日産デュアリスの口コミ評価と欠点を解説|人気グレードはどれ?
発売当初は欧州を中心として販売され、現在では世界中で販売されているクロスオーバーSUVのデュアリス。ツートンカラーのデザインが特徴的な、特別仕様車も登場し、幅広い世代から愛される車種の一つです。
現在は、残念ながら日本での販売は終了していますが、欧州各国を始めとする世界で高い人気を誇っています。ここでは、デュアリスの特徴や評価、欠点について解説していきますので、購入の際の検討材料にしていただけたらと思います。
デュアリスの特徴
デュアリスは、日本で販売される前に欧州で「キャシュカイ」という名称で販売されていました。その後、日本とオーストラリアで販売される際に、「デュアリス」という名称に変更されました。デュアリスという名称には、「2つの性質を持つ」という意味がありますが、ユーザーにとって「オンとオフの双方を充実させたい」という願いが込められています。
プラットフォームは、すでに日本でも人気を誇っていたエクストレイルと同仕様です。エクステリアデザインは、プリメーラなどのデザインを手掛けたことで知られる「ステファン・シュワルツ」が務めています。また、日本では多くの自動車に標準装備され、2018年10月からはバイクに対しても義務化された「ABS(アンチロックブレーキシステム)」も採用されています。これによって、乗員数に応じた制動力が実現しており、安全性能に優れた車種の一つだといえるでしょう。
ちなみに、20.0km/L以上の燃費性能を誇る車種が増えている中、デュアリスの燃費は13.0km/Lと、決して燃よいとはいえません。しかし、オフロードだけでなく、オンロードもスムーズに走行できる走破性や走行性能に優れていまます。
デュアリスは、2007年に発売された初代から、2014年以降に発売された2代目までが登場していますが、2代目については日本では販売されていません。ただし、装備や仕様の異なる複数のグレードが展開されており、特に人気の高いグレードは以下の2種類です。
デュアリスのおすすめ人気グレード
デュアリスは、2007年に発売された初代から、2014年以降に発売された2代目までが登場していますが、2代目については日本では販売されていません。ただし、装備や仕様の異なる複数のグレードが展開されており、特に人気の高いグレードは以下の2種類です。
サンルーフが特徴の20G
2007年発売当初のグレードは、主に20Gと20Sの2種類です。20Gは2種類のグレードの中でも上位で、後部座席にまで及ぶサンルーフが特徴的です。20Gには、大きめのサンルーフが標準装備されていて、晴れた日には太陽を存分に楽しめる仕様になっています。サンルーフ自体は、開けない構造となっているものの、車内が開放感溢れる空間になり、シェードを使用することで強い日差しをカットできます。
標準グレードの20S
20Sは20Gよりも下位グレードですが、20~25万円程度の価格差があるため、購入費用を抑えたい人におすすめです。20Sにはサンルーフが標準装備されていないため、サンルーフが不要な場合には、20Sを選択するとよいでしょう。
サンルーフは開放感があり、車内が比較的明るくなります。一方で、日差しの強い夏場は暑く、サンルーフ自体の重量によって、燃費が多少落ちるというデメリットも。そのため、アウトドアが趣味ではなく、車の使用範囲が限られる場合は、20Sで十分だといえるでしょう。
デュアリスに乗っている人の口コミ評価
デュアリスは、「発見・創造・共有」といった分野において、デザイン性に優れた建築物や車に贈られる「グッドデザイン賞」を2007年に受賞しています。また2007年の発売以降、多くのユーザーに支持されており、以下の各項目について高い評価を得ています。
走行性能に関する口コミ
デュアリスは、AWDが装備されたクロスオーバーSUVであるため、雪道や山道に強いことが魅力の一つです。また、同じ日産から販売されているエクストレイルに比べるとサイズは小さく、最高出力も劣ります。しかし、このような特性を考慮しても、デュアリスは立派な加速であるなど、走行性能に関して高い評価が多く見受けられます。
<口コミ>
- 走行時にエンジン回りが良く、トルク感抜群です
- 加速が非常によく、快適な走行が実現できます
- 降雪が多い地域で使用していますが、大雪でも問題なく走行できるので安心です
乗り心地に関する口コミ
デュアリスの特別仕様車には、すでに欧州モデルで採用している本革シートや、運転席ランバーサポートが標準装備され、標準仕様よりも一段と高級感が得られる仕様になっています。また、運転席と助手席を最適な空間にするために、運転に集中しやすいデザインが施されています。デュアリスの乗り心地に関する口コミは、以下のように高く評価されている声が多く見られました。
<口コミ>
- 車内は広く、ゆったりとした乗り心地が最高です
- お手頃価格にもかかわらず、高級感が得られる乗り心地です
- 長時間運転しなければならない時でも、ゆったり目のシートなので腰痛の心配もありません
外観のデザインに関する口コミ
