近年、軽自動車の普及率が増加傾向にあり、現在の軽自動車の普及率は約50%と言われています。軽自動車の普及率の増加には、軽自動車の進化が大きく影響しているのではないでしょうか。軽自動車にはボディサイズが全長3,400mm×全幅1,480mm×全高2,000mm以下、定員4名以下、排気量660cc以下という条件が定められていながらも、その条件内での進化は目まぐるしく、装備はもちろん安全性がとても充実しています。
こちらの記事では、普通自動車から軽自動車へと乗り換えるメリットとデメリットについてのほか、車をお得に手放す方法についてもご紹介いたします。車の乗り換えをご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
普通自動車から軽自動車へと乗り換える4つのメリット
軽自動車の普及率が増加傾向にある理由として、普通自動車から軽自動車へと乗り換える方が増えているということが大きく影響しているようです。では、普通自動車から軽自動車へと乗り換えるメリットとは?普通自動車から軽自動車に乗り換える4つのメリットについて詳しくご説明いたします。
1、年間の維持費を抑えることが出来る
普通自動車から軽自動車へと乗り換えるメリットとして1つ目にあげられるのが、年間の維持費を抑えることが出来るということです。これは、普通自動車から軽自動車へと乗り換える最大のメリットともいえるのではないでしょうか。車を所有していると年間の維持費がそれなりにかかってきてしまいます。必ずかかるものだからこそ、維持費が気になりますよね。車を所有しているとかかる維持費としては、自動車税、車検費用、任意保険、高速料金、駐車料金などがあげられます。これらはすべて普通自動車と軽自動車では、金額が大きく異なるのです。普通自動車を所有するのにかかる維持費と軽自動車を所有するのにかかる維持費を年間で計算すると、数万円~十万円以上異なるケースも十分に考えられるのです。
2、使い勝手が良い
普通自動車から軽自動車へと乗り換えるメリットとして2つ目にあげられるのが、使い勝手が良いということです。ボディサイズが小さめでコンパクトな軽自動車は、場所を取らず小回りも利くので細い道などであっても運転がしやすいとして高い評価を得ています。
3、燃費が良い
普通自動車から軽自動車へと乗り換えるメリットとして3つ目にあげられるのが、軽自動車の方が比較的燃費が良いということです。普通自動車に比べて軽自動車の方が重量が軽い分、少ないガソリンでも走れる距離は約倍ほどとなっています。ただし、走り方や渋滞などの交通状況によって燃費が大きく左右される点は普通自動車と同じになります。
4、購入手続きが普通自動車に比べてスムーズ
普通自動車から軽自動車へと乗り換えるメリットとして4つ目にあげられるのが、購入する際の手続きが普通自動車に比べて軽自動車の方が比較的スムーズだということです。車を購入する際の手続きとして、普通自動車であれば車庫証明や印鑑証明などが必要となります。しかし軽自動車の場合には、ほとんどの地域で車庫証明が不要となっており、印鑑証明も必要ありません。
普通自動車から軽自動車へと乗り換える3つのデメリット
普通自動車から軽自動車へと乗り換えるにあたって、メリットがたくさん存在する分やはり、デメリットも多少なりともあります。では、デメリットとは?普通自動車から軽自動車へと乗り換える3つのデメリットについて詳しくご説明いたします。
1、大人数乗りには向いていない
普通自動車から軽自動車へと乗り換えるデメリットとして1つ目にあげられるのが、大人数乗りには向いていないということです。軽自動車の最大乗員人数は大人4人と決められています。したがって、大人数でのおでかけなどには向いていない場合があるのです。
2、コンパクトサイズゆえに車内が狭い
普通自動車から軽自動車へと乗り換えるデメリットとして2つ目にあげられるのが、コンパクトサイズゆえに車内が狭いということです。軽自動車はコンパクトサイズであることが大きな特徴にもなっています。ですので、やはり普通自動車と比べると、軽自動車の車内空間は狭く乗員人数によっては窮屈に感じてしまう場合もあるのではないでしょうか。
3、普通自動車に比べてパワーが弱い
