中古のシエンタはどう選ぶ?相場価格や特徴などを解説
デザイン性に優れ、乗りやすさが自慢のシエンタは、世代や性別関係なく支持を集めている自動車です。そんなシエンタをできる限り安値で購入するためには、中古車を選択してみませんか。このページでは、シエンタの中古車事情について詳しく解説していきます。
シエンタの魅力と特徴だけではなく、中古車の価格相場、おすすめモデル、購入する際の注意点などを紹介していきましょう。シエンタを入手したい人や、車を買い替えたい人は、ぜひ参考にしてください。
目次
シエンタの魅力と特徴
まずは、シエンタの特徴について見ていきましょう。トヨタ車のシエンタは、ミニバンでありながらもサイズはコンパクトです。だからこそ、実用的といえます。そして、デザインが魅力的なことも、特徴に挙げられるでしょう。
コンパクトなボディーが魅力のミニバン
2003年に販売されたシエンタは、7人乗りできるミニバンです。車内は3列シートになっていますが、シートを格納することが可能であり、乗る人数やシチュエーションに合わせてレイアウトを変更できます。サイズも、コンパクトで使い勝手がよいです。
個性的でおしゃれなデザイン
シエンタのデザインは、個性的なものとして知られています。カラーバリエーションが多く、初期は丸型のヘッドライトを採用していました。原色に近い色合いもあり、街中で走っていると目立ちます。しかしながら、さまざまな色があるからこそ、お気に入りのカラーを見つけられるでしょう。
シエンタの中古車の価格相場
シエンタの中古車は、どれぐらいの価格相場になるのでしょうか。全体的な傾向とさまざまあるモデル別の価格についても見ていきましょう。
シエンタの中古車価格
シエンタは、2003年に販売後、2022年にはモデルチェンジがあり、現行3代目モデルとなっています。中古車市場でもたくさん出回っている自動車です。だからこそ、選びやすく安値のシエンタを見つけることが可能です。とりわけ初代モデルであれば、安めの価格設定になり、入手しやすいでしょう。
モデル別の価格の相場
モデル別の価格相場はどうなっているのでしょうか。2003年からの初代、2015年からの2代目、2022年からの3代目と分けられますが、グレードがさまざまあります。特に中古車市場でも多い初代・2代目の価格相場を紹介していきます。
シエンタ 初代80系 X
「初代80系 X」は、安ければ数万円で購入できます。それほど自動車にこだわりを持っていない人におすすめです。
販売店 | 中古車価格帯 | 中古車相場 |
---|---|---|
A社 | 5万円〜215万円 | 約110万円 |
B社 | 3.8万円~168万円 | 約85万円 |
C社 | 2.8万円~100万円 | 約51万円 |
シエンタ 初代80系 X Lパッケージ
装備がプラスされた「初代80系 X Lパッケージ」は、数十万円から100万円台で出回っています。
販売店 | 中古車価格帯 | 中古車相場 |
---|---|---|
A社 | 35万円〜135.8万円 | 約85万円 |
B社 | 49.8万円~135.8万円 | 約90万円 |
C社 | 29.8万円~139.9万円 | 約80万円 |
シエンタ 初代80系 DICE
外観が印象的な「初代80系 DICE」も、数十万円から100万円台で購入可能です。
販売店 | 中古車価格帯 | 中古車相場 |
---|---|---|
A社 | 35.9万円〜150万円 | 約95万円 |
B社 | 43.8万円~129.6万円 | 約85万円 |
C社 | 49万円~129.6万円 | 約90万円 |
シエンタ 初代80系 DICE-G
グレードの上がる「初代80系 DICE-G」になると、50万円台から160万円台になります。
販売店 | 中古車価格帯 | 中古車相場 |
---|---|---|
A社 | 55.9万円〜164.8万円 | 約110万円 |
B社 | 55.9万円〜160万円 | 約110万円 |
C社 | 55.9万円〜160万円 | 約110万円 |
シエンタ 初代80系 G
従来モデルの「初代80系 G」も、安ければ数万円で入手可能です。
販売店 | 中古車価格帯 | 中古車相場 |
---|---|---|
A社 | 8万円〜300万円 | 約154万円 |
B社 | 8万円〜168万円 | 約88万円 |
C社 | 9.9万円~159万円 | 約85万円 |
シエンタ 2代目170系 X
フルモデルチェンジした「2代目170系 X」は、2015年リリースであり、高い場合は、200万円台になります。
販売店 | 中古車価格帯 | 中古車相場 |
---|---|---|
A社 | 5万円〜215万円 | 約110万円 |
B社 | 84.9万円~215万円 | 約150万円 |
C社 | 84.9万円~209万円 | 約147万円 |
シエンタ 2代目170系 X Vパッケージ
ガソリン車だけの「2代目170系 X Vパッケージ」は廉価版となり、「2代目170系 X」と比較すると最高価格が落ちます。
販売店 | 中古車価格帯 | 中古車相場 |
---|---|---|
A社 | 108万円〜183万円 | 約181万円 |
B社 | 111万円~183万円 | 約147万円 |
