車買取の手順を知って乗り換えをスムーズに!買い替えのポイントは?

新しい車の買い替えをきっかけに、車の買取を依頼する人は多いです。古い車を売却して新しい車に乗るので「乗り換え」といわれています。

車の乗り換えを検討したときに、車買取の流れを知っておくと、スムーズに対応可能です。ここでは、車買取の基本的な流れやお得に車を乗り換える方法についてご紹介します。

乗り換え前に知っておきたい車買取の流れ

車の買取は買取業者選びや書類の準備など、慣れない作業が数多くあり、思っている以上に大変な作業です。

車の乗り換えを検討したら、まずは車買取に関する一連の流れを知っておきましょう。ここでは4つのステップに分けて、車買取の基本的な流れをご紹介します。この流れを把握しておくだけで、スムーズに車の乗り換えが可能です。

1.車を買い取りしてもらえるかチェック

車の買取は、どんな車でも買取ってもらえるわけではありません。買取業者によっては、廃車同然の車でも買取ってもらうことは可能ですが、それ以前にチェックしなければならない項目があります。

まずひとつ目に、自動車税をちゃんと払っているかどうかです。自動車税を滞納している場合は、車の名義変更ができません。そのため、買取業者は車の買取ができないのです。

ふたつ目は、自動車税納税証明書が準備できているかです。これも重要なポイントになります。自動車税納税証明書は、自動車税をちゃんと納付していますよという証明になるものなので、車買取時に必要な書類のひとつです。

万が一、自動車税を納めているのにもかかわらず、自動車税納税証明書を紛失などの理由で手元にないときは、自動車税管理事務所か運輸支局、地域の税事務所で再発行してもらいましょう。

最後は、自動車ローンを組んで車を購入していた場合、ローンの返済がすべて終わっているかという点です。ローンが残っている状態では、車の所有権がディーラーやローン会社にあります。

すべて残債を払い切るか、所有権の解除と呼ばれる手続きを行わないと、買取業者は車を買い取れないのです。

2.車の買い取り相場をチェック

中古車の買取価格は、日々変化しています。買取を希望した時点での大まかな相場を知っておくことで、損せずに車を買取に出せるでしょう。

車買取業者の中には悪質な業者も多く、相場とは大きくかけ離れた買取価格を提示してくる可能性もあります。

そんなときに、大まかな車の価値を知っていれば、買取業者を選び直せますし、騙されたとあとで後悔することも防げるのです。

3.買取査定依頼

車の買取をしてくれる場所は、たくさんあります。業者によってサービス内容はもちろん、買取価格も違いますので、慎重に選ばなければなりません。

先ほどもご紹介したように、買取業者の中には悪質な業者もいるのが事実です。安い値段で愛車を買い叩かれないようにするのはもちろん、売却後のトラブルを避けるためにも、買取業者選びは慎重に行いましょう。

このような理由から、実際に車の買取査定を依頼する場合は、はじめから1社だけに絞らず、複数社に買取査定依頼をするのがポイントです。

相見積もりをすることで、どこの買取業者が一番高く買取ってくれるのかが明確になります。

しかし、1社ずつ買取査定依頼の連絡をするのは面倒ですし、すべての業者から査定結果が出るまで時間もかかってしまうでしょう。

(そこで、便利な方法が一括車買取査定を活用するというものです。一括車買取査定を利用すれば、必要項目を入力するだけで複数社に買取査定依頼を出せます。)

↑一括査定の話をしない

4.書類を準備して手続き

車を買い取ってもらう業者が決まったら、売却のために必要な書類の準備をしましょう。買取手続きのほとんどは、買取業者側がスムーズに進行してくれますが、いくつかの書類は自分で用意しなければなりません。

必要な書類は、以下の7種類です。

1.自動車検査証

2.自賠責保険証

3.自動車税納税証明書

4.印鑑証明書

5.実印

6.リサイクル券

7.振込口座

業者によっては、追加となるものもあるので、念のため業者に確認しておきましょう。

 

乗り換えは下取りよりも車買取がおすすめ

車を売却する方法には、下取りと買取の2種類があります。どちらも似たようなものと思っている人も多いですが、それぞれ性質が異なるのです。

双方の違いや買取をおすすめする理由について解説します。

下取りと買取の違い

基本的に下取りは、ディーラーと取引する方法を指します。車を手放すと同時に、新しい車を購入するという方法です。ディーラーだけでなく、中古車販売をしている店舗でも、下取りの方法が用いられることもあります。

下取り金額は、そのまま新しい車の購入へ充てられるので、手元にお金が入ることはありません。

下取りに対し買取は、新しく車を購入するか否かにかかわらず、車を売却できる方法です。車を査定してもらい、買取業者が買取ったあと、査定された額が自分の口座に振り込まれます。

車買取のメリットとデメリット

車を下取りではなく買取に出す一番のメリットは、下取りよりも高い金額で査定してもらえる可能性が高いことです。

中古車買取を専門にしている業者は、さまざまな販路を持っているため、年式が古く下取りでは値段がつかないような車でも、ある程度の値段で買取ってくれます。

また、廃車同然の車でも、部品取りして販売できるので買取してくれますし、人気車種であれば高額買取も狙えるのです。

デメリットは、相場が変動しやすいことが挙げられます。たとえば、先月までは買取価格相場が15万円だった車でも、モデルチェンジや中古車ニーズが低下すると、一気に価格が下落して10万円以下になってしまうケースもあり得るのです。

車買取でお得に乗り換える方法

下取りと中古車買取では、買取がおすすめとわかったところで、さらにお得に車の買取をしてもらえる方法をご紹介します。

査定額が上がりやすい時期に買取してもらう

決算月やボーナス時期は、国内で車を購入する人がとても多い時期です。車の購入需要が増える時期に向けて、車買取業者は中古車の在庫を少しでも多く確保したいと考えています。

具体的な時期を示すと、1月から3月の3ヶ月間と9月と10月の2ヶ月間です。この期間は、少し買取価格をアップしてでも車を買い取りたいと、意気込んでいる業者が多いので買取に出す時期としてはベストといえるでしょう。

できるだけ早く買取してもらう

先ほど、車を売るタイミングは決算月やボーナス時期が好ましいとご紹介しましたが、中古車の価値は変動しやすいため、1日でも早く買取に出したほうが得な場合も多いです。

たとえば、5月に車を売却したいと思い立ったけれど、9月が決算月で高く売れそうだから待とうという場合は、5月中に買取りに出したほうが査定額は高くなります。

車の査定ポイントのひとつに走行距離がありますが、走行距離が少なければ少ないほど需要が高く、買取価格も高くなるのです。

また、モデルチェンジ後には一気に車の価値が下がってしまいますので、モデルチェンジ前に一刻も早く買取に出すのが賢明といえます。

これらのことから、高額買取されやすい時期はあるものの、年式や走行距離の問題から、買取を検討しだしたら1日でも早く買取査定をしてもらうのがベストだといえるでしょう。

それが1月から3月、9月と10月に重なればより高い値段で買い取ってもらうことも可能です。

まとめ

車の乗り換え前に、車をできるだけ高く買取ってもらい、そのお金の次の車の購入に充てたいと考える人は多いでしょう。

車を手放すときは、下取りではなく買取してもらうこと、また業者選びを慎重に行うこと、できるだけ早めに査定依頼することがお得に車を手放すポイントです。