車がある場合は、まずは業者選びからスタートして、お得に車を手放しましょう。

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