ウイングロードの中古車の価格相場!魅力と特徴も詳しく解説
1996年にデビューした日産のウイングロードは、販売台数の多かった時期もあり、たくさんの人から支持を集めていましたが、2018年に販売終了しました。しかしながら、新車では購入できませんが、中古車では安値で入手可能です。
この記事では、そんなウイングロードの中古車の購入を検討している人に向けて、中古車の価格相場を紹介します。ウイングロードのおすすめモデルや購入時の注意ポイントなども取り上げましょう。できる限り安い金額で手に入れたい人なども、参考にしてください。
目次
ウイングロードの魅力と特徴
ウイングロードは、サニーを基としたステーションワゴンであり、走破性に特徴を持ちます。また、ラゲッジルームも非常に使いやすいです。こうしたウイングロードの魅力と特徴を解説します。
サニーをベースとしたステーションワゴン
「WING」、「ROAD」を由来とするウイングロードは、高い実用性の「ADワゴン」と若い世代から支持されていた「サニーカリフォルニア」を合わせた自動車です。5ドアステーションワゴンであり、使い勝手もよく、さまざまなシーンで活躍する車でもあります。
- スーパーブラック
- ブリリアントシルバー
- トワイライトグレー
- キングフィッシャーブルー
- スチールブルー
- ホワイトパール
こうしたボディカラーから選べることも特徴でしょう。内装のシート地も、ジャージとスエード調クロスという種類があります。インテリアは全体的にスポーティな印象があるでしょう。ラウンドデザインによって、広く感じられる内装でもあります。
シーンを選ばない走破性
ウイングロードには、3つエンジンがあります。
- 1.5L
- 1.8L
- 2.0L
また、フルタイム4WD駆動もあるからこそ、走破性に優れています。エクストロニックCVTという無段変速機により、燃費がよいことも特徴です。
便利に使えるラゲッジルーム
グレード別設定の「リモコンフォールディングシートシステム」によって、ラゲッジルームから操作して広いスペースを簡単に作れます。他にも、フロントドアポケット、インストトレイ、インストロアボックス、後席用小物入れなどがあり、収納性に優れているため、たくさんの荷物を乗せられる自動車です。
こうした快適装備は、他にもたくさんあります。室内環境を清潔にする「インテリジェントエアコンシステム」、紫外線をカットする「スーパーUVカットグリーンガラス」、車内を広々と使える「フルリクライニングモード」、CD一体AM/FMラジオなどもついています。
- アンチロックブレーキシステム
- 歩行者傷害軽減ボディ
- ブレーキペダル後退抑制機構/足元衝撃吸収パッド
- ブレーキアシスト
- 運転席・助手席SRSエアバッグ&SRSカーテンエアバッグシステム
- 前席アクティブヘッドレスト など
また、このような安全機能もあるため、安心して乗車できる自動車でもあります。
ウイングロードの中古車の価格相場
ウイングロードの中古車は、どれぐらいの金額で購入できるのでしょうか。中古車価格全体と、モデル別の価格相場を見ていきましょう。
ウイングロードの中古車価格
ウイングロードは、中古車市場にたくさん出回り、安定した価格を維持しています。また、流通量が多いからこそ、選びやすいメリットもあります。
古い年式であれば、20万円~30万円程度で購入できますが、新しいモデルの場合、100万円をオーバーする車もあるでしょう。オプション装備などがついていれば、さらに価格はアップします。
モデル別の価格の相場
初代ウイングロードY10系、2代目ウイングロードY11系、3代目ウイングロードY12系によって、価格相場は異なるのでしょうか。それぞれの中古車価格を紹介します。
初代ウイングロードY10系
1996年~1999年の「初代ウイングロードY10系」は、およそ20年前の自動車ですので、高額の設定ではありません。20万円~30万円程度で入手できるでしょう。
中古車価格帯 | 中古車相場 | |
---|---|---|
A社 | 13万円〜36万円 | 約25万円 |
B社 | 36万円 | 約36万円 |
C社 | 26万円 | 約26万円 |
2代目ウイングロードY11系
1999年~2005年の「2代目ウイングロードY11系」も、10年以上前の車だからこそ、高値ではありません。しかしながら、50万円を超える中古車も販売されています。
中古車価格帯 | 中古車相場 | |
---|---|---|
A社 | 5万円〜128万円 | 約65万円 |
B社 | 4万円~59万円 | 約32万円 |
C社 | 3万円~59万円 | 約18万円 |
3代目ウイングロードY12系
2005年~2018年の「3代目ウイングロードY12系」は、最新モデルも含まれるため、100万円をオーバーすることもあります。
中古車価格帯 | 中古車相場 | |
---|---|---|
A社 | 7万円〜146万円 | 約75万円 |
B社 | 6万円~146円 | 約76万円 |
C社 | 5万円~129万円 | 約33万円 |
おすすめの中古ウイングロードのモデル
ウイングロードのおすすめモデルは、2代目のSエアロ、3代目の15Mです。それぞれの特徴を見ていきましょう。
2代目のSエアロ
2004年4月発売のSエアロモデルは、マイナーチェンジしたため、内装がスポーティに仕上がっている自動車です。
- フロントカラードエアロバンパー
- サイドシルプロテクター
- リヤフルカラードバンパー
- ルーフスポイラー
- 15インチタイヤ
こうした装備だけではなく、専用ハロゲンヘッドランプ、ホワイトコンビネーションメーター、ダブルラッセル&ジャージ表皮シートなどもあります。
さらに、カラーバリエーションは、ホワイト、スーパーブラック、トワイライトグレー、ダイヤモンドシルバー、ホワイトパール、プライムゴールド、クリスタルブルーと豊富です。
最高出力 | 駆動方式 | 全長・全幅・全高 | 乗車定員 | 燃費 | 排気量 |