C社 | 108万円〜159.6万円 | 約132万円 |
シエンタ 2代目170系 G
中間グレードの「2代目170系 G」は、基本的には、100万円台~200万円台で購入可能です。
販売店 | 中古車価格帯 | 中古車相場 |
---|---|---|
A社 | 8万円〜300万円 | 約154万円 |
B社 | 109.8万円~239万円 | 約174万円 |
C社 | 109.8万円~271.6万円 | 約190万円 |
シエンタ 2代目170系 G Cuero
「G」よりもグレードアップした「2代目170系 G Cuero」も、100万円台~200万円台入手できます。
販売店 | 中古車価格帯 | 中古車相場 |
---|---|---|
A社 | 147.9万円〜266万円 | 約206万円 |
B社 | 147.9万円〜266万円 | 約206万円 |
C社 | 147.9万円〜287.2万円 | 約217万円 |
シエンタ 2代目170系 FUNBASE
5人乗り車の「2代目170系 FUNBASE」は、コンパクトになり、価格も安くなっています。
販売店 | 中古車価格帯 | 中古車相場 |
---|---|---|
A社 | 190.6万円~260万円 | 約225万円 |
B社 | 190.6万円~217.8万円 | 約203万円 |
C社 | 185.9万円~217.8万円 | 約201万円 |
おすすめの中古シエンタのモデル
安さを重視するのであれば「DICE」、新しさを求めるのならば、高年式かつハイブリッドモデルがおすすめです。こうしたおすすめの中古シエンタのモデルについて見ていきましょう。
G Cuero
・185/60R15タイヤ&15×5½Jスチールホイール(樹脂フルキャップ[ブラック×シルバー塗装])
・シート表皮(合成皮革×スエード調[ダブルステッチ付]〈ブラック〉)
・メッキインサイドドアハンドル(フロント)上級ファブリック巻きフロントドアトリム+上級ファブリック巻きフロントドアアームレスト
・運転席アームレスト(左側)
・助手席シートバックポケット
・ワンタッチスイッチ付デュアル[両側]パワースライドドア(挟み込み防止機能付)
・本革巻き3本スポークステアリングホイール(ピアノブラック+サテンメッキ加飾付)+ステアリングスイッチ(マルチインフォメーション操作)
・Bi-Beam LEDヘッドランプ[ハイ・ロービーム](オートレベリング機能+LEDクリアランスランプ)
・LEDフロントフォグランプ
・リヤコンビネーションランプ(LEDライン発光テールランプ&ストップランプ)
・LEDサイドターンランプ付オート電動格納式リモコンカラードドアミラー
・Toyota Safety Sense
・インテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)] など
G
・185/60R15タイヤ&15×5½Jスチールホイール(樹脂フルキャップ)
・シート表皮(上級ファブリック〈ブラック/ダークブラウン〉)
・メッキインサイドドアハンドル(フロント)ファブリック巻きフロントドアトリム+ファブリック巻きフロントドアアームレスト
・運転席アームレスト(左側)
・助手席シートバックポケット
・ワンタッチスイッチ付デュアル[両側]パワースライドドア(挟み込み防止機能付)
・本革巻き3本スポークステアリングホイール(ピアノブラック+サテンメッキ加飾付)+ステアリングスイッチ(マルチインフォメーション操作)
・プロジェクター式ハロゲンヘッドランプ(マニュアルレベリング機能+ハロゲンクリアランスランプ)
・リヤコンビネーションランプ(LEDテールランプ&ストップランプ)
・LEDサイドターンランプ付オート電動格納式リモコンカラードドアミラー
・Toyota Safety Sense など
X
・185/60R15タイヤ&15×5½Jスチールホイール(樹脂フルキャップ)
・シート表皮(ファブリック〈ブラック/フロマージュ〉)
・ファブリック巻きフロントドアトリム+フロントドアアームレスト
・ワンタッチスイッチ付助手席側パワースライドドア(挟み込み防止機能付)
・ワイヤレスドアロックリモートコントロー(アンサーバック機能付、ワイヤレスキー1本)
・プロジェクター式ハロゲンヘッドランプ(マニュアルレベリング機能+ハロゲンクリアランスランプ)
・リヤコンビネーションランプ(LEDテールランプ&ストップランプ)
・LEDサイドターンランプ付電動格納式リモコンカラードドアミラー など
FUNBASE G・X
・185/60R15タイヤ&15×5½Jスチールホイール(樹脂フルキャップ)
・マルチインフォメーションディスプレイ(4.2インチカラーTFT液晶+リヤシートリマインダー機能付)
・ハイブリッド専用オプティトロンメーター(アンビエント照明付)
・オートエアコン&ダイヤル式ヒーターコントロールパネル
・プロジェクター式ハロゲンヘッドランプ(マニュアルレベリング機能+ハロゲンクリアランスランプ)
・リヤコンビネーションランプ(LEDテールランプ&ストップランプ) など
予算50~100万円以下なら初代モデル「DICE」
初代モデル「DICE」は、かわいらしいデザインが魅力の自動車です。予算は50~100万円ほどあれば、自由に中古車を選べるでしょう。走行距離などを気にしない人は、15~30万円程度に抑えることも可能です。
