廃車の費用が丸わかり!損せず処分する方法はコレだ

車の処分を考えたとき、真っ先に頭によぎるのは廃車費用のこと。一体いくらくらいかかるのだろう?車の状態によって費用は変わるの?など、廃車にかかる費用についてご紹介します。

廃車する前に知っておくことで得する方法や、廃車でお金がもらえる方法もご紹介しますので、車の処分を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

 

廃車をする時に、できるだけ費用をかけたくないんだけど、損せずに処分する方法を教えて!
廃車をお得に処分するなら廃車買取の専門業者に依頼するのが良いよ。

 

廃車の費用、いくらかかる? 

個人で車を処分するには、運輸支局での廃車手続きが必要です。手続き自体は比較的簡単にできますが、廃車費用がかかります。廃車手続きには、「永久抹消登録」と「一時抹消登録」という2つの種類が存在しており、どちらの手続きをおこなうかで費用が変わってきます。ここでは、2種類の廃車手続きを解説した後、それぞれの廃車にかかる費用相場と内訳をご紹介します。

永久抹消登録と一時抹消登録の違い

永久抹消登録とは、すでに解体された車や自然災害などの影響で動かなくなってしまった車に対して行う廃車手続きです。車を販売しているディーラーや業者に依頼する方法と自分で行う方法がありますが、業者を通さずに個人で手続きする場合は提出しなければならない書類が増えます。

一時抹消登録とは、永久抹消登録とは違い、車の解体条件がない廃車手続きの方法で、一時的に車の使用を中断するという目的がある廃車方法です。永久抹消登録の場合と同様、車を販売しているディーラーや業者に依頼する方法と自分で行う方法がありますが、業者を通さずに個人で手続きすると提出しなければならない書類が増えます。

廃車にかかる費用の相場

  • 永久抹消登録の費用相場は10,000〜80,000円
  • 一時抹消登録の費用相場は、10,350〜50,350円

このように廃車にかかる費用は、依頼するディーラーや業者によって大きく異なります。廃車する車種や部品によっても費用は異なりますので、できるだけ安く済ましたい場合は複数の業者に相見積もりを取って比較することが重要です。

<費用の内訳>

  • 解体費用→10,000〜20,000円
  • レッカー費用→5,000〜10,000円
  • リサイクル料金→8,000〜20,000円

解体費用は、一時抹消登録を行う場合は必要ありませんが、永久抹消登録を行う場合に必要になる費用です。それに加え、車が動かない場合は廃車する工場までのレッカー費用が必要になってきます。レッカー費用は、移動する距離によって前後するので、一概にいくら費用がかかるかは断言できません。

平成17年以降に新車登録された車を廃車する場合、リサイクル料金は発生しませんが、それ以前に新車登録された車にはリサイクル料金が加算されます。

車種によってリサイクル料金は異なり、普通車の場合は10,000〜20,000円、軽自動車の場合は7,000〜16,000円が相場です。

 

 

還付金で廃車費用を相殺できる?

廃車手続き後に、納付した税金や保険料が返ってくる「還付金」という制度があります。還付金で廃車にかかる費用を相殺することも可能ですが、そうするためには廃車する車の車種や税金の残っている期間を知り、いつ廃車手続きをすれば得なのかを考える必要があります。

還付金を上手く活用して、できるだけ負担なく廃車するポイントを解説していきますので、しっかりと理解していきましょう。

戻ってくる可能性がある還付金

車を廃車することで戻ってくる可能性がある還付金は、

  • 自動車税
  • 自動車重量税
  • 保険料

の3種類あります。

<自動車税の還付>

自動車税は普通自動車を所有している場合、4月〜翌年3月までの年度分を、毎年5月に届く納付書で支払う税金のことです。4月1日時点で車を所有していると、自動車税を支払う対象になります。

この自動車税は、廃車手続きをすると抹消登録した翌月から3月までの月割計算で還付される仕組みです。具体的な例を示すと、7月に廃車した場合は、翌月8月から3月までの8ヶ月分の自動車税が還付されます。

自動車税の還付金額の計算式は、

■自動車税÷12×(抹消登録翌月から3月までの月数)

となります。

注意しなければいけないのは、還付されるのはあくまでも普通自動車に対してかかる「自動車税」であり、「軽自動車税」では現在還付されません。

<自動車重量税の還付>

自動車重量税は新車購入時や車検を受けたときに、車検の有効期限分をまとめて払う税金のことで、車の重さごとに税金額が異なります。軽自動車は重さに関わらず税額は一定ですが、普通自動車の場合は、0.5トンごとに課税されていく仕組みです。

