検査コース(車検場)の流れや、ユーザー車検の手順を掲載。
車検前の自動車のチェックポイントや全国の運輸支局の場所も掲載。

検査コース(車検場)の流れ

運輸支局(車検場)で行われる自動車の検査とは、どの様な内容で、どんな手順で行うのかをこのページでは掲載しています。
下記の検査の項目検査コースの手順と注意点より、検査コースの流れをご確認下さい。掲載内容は地域によって若干違いのある場合がございます。ユーザー車検を受ける前に予め、受検予定の運輸支局にご確認下さい。

検査の項目

  • 同一性の確認

    車検証や申請書類の記載内容と、車両が同一であるかの確認。

  • 外廻り検査

    自動車の外観(車体・灯火類など)に問題がないかの確認。

  • サイドスリップ検査

    前輪タイヤの横滑り量(直進安定性)の確認。

  • ブレーキ検査

    前輪、後輪、駐車ブレーキの制動力の確認。

  • スピードメータ検査

    実際の速度と、速度表示機器との誤差の確認。

  • ヘッドライト検査

    ヘッドライトの光量、光軸が、基準値内であるかの確認。

  • 排気ガス検査

    排出ガスのCO(一酸化炭素)と、HC(炭化水素)の濃度の確認。

  • 下廻り検査

    車両下部の不具合(かじ取り装置・オイル漏れなど)の確認。

ディーゼル車は上記の排気ガス検査は行わず、別途ディーゼル車専用の排気ガス検査を行います。

検査コースの手順と注意点

検査コースは、現在2種類のコースが用意されています。こちらでは初めての方に向いている、マルチコースと呼ばれる検査コースの流れを掲載しています。
検査コースに入る前にタイヤのホイールキャップ、もしくはセンターキャップを取り外しておいて下さい。

  1. 同一性の確認

    まず最初に行われるのが、検査コース入口での同一性の確認です。
    検査官と呼ばれる職員が近づいて来ましたら、自動車のボンネットを開けて車検証を含む書類を提出します。車両とエンジンに打刻されている車台番号と原動機型式から、提出した書類と自動車が同一であるかの確認が行われます。
    その他の同一性の確認(車検証記載の内容から変更や改造が行われていないか)については、2の外廻り検査内で行われます。

  2. 外廻り検査

    続けて検査官の指示により、外廻り検査を行います。
    通常、自動車の前方から、ヘッドライトをスモール → 全光と順番に点灯させ、ハイビーム・ロービームの切り替え、さらにウインカーを左右順番に点灯させます。
    検査官は前方を確認後、自動車の後方へ向かいながら、タイヤのホイールナットをハンマーで叩き、打音を通じてナットに緩みがないかの確認を行います。
    検査官が自動車の後方へ移動しましたら、テールランプの点灯、ブレーキを踏みブレーキランプの点灯、ギアをリバースへ入れバックランプの点灯を行います。また、再度ウインカーを左右順番に点灯させ、最後にハザードランプを点灯させます。
    外廻り検査、同一性の確認に問題がなければ、自動車検査票に外廻り検査合格の押印がされます。

  3. サイドスリップ検査

    コース内での最初の検査は、サイドスリップ検査と呼ばれる、前輪タイヤの横滑り量を測定します。
    横滑り量とは、ホイール・アライメントに関わる項目で、調整が行われていないとタイヤの偏磨耗(片減り)や直進安定性に支障をきたします。こちらの調整は予備検査場(テスター屋さん)でも可能です。

    サイドスリップテスター

    検査方法は、検査コースのラインにタイヤを合わせ、ゆっくりと写真の鉄板の上を走行します。この時ハンドルを切ると正確に測定ができませんので、ハンドルは切らず真っ直ぐに前進して下さい。
    鉄板の上を通過して、前方の電光表示機に「○」が表示されれば合格です。

  4. ブレーキ検査

    ブレーキテスター

    サイドスリップ検査を終えたら一旦停止線で止まり、前方の電光表示機に「ゆっくり前進 前輪停止線で止まる」と表示されるまで待機します。
    表示がされたらラインに合わせゆっくりと前進し、4輪をテスター(ローラー)の上に載せます。載せ終わりましたら、ギアはニュートラルへ入れておきます。エンジンは切らないで下さい。
    4輪とも指定の位置に載るとテスターが沈み、ブレーキの検査が開始されます。ブレーキを踏むタイミングは、前方の電光表示機に従って下さい。
    前後のブレーキと駐車ブレーキの測定後、前方の電光表示機に「○」が表示されれば合格です。

