2022年最も売れたミニバン!ホンダのフリードをお得に手に入れる方法とは
日本自動車販売協会連合会による、2022年暦年の乗用車ブランド通称名別新車販売台数の年間ランキングにおいて、ホンダのフリードが初めてミニバン1位を獲得しました。2022年1月~12月のミニバン新車販売台数ランキングは、第1位がフリード(ホンダ)79,525台、第2位がシエンタ(トヨタ)、第3位がアルファード(トヨタ)、第4位がノア(トヨタ)、第5位がセレナ(日産)となっています。
こちらでは、2022年最も売れたミニバンの『フリード』購入を検討している方へ、お得に購入する方法をご紹介します。
ホンダフリードはどんなミニバン?
ホンダ・フリードは2008年に発売を開始し、2016年には初めてのフルモデルチェンジがあり、現在販売されているのも2代目モデルとなります。2022年6月には一部改良が行われており、それまでオプションやグレードごとの設定となっていた運転席と助手席のシートヒーターや、コンフォートビューパッケージ、ロールサンシェード、両側パワースライドドアなどが標準装備になりました。
2023年6月の現行モデル・フリードのスペック
現在は2022年に行われた一部改良後のラインナップとして、ガソリン車モデルとハイブリッド車モデルという2つのパワートレーンタイプがあります。下記の表では現行モデルのベースグレードとなるGグレードから、ガソリン車6人乗り・FFと、ハイブリッド車6人乗り・FFの2つのタイプを表にして比較してみました。
性能比較 | G(6人乗り・ガソリン車) | HYBRID G(6人乗り・ハイブリッド車) |
---|---|---|
エンジン | 1.5L i-VTEC | 1.5L i-VTEC+i-DCD |
トランスミッション | CVT | 7速デュアルクラッチトランスミッション |
メーカー希望小売価格 | 2,330,900円~ | 2,688,400円~ |
最高出力(kW・PS・rpm) | 95・129・6,600 | 81・110・6,000 |
最大トルク(N.m・kgf.m・rpm) | 153・15.6・4,600 | 134・13.7・5,000 |
燃料消費率 | 17.0km/L | 20.9km/L |
全長・全幅・全高 | 4,265mm・1,695mm・1,710mm | 4,265mm・1,695mm・1,710mm |
ガソリン車タイプは全12グレード、ハイブリッド車タイプは全11グレードの展開があります。
比較すると、やはり燃費性能はハイブリッド車に大きく軍配が上がります。特に街乗りなど、停止と発進を繰り返すようなところでの走行には、ハイブリッド車が向いているでしょう。また、ハイブリッド車の7速デュアルクラッチトランスミッションはなめらかな加速とギアチェンジが好評で、エンジンが作るパワーにモーターが補助的な働きをすることによって走行性能もアップしています。
中古車で購入するとお得?2016年モデルのフリード
おすすめ中古車のフリード
フリードは2016年9月に2代目へ、2024年6月に3代目へフルモデルチェンジを行い、2008年から現在まで継続して販売されている人気モデルです。前項でご紹介したように現行モデルはベースグレードのガソリン車が233万円~、ハイブリッド車は268万円~とコンパクトサイズのミニバンではあるものの、最新の安全装備やスマート技術などが標準装備となりメーカーからの新車価格は高くなってしまう傾向にあります。
そこで、フリードを手に入れたいが新車価格がネックとなっている方へおすすめするのが、現行モデルにフルモデルチェンジを終えてからのフリードを中古車購入で手に入れる方法です。こちらでは中古車市場で探すなら、おすすめのフリードの年式やグレードをご紹介します。
中古車で狙うならハイブリッド車?ガソリン車?
