車買取の目安金額とは?相場を押さえて賢く査定!

車買取の査定金額の目安になる条件

最初に、車買取で査定額を決める目安となる基準を解説していきます。

買取価格は車の各部を細かく確認して、査定士が総合的に判断して決まります。なかには査定前の一工夫で高評価を狙える部分もあるため、査定の基準をしっかりチェックしておきましょう。

年式

車の年式は市場の人気を左右するため、買取価格を決める重要なポイントです。車の年式とは、車が製造された年や、輸入車であれば日本国内で登録した年のことをいいます。年式は車検証に「初年度登録年月」として記載されているため、査定に出す前に確認しておくといいでしょう。

一般的に、査定時の評価が高いのは年式が新しい車です。新車で購入して2年以内は値段落ちが大きいものの、3年目になると初回車検で売却するユーザーが増えるため、買取価格が変動する傾向があります。

また年式だけでなく、現行モデルであるかも重要な判断基準です。現行モデルは人気があって高値で取引されますが、新モデルが発表されてしまうと年式が比較的新しくても買取価格が下がるため、あわせて確認をしておくことをおすすめします。

ただし年式が古いからといって、必ずしも評価が下がるというわけではありません。年式が古くても、市場に出回っている台数が少なく、人気が衰えない希少性の高い車の場合は高値がつく可能性があります。

走行距離

走行距離は車の寿命の目安になるため、査定の際に重要視されるものの一つです。ここでいう走行距離とは、車が完成してから現在までの総走行距離です。車の走行距離はインパネ部分のオドメーターに表示されるため、これも確認しておきましょう。

一般的に総走行距離の数値が大きいほど、車の劣化が進んでいるとみなされて、買取価格の評価が下がります。とはいえ、年式が古いのに極端に走行距離が少ない車は故障車や不動車であることが疑われるので、これも評価を下げる要因です。走行距離は、車の年式とバランスを評価されると考えるといいでしょう。

使い方による差があるものの、一般的な車の年間走行距離は普通車で約10,000kmといわれていて、これに年式を掛けて得られる平均的な走行距離が買取価格を判断する基準となります。この基準よりも自分の車の走行距離が大きければマイナス評価されますが、少なければプラス評価が期待できますよ。

エンジン

エンジンの状態の良し悪しも、車の買取価格を左右する要因です。エンジンは車の心臓部ですから、故障や修復歴の有無、不正な改造をしていないかなど、プロの目による厳しいチェックが入ります。

エンジンを回すと異音がする、オイルが汚れていたり、プラグの状態が悪かったりするのはマイナス評価です。逆にエンジンをオーバーホールしている場合や、載せ替えを行ったケースではプラスに評価されるため、査定時に積極的に申告することをおすすめします。

年式が古くなり、走行距離が増えるほどにエンジンの状態は悪化しますが、日頃のメンテナンスをしっかりしていれば、エンジンは良い状態でキープできます。オイルを交換するだけでも良い印象を与えられるため、査定する前にできる範囲で車のメンテナンスをしておくといいでしょう。

外装

車の外装や見た目も、買取価格に大きな影響を与える原因です。特に重要視されるのが、ボディの傷や凹みでしょう。ボディやランプ類、アンテナなどに破損がある場合は、改めて修理しないと売れないため、そのぶん買取価格が下がってしまいます。

外装の汚れも、マイナス評価の対象です。査定に出す前はしっかり洗車して、少しでもプラス評価を目指すことをおすすめします。

車のボディカラーも、買取価格に影響を与えます。なぜなら、車の人気や需要はボディカラーによって大きく変わってくるからです。一般的に買取価格でプラス評価を受けやすいのは、ホワイトやブラック、シルバーなど、年代や性別を問わず乗れる、無難なボディーカラーです。

車で決まっているイメージカラーも人気があってプラスに働きますが、ピンクや紫などの個性的な色は需要が少ないため、あまり良い価格がつきません。将来的に買取に出すなら、ボディカラーも意識して車選びをするといいですね。

内装

乗る人のアメニティを大きく左右するため、車の内装の状態も買取価格を決める目安の一つとされています。シートのシミや焦げ跡、フロアマットの汚れなどは、再販する前に交換が必要になるケースもあるため、そのぶん買取価格が下がりがちです。

ペットやタバコの臭いが染み付いた車も買い手から嫌われるため、良い評価は受けられません。内装の状態は日頃の使い方にもよるため、車は普段からきれいに使い、査定前にしっかり清掃をしておくといいでしょう。

オプションや改造の有無

オプションの取り付けや車の改造をしていないかも、買取査定で厳しくチェックされる対象です。車検に対応していない違法なパーツの取り付けや不正な改造をしていると、買取価格が下がるだけでなく、買取拒否される可能性があります。

とはいえ、改造が全く不利というわけではありません。カーナビやオーディオ類は純正パーツのものであれば、買取査定でプラス評価される傾向があります。オプションの取り付けを検討するなら、社外品よりも、買取査定に有利な純正品を使うといいでしょう。

社外品でも最新モデルのカーナビは好意的に見られますし、車検に対応したマフラーや、スポーティーな車に似合う人気のエアロパーツなどもプラス評価になるかもしれません。自分で取り付けたパーツ類は取り外さず、そのままの状態で一度査定に出してみることをおすすめします。

 

車買取の目安を知るためにも相場をチェック

少しでも愛車を高く売却する秘訣の一つは、査定の基準を理解するとともに、車の買取価格の目安となる相場を知っておくことです。相場は中古車情報誌をチェックするほか、ネットの情報サイトでも簡単に調べることができます。査定に出す前に車の相場を知って、自分の買取の希望金額を明確にしましょう。

車の買取で注意すべきは、相場よりも低い価格で妥協してしまうことです。素人とタカをくくって低い価格を提示してくる業者もいますが、事前に相場を知っておけば、業者から安く買いたたかれるのを防ぐことが可能です。

自分から希望金額を伝えれば、業者の見る目も変わります。値段交渉もしやすくなって、自分の希望金額に近づけることができるでしょう。

車買取の目安を理解してから一括査定を

車の買取で高額査定を狙うなら、車の買取目安を知ってから、一括査定を受けるといいでしょう。車の買取評価の基準は決まっていても、買取価格の決め方は業者や査定士によってそれぞれ違います。

複数の買取業者から見積もりを求めて比較すれば、どの業者が一番良い価格をつけてくれるのが一目瞭然です。値段交渉が苦手な人でも、スムーズに有利な条件の買取業者を選べるため安心ですよ。

また査定の際には、他の業者にも声をかけていることを積極的にアピールしましょう。買取業者が競って高い買取価格を提示するため、相場以上が狙えるかもしれません。

大事な車を買い取ってもらう際には、適正価格で、少しでも高く売却するのが理想です。買取金額の目安を知ってからの一括査定で、より有利な条件を引き出しましょう。

まとめ

車の買取価格の目安を知ることは、満足がいく価格で売却するために必要です。査定の基準もチェックして、高く売る準備を整えてください。

その後は複数の業者から見積もりをとり、査定額アップを目指すといいでしょう。