日産ティーダの評価の高い特徴と欠点|ナマの口コミから徹底解説
「ティーダ(TIIDA)」とは、英語で「自然の調和・潮流」を意味する「タイド(tide)」を元にした造語で、読み方は沖縄語で太陽を意味する「てぃーだ」を由来としています。名前の通り調和のとれた外装の高級感、内装の質感と快適さは、国内だけでなく海外へ向けた「国際戦略車種」とされていました。
残念ながら国内では2012年に販売を終了していますがいまだに人気は高く、2代目以降は中国やロシア、南北アメリカで、名称は異なるものの今も販売を継続しています。誕生から10年以上続くティーダの人気を支えるティーダの特徴から見ていきましょう。
ティーダの特徴
国産車にはさまざまなコンパクトカーがありますが、これはわが国の地形や経済事情、社会背景を考えるとごく当然といえます。核家族化・少子化による高齢世帯または夫婦のみ世帯の増加、郊外から街中まで幅広く使えるクルマが求められているからです。
高級なインテリア
ティーダが開発時に定めたターゲットは、まさに「子どもが手を離れた夫婦」や「まだ子どものいないカップル」とされ、それに見合った快適な居住性と上質感を備えています。この品質へのこだわりは「完成品質」と呼ばれ、単に見かけのよさだけでなく高めた品質を使う人が満足を実感することを目標としています。
そのためティーダはあらゆる点で細部にわたり素材を吟味し、室内の調和や統一感、実際の使い心地を追求し続けました。そんな作り込みを重ねて実現したからこその質感は、実感としての高級感を得ることができます。
余裕ある室内空間
室内で求められるのは、長時間のドライブでも疲れにくい「余裕のある空間」です。ゆったりと足が伸ばせる室内長を確保し、後席は240mmのロングスライドと40度のリクライニングが可能で、コンパクトカーとは思えないほどの余裕のある室内を実現しています。
「ドアを開ければ広がる想像以上のくつろぎ」とは、ドライバーを含めたティーダに乗る全ての人がストレスを感じない上質な乗り心地であるといえます。
快適なロングツーリングが楽しめる
エンジンのトルク感も十分ですが、それでいて過激な走りをしなければ4ATより静かです。アクセル開度が少ないときは極力回転数を下げるCVTのおかげで、100km/hほどの高速巡航なら中型セダン並みに静かということもあり、コンセプト通りの「快適なロングツーリングが楽しめる」クルマになっています。
ティーダのおすすめ人気グレード
ここでティーダのおすすめ人気グレードを2つ紹介します。どちらもティーダの基本コンセプトを踏まえ、さらに磨きをかけたものですからそれぞれに異なる特徴があります。
高級志向の15G
ティーダの中でも最上級にあたるグレードがこの「15G」です。シートは本革とアルカンターラのコンビシートで広く、座面には低反発ウレタンを使用しており縫製も丁寧。どこから見ても「作り込まれた」快適なシートです。
シートを含めたインテリアはさながら「フランス車」のようなルックスで、質感は上級車並みです。統一感があり、マップランプは蛍光灯のように白く明るい光ですが実はLED式。目立たないところにこだわりが見えるまさに「高級志向」のグレードだといえます。
特別仕様車の+プラズマ
2011年6月に発売された特別仕様車「+プラズマ(プラスプラズマ)」は、15Mをベースに、排出ガス検知式内外気自動切換え機構を搭載するインテリジェントエアコンシステムを標準装備し、かつプラズマクラスター搭載のフルオートなので、エアコン使用時に乗る人の肌の保湿効果を高め、室内のニオイを低減させるとともに、漂うカビ菌も抑制してくれます。
ティーダに乗っている人の口コミ評価
いよいよ、ティーダに実際に乗っている人の口コミから見る、本音の評価を探ります。ティーダに求められる「見た目」「乗り心地」「インテリア」「走行性能」の4つの観点からの評価を、その理由とともに解説します。
見た目に関する口コミ
ティーダはコンパクトカーですから、その見た目の口コミでは「上品な色合い」「柔らかで気品のあるフォルム」「愛らしいフロント」といったコメントが多く見られます。特に夜の街で光を浴びたときのハイライトは非常に美しく、これは普通鋼板ではなく「鮮映性鋼板」を採用したことと、中塗りを厚くするなど上質な塗装品質のためと考えられます。
乗り心地に関する口コミ
ティーダのシートは、運転席・助手席・後部座席を問わず「まるでリビングのソファに座っているように心地よい」と言われています。広い車内で柔らかな高級感のあるシートは、ただ乗っているだけで「ワンランク上の贅沢な気分」を味わえる逸品です。
インテリアに関する口コミ
初めて運転席についたら、手の届く室内各所の「手触りがよい」ことに驚くでしょう。インストのパッドを始め、ドアトリムやドアアームレスト、センターアームレスト、天井などどこに触れても柔らかい感触が返ってきます。