ハイブリットモデルで充実装備のグレード「G」
予算200万円前後を用意できる人は、ハイブリッドモデルで高年式のシエンタがおすすめです。LEDヘッドライト、フルセグナビ、セーフティセンスCなど装備が充実しているため、新車を購入する際は、少し高めになってしまいます。高年式の中古車ならば、もちろん価格は下落し、入手しやすいでしょう。
業者別のシエンタの中古車価格
シエンタの中古車価格は、業者によって異なります。大手中古車サイト3社でタイプ、年式、走行距離別にシエンタの価格を解説していきましょう。
タイプ別の中古車価格比較
A社 | B社 | C社 | |
---|---|---|---|
DICE | 35.9万円〜150万円 | 49万円~129.6万円 | 43.8万円~129.6万円 |
G | 8万円〜300万円 | 8万円〜168万円 | 9.9万円~159万円 |
「DICE」は、高くても150万円程度になりますので、入手しやすい種類といえるでしょう。「G」は中古市場で流通量が多く、選びやすい自動車です。
年式別の中古車価格比較
A社 | B社 | C社 | |
---|---|---|---|
2003年 | 39万円 | 2.8万円~45.3万円 | 7.9万円~37.7万円 |
2015年 | 146万円~216万円 | 69.8万円~225万円 | 69.8万円~226万円 |
2003年から販売スタートしたため、この年式は数万円~数十万円で購入可能です。2015年は、2代目が始まった年です。まだ新しい年式になり、価格は高めとなります。
走行距離別の中古車価格比較
A社 | B社 | C社 | |
---|---|---|---|
~1万km | 124万円~236万円 | 83.9万円~287.2万円 | 69.9万円~267万円 |
9万km~10万km | 39万円~97万円 | 8万円~172.8万円 | 3.8万円~118万円 |
走行距離1万km以下でも、数十万円でシエンタを見つけることは可能です。できるだけ安値で買いたい人は、9万km~10万kmの走行距離を選ぶとよいでしょう。
中古シエンタを購入する際の注意点
シエンタを中古車で手に入れるときは、いくつか注意点があります。まずは、エンジンオイル管理されているのかチェックしましょう。キズや汚れ、走行距離と年式なども必ず確認してください。
エンジンオイル管理が有無がチェックする
昔のモデルのシエンタは、自動車の乗り方次第では、オイルが減少して、不具合の生じる可能性があります。そのため、ピストンやピストンリングが対策品に交換されているかチェックしましょう。詳しい整備内容は、販売店に問い合わせてみてください。
シートの汚れやキズがないかチェックする
シエンタはコンパクトなミニバンであり、ファミリー層から支持を集めています。中古車は、過去に子どもが乗っていた可能性があり、車内に汚れやキズがないのかチェックすることも大切です。もちろん、外装の破損なども確認しましょう。
走行距離と年式をチェックする
中古車を選ぶ際、基準となるのが年式と走行距離です。安い車が欲しい人は、7~12年落ちで走行距離が10万km前後を選ぶとよいでしょう。できるだけ新品に近い状態で車を欲しい場合は、6年落ち以下で走行距離3~7万kmを目安にすることをおすすめします。
点検整備の有無を確認する
走行距離と年式だけではなく、整備状態のチェックも重要です。日常点検や定期点検整備をきちんと行っているか履歴などを確認して、安全な状態の自動車なのか見極める必要があります。エンジンルームは、オイルの汚れなどを見ておきましょう。
事故車に注意する
自動車の修復歴は、車の情報に明記する決まりがあります。しかしながら、記入が漏れている可能性もありますので、自分で確かめなければなりません。
たとえば、車体に歪みがあったら、もともと事故車だったケースもありえます。目で見て確かめるだけではなく、試乗しておかしいところがないかチェックすることも大切です。
現在の車から買い替える場合には
自動車を買い替える際は、下取りという手段もありますが、買取業者に依頼する方法もあります。業者での買い取りは、車の状態によっては高額査定になり、おすすめです。こうした買い替える際のコツについてまとめていきましょう。
売ったお金を元手にして購入できる
ディーラーの下取りは、低い査定額になってしまう可能性があります。なぜなら、ディーラーは新車には詳しいものの、中古市場については深い知識がないケースもあるからです。廃車の場合、料金を取られることもあります。できるだけ高値での買い取りを希望する人は、中古買取業者を選びましょう。
中古シエンタをお得に購入しよう
コンパクトなボディで個性的でおしゃれなデザインのシエンタは、中古車市場でたくさん流通されています。グレードや年式などによって価格が異なりますが、初代モデルであれば、比較的安値で入手可能です。また、業者によって価格が違いますので、事前に下調べしてから購入を進めましょう。
シエンタの中古車を購入する際は、エンジンオイル管理、シートの汚れやキズ、点検整備の有無などを必ずチェックしてください。年式や走行距離だけにとらわれず、さまざまな部分を確認して、安全性の高い自動車を選びましょう。