車を買取に出したら値段がつかない!廃車にするしかない?

車を手放すときや買い替え換えるときには、中古車買取業者に買取に出したいでしょうすのが一般的なのではないでしょうか。買取に出せば、それで得たお金を次の車の購入資金に充てられます。しかし、いざ車を買取に出してみると、店側から値段がつかない旨を伝えられることも少なくありません。

まだ十分に乗れる車だと、なぜ値段がつかないのか納得がいかない人もいるでしょう。ここでは車買取で値段がつかない場合について解説していきます。

車買取で値段がつかないのはどんなとき?

 

現在乗っている車に特に大きな不具合がないのに値段がつかなかったら、その理由を知りたいでしょう。車買取では、問題なく走行できる車でも値段がつかないケースは多いです。では、どのような場合に値段がつかないのか見ていきましょう。

古い車は値段がつきにくい

車買取業者が買い取った車のほとんどは、中古車として販売されます。そのため、車買取における査定額は、中古車市場の動向により決まる面が大きいです。中古車市場において、需要が多い車ほど高価買取が期待できます。逆に中古車市場で人気がない車は、査定額が低くなりがちです。中古車市場で人気がなくてあまり売れない車は、買取に出しても値段がつかないこともよくあります。

中古車市場における人気不人気は車種や色などによる面もありますが、古いか新しいかという点も大きいです。古い車は不具合が出やすいため、なかなか売れません。

そして、古いか新しいかを考える上で、目安になるのが年式と走行距離です。

車検満了のときに買い替えを検討する人が多いため、新車登録から3年や5年、7年、9年あたりの車が中古車市場に多く出回ります。しかし、新車登録から10年以上経過していると、古すぎると判断されて値段がつかないことが多いです。

走行距離に関しては、10万キロがひとつの大きな目安になります。10万キロに達していなければ、買取できることも多いです。しかし、10万キロを超えた車はそれだけで買取が難しくなります。

古くなくても値段がつかないのはどんな車

年式や走行距離がそれほど古くなくてもメンテナンスが行き届いていないと、値段がつかないことがあります。新車登録からの年数が数年程度で走行距離が短くても、適切にメンテナンスをしていないと、故障しやすくなるためです。

外見からはなかなか分かりませんが、プロの整備士が車の状態を見ると、普段どんな使い方をしているのか分かります。例えば、エンジンオイルをあまり交換せず古いまま使い続けているような場合だと、エンジンが傷みやすくなるでしょう。そうなると、車の価値は下がってしまいます。

ほとんど乗らずに長期間放置しておいた車なども、値がつかないことが多いです。

また、事故車や故障車なども、価値が大幅に下がります。高年式で人気車種でもない限りは、買取は難しいでしょう。キズや凹みなどは減額の対象になります。減額が多くなることで、査定額がゼロになり値がつかなくなることもあるでしょう。

 

まだ十分乗れるのに値段がつかない理由

 

買取に出して値がつかない車でも、問題なく乗れる車は多いです。多少古かったり不具合があったりしても、まだ乗れる車を買い取ってもらえないことに対して不満に思う人もいるかもしれません。ではなぜ十分に乗れるのに買取できないのかその理由について見ていきましょう。

中古車として販売しても買い手がつかない

中古車を購入する人の多くは、年式や走行距離、修復歴の有無などをチェックした上で、購入を決めています。低定年式の車や走行距離が長い車は、それだけで候補から外してしまう人も多いです。修復歴のある車は、古い車以上に避けられます。人気車種でも買い手がつかないかもしれません。

中古車買取業者にとっては、買い手がつかない可能性が高い車を買い取るのは大きなリスクです。

整備費用がかさんで利益が出ない

中古車買取業者に買取に出した車の多くは、そのままの状態で販売されるわけではありません。きちんと整備を行って商品として販売できる状態にしてから、中古車販売店などで販売されます。現在のところ問題なく走行できても部品が摩耗していることもあり、部品交換が必要なケースも多いです。そのため、業者にとっては買取代金以外にもコストがかかります。

一方で、古い車は人気がなく、売れるようにするためには販売価格を安く設定しなければなりません。そのため、古い車を買い取っても業者側にとっては利益が見込めないのです。

販売価格を安く設定しても売れ残ってしまう可能性もあるでしょう。があり、中古車販売店では、商品を置いておけるスペースもは限られています。売れ残っている間もメンテナンスなどでコストがかさむため、在庫を抱えるのは極力避けたいのが本音でしょう。

中古車としての買取が無理なら廃車買取

 

車を買取に出そうとして値がつかなかったら、通常は廃車を検討することになります。大半の人は、お金を使って廃車手続きを行うでしょう。しかし、廃車買取なら車を廃車にするのにお金を使わずに済みます。

廃車買取とは

廃車買取というのは、廃車予定の車を買い取っている業者のことです。中古車買取とは異なり、廃車にする車だということを承知の上で買取をしています。そのため、中古車買取に出して値がつかなかった車でも、廃車買取なら買い取ってもらえるのです。

もちろんボディにキズや凹みなどがあってもまったく問題ありません。新車登録から10年以上経過している車や、走行距離が10万キロを超えている車でも値段がつきます。事故車や故障車、不動車などでも買取対象です。

また、廃車買取業者の多くは買取に伴うサービスも充実しています。廃車予定ということで、廃車の手続きが必要になりますが、大半の廃車買取業者は手続きを代行してくれるのが大きなメリットです。そのため、手間もほとんどかかりません。

車両も自分で持ち込む必要はなく、多くの場合は廃車買取業者が引き取りに来てくれます。レッカー車の手配も無料で行ってくれるため、不動車や故障車を買取に出したいときにも困ることはありません。

なぜ廃車予定の車を買い取ってもらえるのか

廃車買取を利用するにあたって、なぜ廃車予定の車が売れるのか気になる人も多いでしょう。その理由が分からないことには安心して利用できないと思う人もいるかもしれません。

廃車買取業者が買い取った車は、解体されてパーツが再利用されます。

事故車や故障車などでも、パーツ単位で見れば、再利用できるものも多いです。再利用できないパーツも金属資源として有効に利用されます。車はボディをはじめとして、部品の多くは金属でできているため、再利用できる部分が多いのです。ゴミになってしまうところはほとんどありません。

低年式の車や走行距離が長い車で、大きな故障などがなければ、海外に輸出されるケースが多いです。

日本車は世界的にも評価が高く、長持ちするようにできています。日本国内では車検制度が厳しいため、10年程度で廃車にするケースが多いですが、海外ならまだ十分使えることも多いです。

特に発展途上国では、古くなった日本車がかなり多く使われています。日本では走行距離が10万キロといえばでかなり長いイメージですが、海外なら20万キロや30万キロ走っている車も珍しくありません。

そのような事情から、古くても十分乗れるような車は、高価買取も期待できるでしょう。

まとめ

年式が古い車や走行距離が長い車は、中古車買取に出しても、値がつかないことが多いです。事故車や故障車なども中古車として買取に出すのは難しいでしょう。そのため、たいていの人は廃車を検討することになります。

その際には、お金を使って廃車手続きをするのではなく、廃車買取を利用しましょう。廃車買取ならお金を使わずに廃車にできて、手間もほとんどかかりません。そして、業者選びで迷ったら、こちらのランキングページを参考にしてみてください。

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