  5. スピードメータ検査

    スピードメータテスター

    ブレーキ検査を終えると、続けてその場でスピードメータ検査に移行します。
    前方の電光表示機に「40キロでパッシング」と表示されたら、ゆっくりとスピードを上げていって下さい。この時、ハンドルは真っ直ぐしっかりと握っておいて下さい。ハンドルから手を離すと、車両がテスターから飛び出し、大きな事故に繋がる危険があります。
    スピードメータが40キロを指したら、パッシングを行って下さい。基準範囲の誤差であれば「○」が表示されます。

  6. ヘッドライト検査

    ヘッドライトテスター

    スピードメータ検査を終えると、続けてその場でヘッドライト検査に移行します。
    電光表示機に指示に従い、ヘッドライトをロービームで点灯させて下さい。
    前方の左右からヘッドライトテスターが現れ、ヘッドライトの光量、光軸の測定を開始します。基準範囲内であれば「○」が表示されます。

  7. 自動車検査票に記録

    サイドスリップ・ブレーキ・スピードメータ・ヘッドライト検査の記録器

    ヘッドライト検査が終了しましたら、電光表示機の指示に従い自動車をテスターから出し、次の停止線まで前進します。
    停止線で自動車を停止させ降車すると、3~6までの検査結果を印字する記録器が設置されています。記録器に自動車検査票を挿入し、記録を行って下さい。

  8. 排気ガス検査

    排気ガス検査プローブ

    記録を終えると、続いて排気ガス検査を行います。
    記録器の横に設置されている、排出ガス検査機器から伸びている写真のプローブを自動車の排気管(マフラーの出口)に差し込みます。
    こちらでは、排気ガスに含まれる、CO(一酸化炭素)と、HC(炭化水素)の濃度を測定しています。なお、ディーゼル車はこちらの排気ガス検査は行いません。別途、ディーゼル車専用の排気ガス検査を行いますので、検査官の指示に従って下さい。
    前方の電光表示機に「○」が表示されれば合格です。プローブを抜き出し、元の位置へ戻します。

  9. 自動車検査票に記録

    排気ガス検査の記録器

    排気ガス検査のプローブを元に戻しましたら、排気ガス検査の結果を印字する記録器に自動車検査票を挿入し、記録を行って下さい。
    記録が終わりましたら、自動車を前進させます。

  10. 下廻り検査

    下廻り検査

    ゆっくりラインに沿って前進させ、中央が空洞になっている検査機器の「停止位置」にタイヤの前輪を載せ、エンジンを切ります。この時ギアは、ニュートラル、もしくはパーキングに入れて下さい。駐車ブレーキは引かないで下さい。
    検査が始まると、自動車が左右に揺れ出し、斜め前方の電光表示機に指示が表示されます。その指示に従い、ブレーキを踏んだり、サイドブレーキを引いたりといった操作を行って下さい。
    電光表示機に「○」が表示されましたら、エンジンを掛け自動車を前進させます。保安基準に適していない不具合などがあった場合は、検査官からマイクを通じて呼び出しされますので、指示に従って下さい。

  11. 自動車検査票に記録

    下廻り検査の記録器

    下廻り検査を終え自動車を前進させると、下廻り検査の結果を印字する記録器が設置されています。記録器に自動車検査票を挿入し、記録を行って下さい。
    検査は以上で終了となります。

  12. 総合判定ボックス

    総合判定ボックス

    全ての検査が終了しましたら、検査コース出口の総合判定ボックスに書類一式を提出します。
    こちらで検査の総合判定を行い、問題がなければ自動車検査票の右下「審査結果通知欄」に合格の押印がされます。
    どこかに問題があった場合は、自動車検査票に問題箇所の内容が記入されます。その場合は問題箇所の是正を行い、再度受検を行います。1回の検査申請による検査コースへの入場回数は、3回までと制限されています。

掲載内容は地域によって若干違いのある場合がございます。ユーザー車検を受ける前に予め、受検予定の運輸支局にご確認下さい。

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