中古車プリウスの選び方を徹底解説!長期間愛される魅力とは
プリウスは、日本の大手自動車メーカーであるトヨタ自動車が販売していて、世界初のハイブリッド専用車として広く知られています。1997年の発売以降、モデルチェンジや性能アップを経て、今も多くの人々を魅了し続けています。
また、プリウスは中古車も市場に出回っていて、より安い価格で手に入れることができます。ここでは、中古のプリウスの選び方とその魅力について説明していきます。
目次
プリウスの魅力と特徴
現在は、CO2による温暖化が深刻化している影響で、世界規模での省エネ対策が叫ばれています。また、日本においても地球温暖化対策計画が策定され、2030年度のCO2削減を2013年度比で26.0%減を目標として掲げています。
このような状況の中で、プリウスはトヨタ自動車が1997年に世界初の量産ハイブリッド専用車として販売をスタートし、燃費が良く環境に優しいことが最大の特徴です。
さらに、吸音材や遮音材の使用によって車内は静粛性に優れており、エンジン音に悩まされることなく静かで快適な走行ができることも魅力の一つです。このような特徴から、夜間の走行や住宅密集地での走行においても、エンジン音による騒音トラブルを回避できます。
プリウスのモデル別の中古車の価格の相場
プリウスは、発売以降20年近く経過してもなお、幅広い年齢層から支持される自動車の一つです。また、標準仕様車を始めとしていくつかのグレードが展開されており、中古車市場にも数多く出回っています。
プリウスは、1997年の発売以降多くの人を魅了し続けていて、中古車市場にも数多く出回っています。その価格帯は幅広く、グレードや年式、走行距離によって異なります。
また、中古車市場におけるプリウスは、中古車よりも未使用者が多い傾向にあるため、最高価格が引き上げられているのが現状です。なお、2018年11月28日には、デザインチェンジした2019年モデルが登場し、特徴的なヘッドライトがシンプルに革新されるなど、ライトをメインに変更されています。
プリウス
プリウスは、ハイブリッド専用車が広く認知されるようになったことやエコカー減税が導入された2009年に発売された3代目です。
中古車価格帯 | 中古車相場 | |
---|---|---|
A社 | 49~232万円 | 49.8~289.8万円 |
B社 | 5~430万円 | 18~200万円 |
C社 | 1~980万円 | 24~368万円 |
プリウスα
プリウスαは、従来の5人乗りに加えて、3列目のシートを使用すれば最大7人乗りを実現できるゆったりとしたスペースが特徴です。
中古車価格帯 | 中古車相場 | |
---|---|---|
A社 | 49~232万円 | 174.8~309.8万円 |
B社 | 5~693.2万円 | 73~282万円 |
C社 | 1~980万円 | 76.6~244.3万円 |
プリウスPHV
2017年にフルモデルチェンジしたプリウスPHVは、新車での価格設定が高めであることから中古車市場においても160万円前後と高めとなっています。
中古車価格帯 | 中古車相場 | |
---|---|---|
A社 | 49~232万円 | 224.1~309.8万円 |
B社 | 5~693.2万円 | 185~291.6万円 |
C社 | 1~980万円 | 218~398万円 |
おすすめの中古車プリウスのモデル
中古のプリウスには、現在のモデルチェンジを経た新しいタイプではない魅力があり、古いモデルでも長い期間に渡って人気が根強い傾向にあります。
燃費性能が高い2代目
2代目プリウスは、初代から大きく形状を変えて2003年~2011年まで販売されました。また、燃費の高さは群を抜いており、燃費性能と価格で選ぶなら2代目プリウスがおすすめ。
また、2代目と比べると3代目の方が室内が広く、燃費性能もやや高い傾向にですが、価格面で考えると2代目では平均価格が約80万円も安く優位であることから、中古車を安く手に入れたいという人におすすめです。
今が買い時の3代目
3代目プリウスは、4代目の発売に伴って買い替えが促進され、3代目が中古車市場に非常に多く出回っているのが現状です。このような影響から中古車市場での在庫が多いため、より選択肢が多く、今が買い時のモデルです。