普通自動車から軽自動車へと乗り換えるデメリットとして3つ目にあげられるのが、普通自動車に比べてパワーが弱いということです。軽自動車の排気量は最大660ccとなっており出力においても最大64psのため、軽自動車と普通自動車を比べた場合に、どうしても普通自動車よりも軽自動車の方がエンジンパワーが弱くなっています。上り坂でのアクセル加速時や前の車を追い越す際の加速するまでの時間など、軽自動車の方が少なからず怠ってしまうのです。
軽自動車でおすすめの車種とは
軽自動車には豊富なラインナップが用意されており、大きく分けて5種類のタイプがあります。「セダン」、「ハイトワゴン」、「スーパーハイトワゴン」、「SUV」、「ワンボックス」の5種類です。ではその中でとくに人気の高い車種とは?軽自動車で人気が高くおすすめの車種についてご紹介したいと思います。
スズキ「ジムニー」
スズキのジムニーは初代登場の1970年から、力強い走りと圧倒的な悪路走破性で根強い人気を維持し続けている軽自動車です。日本だけではなく世界中からの人気が高いスズキのジムニーは、中古車ランキングでも常に上位にいる車種となっています。悪路走破性と頑丈なボディ構造でオフロード、オンロード問わず走行性の高いジムニーは、自分好みにカスタムしやすいことも大きな特徴となっています。
ホンダ「N-BOX」
ホンダのN-BOXは、プラットフォームやエンジンが新開発されているだけではなく、ホンダの自社安全運転支援システムである「Honda SENSING(ホンダセンシング)」が採用されていることが大きな特徴となっています。助手席にスーパースライドシートが備えられた仕様では、ゆったりした室内空間や乗り降りが楽に出来ることなどが高い評価を受けているようです。
ダイハツ「タント」
ダイハツのタントは、現在軽自動車の主流にもなっている「軽スーパーハイトワゴン」タイプの車です。前後のドアにピラーを内蔵することによって生まれた大開口のドアである「ミラクルオープンドア」が大きな魅力となっているダイハツのタントは、とくにファミリー層に人気の高い軽自動車となっています。
車をお得に手放す方法
車の乗り換えを行うとなると、それまで乗っていた車を手放すことになりますよね。車を手放す方法としてはディーラーなどでの下取りのほか、買取店への売却、廃車などの方法があげられます。では、車を賢く手放す方法とは?そこで、車をお得に手放す方法について詳しくご紹介いたします。
車買取業者の利用
車をお得に手放す方法としておすすめしたいのが、車買取業者への売却です。車買取業者とは、車の買取を専門としている業者です。ここが車の販売をメインとしているディーラーとは大きく異なる点になります。車の買取を専門としている車買取業者だからこそその時々のそれぞれの車種の買取相場に詳しく、持っている販路も多いことが予想されます。ディーラーの下取りではあまり価格が付かなかった場合でも、車買取業者であったら買取価格が十分に期待できるケースも多いでしょう。以上のことから、車の手放しや乗り換えをご検討中の方には、車買取業者への売却をおすすめいたします。
手放す車に合った車買取業者を選ぶ
車をお得に手放す方法として車買取業者の利用をおすすめしましたが、現在車買取業者は全国に何社もあります。そのなかで、手放す車に合った車買取業者を選ぶことが大切です。車買取業者といっても、中古車買取業者や事故車買取業者などさまざまです。また、業者によって軽自動車に特化している業者や輸入車に特化している業者など強みもさまざまです。そのようなことから、たとえ同じ車であっても依頼する業者によって買取査定額が変わってくることも珍しくないのです。だからこそ、手放す車に合った車買取業者を選ぶことをおすすめいたします。また、方法としては複数社に査定依頼をして相見積もりを取るのも良いでしょう。
まとめ
今回は、普通自動車から軽自動車へと乗り換えるメリットとデメリットのほかに、車をお得に手放す方法についてご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか?車を手放すことや新しい車へ乗り換えることは大きな決断です。だからこそ、ご自身が納得できる形を選んでください。