解体屋よりもまずは車買取!愛車を少しでも高く売却する方法を紹介

古い車を処分する際に、解体屋に持って行こうと考える人もいるでしょう。車買取では、年式や走行距離などが重視されるため、古い車だと値がつかないかもしれません。

そのため、最初から買取はできないものだと諦めてしまう人も多いです。

この記事では、本当に古い車を処分するなら解体屋に運ぶのがいいのか、それともほかに良い方法があるのか解説していきます。

解体屋よりも車買取がおすすめ!

車を手放すなら安易に解体屋に運ぶのはあまりおすすめできません。では、なぜ解体屋がおすすめできないのか、そもそも解体屋とはどんな業者なのか見ていきましょう。

解体屋とは

故障して修理が困難な車や、古くなりすぎてもう使えなくなった車は、最終的には解体されることになります。その解体作業を行う業者が解体屋です。

ディーラーなどに廃車手続きを依頼した場合にも、解体業者のところに運ばれます。解体屋に車の解体を依頼するのは、ほとんどがディーラーのような業者です。そして、車を解体することで、部品や金属類などを取り出せるので、それらがリサイクルされるようになっています。

一般の個人でも自分で使っていた車を廃車にする際に、ディーラーなどの業者に依頼せず、自分で解体屋に車を運ぶことも可能です。費用さえ支払えばたいていの解体屋は対応してくれます。

ディーラーに廃車手続きを依頼するよりもその方が安く済むということで、自分で解体屋に廃車予定の車を運ぶ人もいるでしょう。解体屋によっては、廃車手続きまで代行してくれるところもあります。

最初から解体屋に運ぶのは損

不動車や古い車を手放す際には、大半の人がディーラーに廃車を依頼しています。

それだと費用がかかりすぎるということで、自分で解体屋に廃車予定の車を持ち込むのは、一見すると賢明な選択のように思えるかもしれません。たしかにディーラーに廃車を依頼するよりはいい選択でしょう。

しかし、最初から廃車にすると決めてしまうべきではありません。不動車や古い車は買取に出しても値がつかない可能性が高いですが、稀に買取できる場合もあります。

不動車だと厳しいかもしれませんが、10年落ちや10万キロ超えくらいなら、値がつく可能性は充分あるでしょう。そのため、解体屋に運ぶ前に一度買取業者のところに運んでみるのがおすすめです。

 

 

解体屋よりも車買取をおすすめする理由

なぜ解体屋に運ぶよりも車買取業者をあたってみた方がいいのか、その理由について解説します。

査定に出すだけなら無料でできる

値がつかないかもしれない車を車買取業者のところへ運んで査定を依頼するのは気が引けてしまう人もいるかもしれません。かえって費用がかかってしまうのではないかと思っている人もいるでしょう。

しかし、古い車を車買取の査定に出す人は多いです。値がつかなければ買取できないだけで、特に費用などを請求されることもありません。そのため、年式が古い車や走行距離が長い車などでも、まずは車買取業者に査定を依頼してみましょう。

中古車の需要は時季や在庫状況などによっても変動するため、もしかしたら買取できるかもしれません。買取をした車は国内の中古車市場で売られるだけでなく、海外へ輸出される場合もあります。

買取額が安くても値がつけば、廃車にするよりもだいぶお得です。

値がつかなければ次は廃車買取業者へ

車買取業者の査定で値がつかなくても、解体屋に運ぶのはまだ早いです。次は廃車専門の買取業者へ査定を依頼してみましょう。

車買取業者は、中古車として販売する車を買取対象にしていますが、廃車買取業者は廃車予定の車を買取対象にしています。そのため、年式が古かったり走行距離が長かったりしても、まったく問題ありません。

廃車買取業者では、解体屋と同じように買取後の車を解体して部品や金属類などをリサイクルしています。そのため、古い車はもちろんのこと、故障車や不動車などでも買取できるのです。

値がつかず断られることは通常ありません。普通車であれば1万円から3万円程度、軽自動車なら3,000円から1万円程度で買取できます。

買取を行っている解体屋も

解体屋の中には古い車の買取を行っているところもあります。廃車手続きまで代行してくれる解体屋もあるため、買取に出そうと考える人もいるでしょう。廃車買取業者に買取に出すのと同じと思う人もいるかもしれません。

しかし、廃車買取業者の方がサービスが良い場合が多いです。解体屋に売却する場合には、自分で車を持ち込むのが一般的です。

これに対して、廃車買取業者の多くは、車を引き取りに来てくれます。移動の手間が省けるのは、大きなメリットがありますね。

特に不動車や故障車、車検切れの車などを処分するのであれば、廃車買取業者に依頼した方が楽です。ただ、買取価格に関しては、解体屋の方が高い場合もあるかもしれません。

解体屋以上に車買取を成功させる方法

車買取業者に車を買取に出すのであれば、できるだけ高く売りたいでしょう。少なくとも解体屋に運ぶよりは得になるようにしたいものです。では、車買取をスムーズに進めるためにはどうすればいいのか、解説します。

車を手放すかどうかの決断は早めに

車を手放す際に、なかなか決断できない人が多いです。車を手放す理由はさまざまですが、これまで愛車として長く乗っていた車なら、名残惜しいと感じるでしょう。買取に出すと決断するまで時間がかかり、何ヶ月も経ってしまうこともあります。

一方で、車の価値は常に変動しています。ほとんどの場合、時間が経過すればするほど価値が下がると思っていいでしょう。使っていない車であれば、放置されることで状態が悪くなることも多いためです。

また、自動車税は1年分、自動車重量税は次の車検までの分をまとめて支払っていることと思います。車買取では、未経過分の税金に関しては買取価格に反映されるのが一般的です。

廃車にする場合には、未経過分の税金が還付される仕組みになっています。自賠責保険料に関しても同様です。

そのため、中古車として車買取に出す場合も、廃車買取に出す場合も、遅くなればなるほど損をすることになります。特に4月1日をまたいでしまうと、その年の分の自動車税が課税されてしまうため注意が必要です。

あとで還付されるものの、いったんは納税しなければならなくなります。車買取を成功させたいのであれば、決断は早めにしておくのが望ましいです。

複数の業者に見積もりを取る

車の買取価格の相場は車種や年式によって、だいたい決まっています。相場を調べてその金額と同じくらいなら、安心してすぐに売却を決めてしまう人もいるでしょう。

多少納得がいかない金額でも、1社のみに見積もりを取ってすぐに売却を決めてしまう人も多いです。

しかし、買取業者によって相場よりも高く買い取ってくれるところもあります。損をしないためにも、なるべく複数の業者に見積もりを取るのがおすすめです。

また、査定額に納得がいかない場合にも、複数の業者に見積もりを取ってみるのが望ましいです。見積もりを取る段階ではまだ成約にいたっていないため、断っても違約金などがかかることはありません。そのため、あきらめずにいろいろな買取業者に見積もりを取ってみましょう。

まとめ

不要になった車を手放す際に、古ければ廃車にすることになります。

解体屋に自分で持ち込んで、解体してもらってから廃車手続きをすると、ディーラーに廃車手続きを依頼するよりも費用は安いです。しかし、最初から廃車にすると決めるよりも、まずは中古車として買取できないかどうか検討してみましょう。

古くても、複数の業者をあたってみれば、もしかしたら買取できるかもしれません。

また、中古車としての買取が難しく廃車買取を利用する際や、業者選びで迷った際には、ぜひこちらを参考にしてみてください。