シートも大きめに作られており、後席は大きくスライドできるためゆったり使うこともでき、前にスライドさせればカーゴスペースを広くすることもできます。通常時でも289Lと十分な容量がありますが、最大463Lまで広げられるため、車での気ままな旅行にもぴったりです。
走行性能に関する口コミ
ティーダのカタログ上のパワー・トルクの値はごく平均的ですが、実用域での性能が優れています。「街中から高速道路までストレスなくスムーズに走りを移行できる」エクストロニックCVTを搭載し、足回りも標準的な装備とはいえ全体的に柔らかめの乗り心地を重視してセッティングされており、「安定してコントロールできる」と高く評価されています。
ティーダの口コミからわかる欠点
さまざまな口コミの中には、共通したデメリットも多く見られますが、次の2点は特に多く「欠点」と言われています。
- 故障した時の修理が心配
- 路面が荒れると乗り心地が悪くなる
それぞれ理由を詳しく見てみましょう。
故障した時の修理が心配
ティーダの国内販売は2012年に終了しています。多くのメーカーは販売終了から15年程度を目安にサポートを終了すると言われていますが、これからティーダを買おうとすれば、故障したとき「部品が調達できない」時期は最新モデル車種に比べればかなり早く訪れます。
気に入っているだけに「部品がないという理由だけで乗れなくなるのは非常に残念」とする意見がありました。中古で手に入れるときも、できるだけ状態がよく、修理の可能性が低いものを選ぶ方が賢明です。
路面が荒れると乗り心地が悪くなる
ティーダの全長は4,205mmですが、これより全長の短いマーチのプラットフォームを採用しているため、「非常に乗り心地が悪い」というコメントがありました。
小さな揺れなら、スカイラインにも搭載されている「リップルコントロール」で抑えられますが、路面が荒れると揺れが激しくなり、特に後席はなにかにつかまっていないと姿勢が保てないほど乗り心地が悪いとされています。
ティーダをお得に購入するには
ティーダに限らず、いくら状態がよくお得だとしても、車を買い替えるのは大変です。新車に買い替えるならそうでもないかもしれませんが、それでもまとまった資金を用意しなくてはならず、それができなければ最悪の場合諦めなくてはなりません。
現在乗っている車を買取に出す
車を買い替えるとき最もあてにするのはおそらく「今乗っている車の買取金額」です。昔はディーラーによる下取りが主流でしたが、今ではより高い資金を得られるとしてその多くが車買取を利用するようになってきています。今まで大切に乗ってきたなら下取りより効率的に資金を手にできるでしょう。
ただ、気をつけたいのは「どこの買取業者でも同じ買取金額というわけではない」ということです。もともと車の買取査定には決まった基準はなく、その業者が「いくらなら買うか」をどう判断するかによって金額が決まります。その要素は車種や年式、走行距離はもちろん、業者の在庫状況など多岐に渡るため、一発でどの業者が一番高く買い取るかを判断することは専門家でもほぼ不可能です。
高く買い取ってくれる業者を見つけるには、とにかく複数の業者に査定してもらうしかありません。査定結果を比較し、それを元に交渉することでより高額な買取を実現するしかないのです。
チョージンを利用する
その点「チョージン」なら、さまざまな点で車買取に有利です。まず「どんな車でも買取金額0円以上を保証」しており、たとえ廃車・事故車・故障車でもこちらからお金を手出しして処分してもらうようなことはありません。
また、買取にかかる諸費用の一切も無料で、もし廃車にする場合は手続きを無料で代行するだけでなくその費用や、解体にかかる費用、レッカー費用まで全てが無料。つまり最悪でも「0円」、車によっては買取代金を受け取れるかもしれないのです。
このビジネスは、チョージンが独自に持っている「日本車および日本車の部品の販路」があって初めて可能です。日本では価値がないとされる車でも、海外に行けばまだまだ現役で走っているのは珍しくありません。ただそのための交換用部品が慢性的に不足しているのが長年の課題でした。チョージンはそこに目をつけ、たとえ故障車・廃車であっても使える部品を探り出し、丁寧に値付けすることで買取金額を決定します。
中には他社に比べて20万円以上も高く買い取ることもあります。チョージンの高額買取は、そんな企業努力から生まれた、誰もが嬉しい仕組みの集大成なのです。
関連ページ
車を売ってティーダをお得に手に入れよう
ティーダをお得に手に入れるためには、その購入資金をどう準備するかがカギになります。おそらくほとんどの人が「今乗っている車を買い取ってもらう」でしょうが、そのときは複数の業者に査定してもらいましょう。そうすれば一番条件のよい業者を選ぶだけ、主導権はこちらが握ることになるからです。
特に、大切に乗ってきた車なら、金額で妥協するのはあまりにもったいないことです。根気よく査定結果を集め、念入りに検討することで20万円以上金額が上がった例もあります。せっかくの愛車ですから、適正に値付けしてくれる業者をじっくり選んで、ティーダをお得に手に入れましょう。