自動車重量税の還付条件は、普通自動車なら永久抹消登録、軽自動車なら解体返納をした時点で、1ヶ月以上の車検有効期限が残っている場合のみ適応されます。

自動車税の還付のときとは違い軽自動車にも適応される還付金ですが、廃車手続きをするときに同時に手続きをしないと還付金は受けられません。後で手続きできないものですので、忘れずに手続きしておきましょう。

自動車重量税の還付金の計算式は、

■自動車重量税÷24×(車検有効期限)

■自動車重量税÷36×(車検有効期限)

となります。車検の有効期限は24ヶ月と36ヶ月があるので、自分の所有している車の車検の有効期限に合わせて計算してください。

<保険料の還付>

別の車に乗り換えを検討していない場合、自賠責保険を解約することで還付金が受けられる場合があります。
廃車手続きを行ったあとに保険会社に解約申請をおこなった際、自賠責保険の有効期限が1ヶ月以上残っていた場合は還付金が受けられますので、還付金額を保険会社に問い合わせてみるとよいでしょう。

廃車にかかるコストと還付金のバランスを確認

廃車にかかる費用や、廃車する時期によって還付金の額は各々異なります。還付金で廃車費用を相殺するには、できるだけ安く廃車費用を抑え、できるだけたくさんの還付金が返ってくる時期を選ばなければなりません。
廃車費用を相殺するのが難しくても、還付金で廃車費用を大幅にまかなうことも可能です。まずは廃車にかかる費用と還付金の額を見ながら双方のバランスを確認していくと良いでしょう。
廃車は自分で手続きをしたほうが安くできることが知られていますが、知識が浅いまま自分で手続きをしようとすると廃車費用の総額が高くなってしまうこともあります。このような場合は、手続きにかかる時間や費用を考慮して、代行業者に依頼するほうが良い場合もあるのです。
代行業者に依頼すれば、書類作成から陸運支局での手続きまで一貫しておこなってくれます。代行業者をお探しの際は、こちらの廃車買取業者ランキングページをご覧ください。

廃車でお金がもらえる!お得な方法

廃車手続きをすると還付金制度があることをご紹介しましたが、還付金で廃車費用すべてを相殺することは、タイミング的にもなかなか難しいことが現状です。しかし廃車費用を支払うではなく、逆にお金がもらえる、廃車買取業者を利用するという方法もあるのです。ここからは、そんなお得に車を手放せる方法をご紹介していきます。

廃車買取業者とは?

廃車買取業者は、事故車や年式が古い車、走行距離が多い車、長期間放置されて動かなくなっている車などを買取ってくれる業者です。
このように、通常の車買取業者では買い取ってもらえない、または値段がほとんどつかないような車でも買い取ってくれる理由は、引き取った車をそのまま販売しているのではなく、分解して中古パーツとして販売するほか、鉄やアルミ、ガラスなど資源として販売して利益を得ている業者というところにあります。海外で輸出販売している廃車買取業者も多く、日本では売れない車でも、海外では人気が高いこともあるため、古い車も買い取ってくれるのです。

廃車買取業者を利用するメリット

廃車買取業者を利用すると、まず自分が廃車手続きに関わる時間をなくすことができます。廃車手続きは、自分でやろうと思えばできる作業ですが、書類の準備から書類作成などなかなか時間がかかるものです。
廃車買取業者に依頼すると、車を引き渡すだけで書類の準備や作成などすべて一貫して行ってくれます。仕事をしているとなかなか時間が取りにくいため、運輸支局への提出もなかなか困難ですが、業者に依頼すれば運輸支局への提出もしっかりやってもらえるのです。
そしてもうひとつのメリットは、事故車や自走不可能な車でも引き取ってくれることです。通常はスクラップ工場まで移動させるレッカー費用がかかってしまいますが、廃車買取業者を利用するとスクラップ工場まで運ばなくても良くなるため、レッカー費用分がかかりません。

廃車買取業者選びは慎重に!

廃車買取業者は、全国にたくさん存在します。しかし、中には悪徳業者と呼ばれる業者が存在しているのも確かです。
自分が廃車しようとしている車が買い取ってもらえるか、廃車手続きは無料で代行してもらえるのか、引取費用はかかるのかなど、慎重に業者を比較して業者選びをしないと損をすることもあります。
廃車買取業者を比較するのに便利なのが、廃車買取業者ランキングです。人気の廃車買取業者がひと目でわかるので、簡単にさまざまな廃車買取業者を比較することができます。

 

廃車買取業者はどんな車を高く買い取ってくれるの?
海外で人気のトヨタ車などは高く売れるって聞いたことある。軽自動車より普通車が高く売れるらしいよ!

 

まとめ

廃車するための費用は、廃車の仕方や依頼する場所によって異なります。車を購入したディーラーに依頼して廃車するのもいいですが、廃車買取業者を賢く利用すればお得に車を廃車できます。廃車にする場合は、廃車買取業者をしっかり比較して選んでください。