---|---|---|---|---|---|
122ps | フルタイム4WD | 4,410mm・1,695mm・1,500mm | 5名 | 13.0km/L | 1,769cc |
3代目の15M
2016年発売の15Mグレードは、横滑り防止装置、ヒーター付ドアミラー、リヤヒーターダクト、リヤワイパーなどの装備があります。また、16インチロープロファイルタイヤ&アルミホイール、オートライトシステム、インテリジェントエアコンシステムなど、快適装備が整っています。
さらに、リモコンフォールディングシートシステムなどもあり、高い実用性のある自動車としても知られています。
最高出力 | 駆動方式 | 全長・全幅・全高 | 乗車定員 | 燃費 | 排気量 |
---|---|---|---|---|---|
109ps | FF | 4,410mm・1,695mm・1,500mm | 5名 | 17.2km/L | 1,498cc |
業者別のウイングロードの中古車価格
大手中古車サイト3社別にウイングロードの中古車価格を見ていきましょう。
タイプ別
ベーシックグレードの「15S」、上級グレードの「15M」では、上級グレードの方が少し高額ですが、それほど大きな差はありません。業者別に比較しても、10万円程度の差しかありません。
A社 | B社 | C社 | |
---|---|---|---|
15S | 約75万円 | 約65万円 | 約65万円 |
15M | 約80万円 | 約65万円 | 約80万円 |
年式別
2008年、2013年、2017年という年式別に見てみると、古ければ安く、新しければ高い価格設定になっています。安さ重視でウイングロードを入手したい人は、状態をしっかりとチェックしてから購入しましょう。
A社 | B社 | C社 | |
---|---|---|---|
2008年 | 約55万円 | 約31万円 | 約31万円 |
2013年 | 約116万円 | 約75万円 | 約75万円 |
2017年 | - | 約118万円 | 約125万円 |
走行距離別
1~2万km、4~5万km、7~8万kmと走行距離別に比べると、少なければ高く、多ければ安い中古車価格です。走行距離の多い自動車は、新しい自動車と比較して、メンテナンス代などがかかる可能性がありますので、注意が必要です。
A社 | B社 | C社 | |
---|---|---|---|
1~2万km | 約94万円 | 約70万円 | 約80万円 |
4~5万km | - | 約60万円 | 約60万円 |
7~8万km | - | 約37万円 | 約35万円 |
ウイングロードを購入する際の注意点
ウイングロードを買う前、車体の傷などをチェックしましょう。また、小さな子どものいる家族には向いていない可能性がありますので、広さも確認することをおすすめします。こうしたウイングロードを購入する際の注意点を解説します。
車体の傷などをチェック
ウイングロードは、普段使いやファミリーカーとして乗られることが多く、ボディに小さな傷がついていることも珍しくありません。一見、キレイに見える自動車でも、汚れ、傷、へこみなどがあるかもしれませんので、必ず購入前に自動車全体をチェックしましょう。
- 塗装の光沢・色むら
- 車両の傾き
- ボディの傷やへこみ
- バンパーなどのズレ
- エンジンオイルの漏れ
- エンジンのかかり具合
- ウォシャーやブレーキの液量
- 運転席や後部座席の汚れ
- 床下全体の汚れや修理跡
- オーディオやエアコンの作動状態
- 各部位のネジの状態 など
こうした部分をチェックするだけではなく、メンテナンスを記録したノートなどがあれば、目を通しておきましょう。
小さな子供のいるファミリーには不向き
今ウイングロードに乗っている人の口コミの中には、チャイルドシートをつけると狭い、小さな子どもを乗り降りさせづらいという指摘があります。
ラッゲージスペースは広々としているものの、座席部分は、思ったよりも広くない可能性がありますので、購入前に確認しておきましょう。ウイングロードに限った話ではありませんが、中古車を購入する際は、試乗して、車内の広さや自動車の状態を点検してください。
現在の車から買い替える場合には
今乗っている自動車を売って元手を増加させることで、ウイングロードの中古車をよりお得に購入できます。自動車を売却する時は、業者について理解し、しっかりと選ぶようにしましょう。
売ったお金を元手にお得に買い換えよう
車を買い替える時は、今所持っている車を買取業者に売りましょう。そうすれば資金が増え、新車のための購入費に充当できます。売却する際、業者選びは重要です。できるだけ高い金額で売りたい人は、買取業者を選びましょう。中古車買取業者ならば、正確な査定額を出してくれ、高値査定も不可能ではありません。
ディーラーの下取りという手段もあります。ディーラーへの依頼は、手間をかけることなく自動車を手放せるメリットがありますが、新車をメインに取り扱い、転売目的で車を引き取っていません。また、中古車について詳しいとも言えません。だからこそ、高額買取は難しいです。
中古車買取業者を選ぶ際は、輸出できる販路を持っている業者、査定士の対応が丁寧な業者、充実した保証・サービス内容の業者などがおすすめです。そうすれば、損するリスクを避けられるでしょう。
また、査定依頼する際、子どもやペットを車に乗せていない、タバコを吸っていないなど、プラスになるポイントを探し、アピールすることも重要です。さらに査定前は、自動車をクリーニングして、よい印象を与えるようにしましょう。
ウイングロードの中古車をお得に手に入れよう
日産のウイングロードは、幅広い世代に人気があり、新車では買えないものの、たくさんの中古車が出回っています。グレード、年式、走行距離などによって価格相場は異なり、安ければ数十万円台で購入できるでしょう。
状態のよいウイングロードであれば、長い期間乗り続けられます。そんなウイングロードの中古車を、お得に入手しませんか。