2代目モデルのフリードは、2016年9月16日にフルモデルチェンジし、発売を開始しました。2代目フリードはフルモデルチェンジのあと、マイナーチェンジ(一部改良)が3度行われており、2019年のマイナーチェンジの際に内外装のデザイン変更があったため、前後のエクステリアデザインで区別ができるようになっています。フルモデルチェンジ後発売されたフリードには、フリードプラスという2列シート5人乗りタイプも登場しました。パワートレーンも発売当時からガソリン車とハイブリッド車の2通りから選べるようになっていて、特にハイブリッド車は燃費性能やパワフルな走行性能に、発売からすぐにユーザーからの高い評価を得ていました。
当時初代モデルから8年ぶりのフルモデルチェンジということもあり、初代からの乗換えユーザー需要が高かったことも要因となり、フルモデルチェンジ時の月間販売計画月6,000台に対し、受注台数は約27,000台で4倍を達成しました。最も台数が伸びたことから現在、同年式の車体中古車流通数も豊富です。
ハイブリッド車のシェアは初月発売台数時点で同グレードのガソリン車を上回る人気となっていましたが、ベースグレードのガソリン車は1,880,000円だったのに対し、ハイブリッド車は2,256,000円~とおよそ37.6万円の差があることがネックとなり、新車での購入を見送った人も多かったようです。その価格帯がネックという点においても、中古車市場であればお得に手に入れることができるため、中古車市場でフリードのハイブリッド車タイプはおすすめとなっています。
おすすめのフリード中古車2016年モデル HYBRID EX
新車と比べると7年落ちになるフリードの2016年発売2代目モデルであれば、ハイブリッド車かつ上位グレードであっても中古車価格が抑えられているため、手の届く価格帯でも見つけることができます。中古車市場で探すなら、おすすめのグレードはフリードHYBRID EXです。フリードHYBRID EXのスペックや特徴を表にまとめました。
フリード | フリードプラス | |
---|---|---|
メーカー希望小売価格(新車当時) | 2,656,000円 | 2,676,000円 |
安全装備 | HondaSENSING | HondaSENSING |
エンジン | 1.5L i-VTEC +i-DCD | 1.5L i-VTEC +i-DCD |
燃料消費率 | 26.6km/L | 26.6km/L |
乗車定員 | 6名 | 5名 |
2023年6月現行モデルでは標準装備となっているHondaSENSINGですが、2代目モデル発売開始当時はタイプ別設定となっていたため、7年落ち車で探すとグレード次第でHondaSENSINGが装備されていないモデルもあります。HYBRID EXは、HondaSENSINGが標準装備になっているほか、リアのスライドドアのロールサンシェイドや遮熱UVカット機能付きフロントガラスなども標準装備となり、充実した上位グレードとなっています。
フリード2016年モデルの中古車市場での相場は
ホンダフリード2016年発売モデル、7年落ち2016年当時発売車両のハイブリッド車の価格帯は、乗り出し価格85万円~250万円とグレードによって価格帯の幅があります。100万円以下の中古車で絞ったフリードハイブリッド車は、走行距離が10万kmを超えている車体かつHondaSENSING未装備グレードとなってきます。おすすめのフリードハイブリッドのグレードHYBRID EXを中古車で探してみると、走行距離5万キロ以内の低走行車で乗り出し価格は172万円~となっていました。フリードHYBRID EXは、7年落ちの良好な状態でリセール65%~とリセールバリューが高い車であるため、一般的な中古車と比べると高額になっています。しかし、新車と比べるとお得に購入ができることや、燃費性能や走行性能が高いためおすすめのモデルとなっています。
お得にフリードハイブリッド車の中古車を購入するコツ
前項では中古車市場で狙うべき『おすすめの2016年モデル・フリードHYBRID EX』をご紹介しました。では、同車をもしも市場で見つけることができた時、お得に購入するコツを2つご紹介します。
乗換えであれば下取りではなく買取で資金調達!
フリードHYBRID EXの良好な状態の中古車を店舗やネット店舗で見つけた時に、もしも乗換えを予定されているのであれば、中古車店で下取りしてもらって値引きを狙うのではなく、買取店で買取してもらって購入資金に充てることをおすすめします。乗換えを検討されている場合、下取りで引き取りしてもらう方が買取業者を探す手間もなく、手続きも楽と思われる方も多いでしょう。しかし、中古車店ではそもそも値引きが厳しいという実態があり、実は買取価格以上の下取りによる値引きは狙えないことが多いのです。また、下取りのみで即決してしまうと値引き交渉もなかなか強気に出ることができません。手間はかかるものの、買取業者で買取査定を受けることで値引き額以上の資金調達が狙える可能性があります。
買取業者を探す時は相見積を欠かさない
乗換える時は、下取りではなく買取業者に買取してもらって購入資金に充てることをご提案しました。買取業者をおすすめする理由の一つが、複数の買取業者に相見積もりをとって最も乗り換え前の車両を求めている業者を見つけることで、高い買取値での買取をしてもらえる可能性が高いからです。下取り一本では、車の価値はその販売店のみに限られるため、中古車販売店が得意とする車両でなければ再販時の価格が低く、下取り査定でも高い査定額を提示することができません。例えば、中古車販売店のなかには女性顧客や若年層の顧客が多く軽自動車に強いお店があったり、法人の契約企業が多く商用での利用ができるバンや軽バンに特化しているお店などもあるのです。そのようなお店ごとの特徴は、買取査定を複数店舗に依頼することで需要を確認することができます。買取業者を探すには一定の時間が必要です。新車購入と比べると、中古車購入は話がすすめば納車時期も早くなります。乗り換えからの購入を考えているなら、予め買取査定を受けておくことをおすすめします。
まとめ
こちらでは、2022年の年間で最も売れたミニバン『ホンダ・フリード』をお得に購入する方法や、人気のグレード、現在販売中のフリードのスペックについてご紹介しました。乗換えでコンパクトサイズのミニバンを探している方には、3列シートで6人以上が乗れる車体、狭路や狭い駐車場での乗り回しもしやすいフリードはおすすめです。もしもお得に購入を検討するのであれば、中古車市場で探してみてはいかがでしょうか。