また、中古車市場に多く出回っていることから、価格帯も幅が広く、安く購入したとしてもプリウスは元々性能が良いため、性能に問題はないので安心です。
最新型が安く手に入る4代目の未使用車
4代目プリウスは、トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャーという基本性能の向上を目指した技術が採用されており、2015年に発売されました。この4代目は、未使用者が中古車市場に出まわっているため、最新型をできるだけ安く手に入れたいという人には4代目の未使用車がおすすめ。
なお、未使用車というのは、ディーラーが新車登録をして中古車として売りに出すものであるため、販売上中古車扱いになっているだけで新車よりも10~20%ほど安くなるのでお得です。
業者別のプリウスの中古車価格
現在は、さまざまな中古車販売サイトが登場していて、プリウスも数多く取り扱われています。ここでは、中古車販売サイト別のプリウスの平均中古車価格を表にまとめました。
タイプ別
A社 | B社 | C社 | |
---|---|---|---|
PHV Aプレミアム | 375.5万円 | 327.3万円 | 275.6万円 |
1.8S | 187.3万円 | 126.4万円 | 234.8万円 |
プリウスのタイプ別の価格を見ると、最新タイプのPHVの場合、中古車でも高い価格となっていることがわかります。なお、PHV Aプレミアムの新車価格は422.2万円となっています。
年式別
A社 | B社 | C社 | |
---|---|---|---|
2018年 | 284万円 | 254万円 | 237万円 |
2010年 | 108.1万円 | 156万円 | 167万円 |
プリウスの年式で価格を見ると、年式が新しい程価格が高めとなっていることがわかります。また、2010年式においては、30万円台から300万円台と価格帯の幅が広くなっているようです。
走行距離
A社 | B社 | C社 | |
---|---|---|---|
~5,000km | 231.9万円 | 229.8万円 | 248.9万円 |
70,000km | 144.5万円 | 128万円 | 128万円 |
プリウスの走行距離で価格帯を見ると、比較的走行距離の少ない5,000kmまでの距離の場合の価格は高めですが、走行距離が70,000kmにもなると、10万円台から200万円台と価格帯が広くなります。
中古プリウスを購入する際の注意点
中古のプリウスを購入する場合、一般的な中古車と同様に相場を事前に確認しておくことや現物をきちんと確認することが大切です。
ハイブリッドシステム・バッテリーの寿命
プリウスは、ハイブリッド専用車という特徴があるため、一般的な自動車と同様の補機バッテリーに加えて、ハイブリッド専用車特有の駆動用バッテリーの2種類が使われています。
走行距離によってバッテリーの寿命は異なりますが、バッテリーの寿命は2~5年程度だと考えられています。また、ハイブリッド専用車特有の駆動用バッテリーについては、20万kmの走行距離を目安で交換する必要があります。なお、駆動用バッテリーを交換するためには、17万円程度の費用が掛かります。
ハイブリッドシステムはトヨタのみで整備が可能
プリウスを販売しているトヨタ自動車では、購入から5年又は10万kmの走行距離を迎えるとバッテリーとハイブリットシステムのアフターサービスを設けています。
また、ハイブリットシステムの交換には、通常30万円程度の費用が掛かるため、このようなメーカー保証があることは購入者にとっては嬉しいポイントとなります。ただし、トヨタ自動車以外のディーラーから購入した場合でも、ハイブリットシステムの交換や整備はトヨタ自動車でしかできないので注意が必要です。
中古プリウスのメンテンス・維持費を確認
一般的には、走行距離が10万kmを超えると故障しやすくなり、車自体の価値も下落すると考えられています。しかし、たとえ走行距離が10万kmを超えたとしても、日々のメンテナンスをきちんと行っている場合は、良い状態で走行できると言われています。
