モデル・年式
査定に大きく影響するのはモデルです。最新の現行モデルは人気が高く高額で取引されますが、いわゆる「型落ち」と呼ばれる旧モデルになると価格は大きく下がります。
また、同モデルであっても年式の違いも査定に影響します。ただし、新しいものほど査定額は高くなるのはモデルと変わりませんが、数年程度前の年式なら、モデルの違いほど大きく下落することはありません。
走行距離
走行距離は、その車がどれだけ使われてきたかを知る最も有効な指標です。そのため、走行距離が長くなれば長くなるほど傷みが激しいと見られ、車種によっては1万キロと10万キロの同型車で100万円以上の差がつくこともあります。
近年の車は技術の向上もあり、10万キロ程度では大きな故障にはつながらない耐久性を持ちます。しかし、未だに評価の面で顕著に影響する要素と考えてよいでしょう。
ボディカラー
同型車でも外装によって価格が大きく変わることがあります。人気のボディカラーは市場でも高値で取引されるため、買取価格も高額になりやすい要素です。車種によって人気カラーは異なりますが、定番の白・黒はどの車種でも高額取引されやすいカラーです。
内装
内装は前の使用者の使い方が出やすいため、念入りにチェックされ査定に影響します。内装のチェックポイントはペットやタバコ、飲食物の匂いや汚れが染みついていないかを重視。シートやダッシュボードの傷や破損、変色もチェックされます。
反対に内装を清潔に保ち、査定前には清掃をしておくことでプラス査定を勝ち取りやすい項目とも言えます。
エンジン周り
車の心臓ともいえるエンジンに何らかのトラブルを抱えている場合、査定額は大きく下がります。状態によっては故障車扱いとなることもあるため、事前に点検・整備をして状態を整えておくことを検討しましょう。
社外パーツ
エアロパーツやアルミホイールなど、外装を着飾る社外パーツは、残念ながら査定には好影響は少ない要素です。ただし、交換前の純正ホイールをセットにして売却する場合など、ノーマルに近い状態に戻せるようなら査定のマイナスは最低限に抑えられるでしょう。
ただし社外品のパーツであってもカーナビに限り、人気があるモデルの場合は査定にプラスされることもあります。
改造の有無
改造は多くの場合、車を自分好みにドレスアップするために行われるため、次のオーナーに受け入れられない恐れがあります。そのため、費用をかけて改造を施したとしても、それを回収できるほど高値はつかず、かえってノーマル車よりも安く買われることもあります。
修理歴
事故を起こし大きな修理を行ったことがあると、査定額は大きく下がる傾向にあります。特にフロント部分の事故はエンジンや足回りに影響が出ることも多く、買い手がつかない恐れもあることからかなり厳しい評価をされる対象です。
小さな傷や軽いへこみ程度なら大きな影響はなく、仮に査定前に修理に出しても買取額のダウン分以上に修理費用が掛かってしまうでしょう。
オプション
車の生産時にしか取り付けができないサンルーフ、革シートなどのオプションパーツは高額査定につながりやすい要素です。また期間限定の特別使用車も高額査定の対象となります。純正のエアロパーツなども評価されることもありますが、流行や組み合わせに左右されやすく、マイナスに見られることもあります。