デュアリスは上質さとスポーティを掛け合わせ、個性的で洗練されたデザインに仕上げられています。口コミで多く見られるように、ダイナミックなシルエットに加えて、女性が乗っても上品に見える外観が、性別を問わずに人気を集めています。また、フロントデザインはワイド感を強調し、都会的なイメージが表現されています。
<口コミ>
- 洗練されたデザインなので、女性でも抵抗ない印象です
- 内装だけでなく、外観のデザインにもきめ細やかな拘りが見られ、デザイン性に優れていると感じました
- エクストレイルよりも価格が安い割には外観がクールで、街乗りだけではもったいない気がしました
内装に関する口コミ
デュアリスの内装は、アルミ長のパネルでスポーティな雰囲気があることが特徴です。また、車体自体は決して大きいサイズではありませんが、大人でもくつろげる広めのリアシートが魅力の一つ。内装がブラックをベースにしたシンプルなデザインとなっているため、汚れも目立ちにくく幅広い人に支持されています。
<口コミ>
- シートに使用されている素材が柔らかく、冬でも冷たくないので気に入っています
- 内装は好き嫌いが分かれやすい部分ですが、デュアリスの内装はシンプルなので、多くの人に受け入れられやすいと感じました
- プラスティックは目立ちにくい箇所に使われているので、安っぽさがありません
デュアリスの口コミからわかる欠点
デュアリスの車体自体のサイズは決して大きくないものの、一際目立つダイナミックな外観が、その存在感を放っています。しかし、実際に乗ってみると狭さを感じたり、他車よりも燃費性能が劣ると感じたりする人も多いようです。
リアシートの狭さが目立つ
デュアリスのフロントシートは、運転席と助手席に最適な空間を考慮されて作られているため、窮屈に感じないという口コミが多く見受けられました。しかし、車体自体のサイズに対して、フロントシートがゆったり目に作られています。そのため、リアシートに乗ると、窮屈で圧迫感を感じるといった口コミが多い印象です。
<口コミ>
- ゆったりとしたフロントシートとは対照的に、リアシートは狭いと感じました
- 後部座席にチャイルドシートを取り付けると非常に圧迫感があり、子どもの乗り降ろしが非常に不便です
- リアシートが窮屈なため、二人乗り以外の使用にはおすすめしません
短時間の乗車であれば、ほとんど気にならないかもしれませんが、ドライブや小旅行などで長時間乗車する場合、ゆったりとした快適な空間でないと、疲れやすくなることが現状です。
他社と比べると燃費性能が劣る
燃費性能がよく、クリーンなエンジンを搭載した車を対象として、2009年からエコカー減税が導入されています。また、車のユーザーにとっても、燃費性能がよいことは維持削減につながるため、非常にメリットが大きいといえるでしょう。このような状況の中、多くの自動車メーカーでは燃費性能のよい車種を数多く販売しており、エコカーへの需要も高まっています。しかし、デュアリスの場合、カタログ燃費が13.0km/Lと決して燃費性能がよいとはいえないことが現状です。実燃費はカタログ燃費とほとんど変わりませんが、競合他社と比べると燃費性能が劣ると感じているユーザーは、多い傾向にあります。
<口コミ>
- 高速道路を走れば、燃費が多少延びることを期待しましたが、残念ながら11.0~12.0km/L程度と、ほとんど変わりませんでした
- 渋滞が多い時間帯に走行すると、燃費が10.0km/L以下になることもあります
- 日産の他車種よりも燃費が悪く、最高で14.0km/L程度でした
デュアリスをお得に購入するには
デュアリスは、日本での販売がすでに終了しているため、残念ながら新車の購入はできません。しかし、中古車市場には数多く出回っているため、新車よりもお得に購入できます。
現在乗っている車を買取に出す
デュアリスに乗り換える場合、現在乗っている車を下取りや買取に出し、中古車の購入資金に充てる方法が一般的です。しかし、ディーラーで下取りしてもらう場合、買取専門業者よりも価格が劣るケースがほとんどです。従って、ディーラーで下取りに出すよりも、買取専門業者の選択をおすすめします。また、下取りや買取の金額は、車の年式や走行距離によって異なるため、車の状態を確認したうえで業者を選ぶことがポイントです。
チョージンを利用する
買取専門業者は数多く存在しますが、最もおすすめな業者は「車買取のチョージン」です。チョージンでは、どのような状態の車でも0円以上の買取保証をしてくれるため、状態が悪すぎることが原因で、査定額がマイナスになることはありません。また、事故で走行できなくなった場合でも、無料でレッカー引き取りしてくれるので安心です。なお、廃車になった場合でも、廃車に伴う手数料なども無料なので非常にお得です。
関連ページ
車を売ってデュアリスをお得に手に入れよう
デュアリスは日本ですでに販売が終了していますが、中古車市場ではよい状態の車も出まわっています。20Gや20Sといった標準仕様だけでなく、本革などのさまざまな仕様が施された特別仕様車もあるため、自分に合ったデュアリスを探してみましょう。また、乗り換える場合は複数の業者に査定を依頼し、最も高く買い取ってくれる業者を選択し、できるだけお得にデュアリスを手に入れましょう。