中古のプリウスの場合、他の車種と同様にオイル交換や車検などの定期的なメンテナンスはもちろん必要です。なお、初代プリウスの燃費は28.0km/Lで販売台数の最も多い3代目では、燃費が38.0km/Lまで引き上げられています。
そのため、年代の古いプリウスを購入する場合は、3代目や4代目に比べるとやや燃費が劣るため、多少維持費は掛かることが考えられます。また、中古車の場合は2年に1度の車検が必要であるため、2年ごとに5万円程度の車検代が必要で、部品の交換がある場合はそれ以上になります。
さらに、車検のような法定点検と異なり、購入後の12カ月点検においては、1万円程度のメンテナンス費用が必要です。ただし、12カ月点検は義務ではありませんが、より良い状態を維持するためには定期的なメンテナンスを受けることをおすすめします。
走行距離と年式をチェック
中古のプリウスを購入する場合、一般的な中古車と同様ですが、走行距離と年式をチェックすることをおすすめします。例えば、車種の新しさや綺麗さを求めるのであれば走行距離が3~7万km程度のものを選び、とにかく安さを重視するのであれば走行距離が8~12万kmのものを選ぶと良いでしょう。
また、年式については、綺麗さ重視であれば6年落ちまで、安さ重視であれば7~12年落ちまでが目安となっています。
事故車に注意する
一般的な中古車と同様に中古のプリウスを購入する場合は、事故車かどうか見極めるようにしましょう。その理由としては、事故車などの修理歴がある場合、車の骨格となる部分がダメージを受けているため、走行中の不具合や故障の原因になりやすいことが挙げられます。
なお、事故や自損による修復歴は、車種情報に記載することが義務付けられていますが、稀に記載がない場合もあるので注意が必要です。
・水没車の場合
一般的な事故車とは異なりますが、豪雨災害などで水没してしまい、修理を経て中古車として販売されているケースがあります。このような場合、電気系統へのダメージが懸念されるだけでなく、事故車と同様に修理歴の記載がないケースもあるので注意が必要です。
・事故車の確認ポイント
明らかに車体が歪んでいたり、ヘッドライトとバンパーの隙間が均一でない場合は、事故車である可能性もあるので現車確認の際にしっかりとチェックするようにしましょう。
また、水没車かどうか確認する場合は、空調を入れていない状態で車内に異常な臭いがあることや、シートベルトに泥のシミがないかということをチェックすると良いでしょう。
現在の車から買い替える場合
中古車プリウスを購入する場合、現在所有している車からの買い替えを検討している人も多いのでないでしょうか。ここでは、車を買い替える際の買取業者について解説していきます。
買取業者を利用するメリット
近年では、車の買取業者が数多く登場しており、インターネット上で査定の依頼ができるサイトも登場しています。このような買取業者を利用するメリットには、現在所有している車を買取に出した上で、それを元手にして購入できることが挙げられます。
ただし、年式や走行距離によって査定価格に変動があるため、車の状態を確認した上で買取業者を選ぶようにしましょう。
買取業者はチョージンがおすすめ
買取業者を選ぶ際には、業者の専門性はもちろんのこと、買い取り実績の豊富さや査定時の対応などにも注視することがポイントです。数多くの買取業者の中でもチョージンは、全国各地に13,000社以上のネットワークを持ち、顧客満足度90%以上を誇っているのでおすすめです。
チョージンでは、どのような状態の車でも0円以上の買取保証や廃車に関する一連の費用が無料であることが特徴です。また、独自のネットワークを使って海外に販売網を持っており、高価買取が実現できるとして多くの利用者に支持されています。
中古プリウスをお得に購入しよう
プリウスは、20年以上という長い期間多くのユーザーに支持されており、世界規模での取り組みが必要である環境問題に配慮したハイブリッド専用車のパイオニアと言っても過言ではありません。また、グレードや年式などによって価格帯はさまざまですが、より長く走行できる自分に合ったお気に入りのプリウスを手に入れましょう。