ステージアの中古車価格を解説!賢く売ってお得に買い換える
「走れるLサイズのステーションワゴン」として日産からデビューしたステージアは、当時主流であったコンパクトサイズのワゴンの中では珍しい存在でした。そして、大きな排気量にスカイラインと同じエンジンや走行機能を採用したモデルは特に人気がありました。
また、存在感のある角ばったボディで颯爽と走るその姿に憧れた人も多いでしょう。ここでは、そんなスポーツカーと同等の走りが楽しめるステージアを、お得に購入する方法や注意点をまとめましたので購入の際の参考にして下さい。
目次
ステージアの魅力と特徴
走行性能、室内居住性、積載能力を兼ね備えたステージアは、多くの世代から今でも人気がある車です。
日産が生産した高級ステーションワゴン
1996年に日産から発売されたステージアは、大容量のラゲッジスペースと高い走行性能を備えた大型高級ワゴンとしてデビューしました。
大型でハイスペックのエンジンを搭載したステージアは、マルチリンク式サスペンションを採用しており、高い路面追従性を持つため乗り心地もよくなっています。そして、リアシートはリクライニング機能が付いた分割可倒式となっているため、長い荷物を積むことができ実用性にも優れています。
そして、ボディカラーにはイエローやレッド等の明るい色がラインナップされ、流れるボディラインでエクステリアも高級感が感じられます。
また、内装はグロリアやセドリックの影響を受け、BOSEサウンドシステムや質感のよいシートを採用するなど、豪華な内装となっています。インパネ回りもすっきりとまとめられており、シックで高級感漂うつくりとなっています。
中でもR33 スカイラインGT-Rのパワートレインを採用した260RSオーテックバージョンは特に人気があり高値で取引されています。
高いスペックと性能
当時、ステーションワゴンというと、バンの積載量とセダンの走りを兼ね備えた車で、比較的リーズナブルな価格設定で作られていました。しかし、ステージアは、当時日産で人気があったスカイラインGT-Rのエンジンと走行機能を搭載し、サスペンションもGT-R専用のものを使用するなどして、滑らかでパワフルな走り心地が特徴的な車です。
初代のステージアは直列6気筒2,600CCのインタークーラー付きターボエンジンを搭載しており、スポーツカー並みのパワーがありました。そして、2代目になるとエンジンはVQエンジンに変更されています。比較的実用性を重視して製造されるステーションワゴンの中で、走行性能を重視しているステージアは、ラグジュアリーな内装と高い走行性能から高い評価を受けています。
そして、低めの車高と重心のステージアは、高い走行安定性も評価されており、貨物と人を運ぶイメージが強いステーションワゴンの中でも、走りを楽しめるステーションワゴンとして高い人気を集めています。
ステージアの中古車の価格相場
人気のあるオーテックバージョンやエアロパーツ装着等のモデルを除けば、比較的安価で手に入れることができます。スポーティな走りができるワゴンを安価で手に入れたいのであれば、ステージアはぴったりの車です。
ステージアの中古車価格
約12年間の販売なので、中古車市場に出回っている台数はそれほど多くありません。ステージアの中古車価格は幅が大きいのが特徴です。R33スカイラインGT-Rのエンジンを搭載した限定車が特に人気があり、このモデルの中古車は特に高値で取引されています。
また、サンルーフやエアロパーツを装備している車も高めの価格になっているようです。
モデル別の価格の相場
ビッグサイズのステーションワゴンとして人気を博したステージアの中古車市場での価格を見てみましょう。生産を終了して10年以上経過しており、今では中古車市場でしかステージアは購入できません。
初代ステージアC34系
四角い箱型が特徴的な初代ステージアは、比較的安い価格で取引されているモデルが多いです。しかし、スカイラインと同じエンジンを積んでいる260RS 4WD オーテックバージョンは人気があり高額で売られています。
中古車価格帯 | 中古車相場 | |
---|---|---|
A社 | 50.04~50.00万円 | 約50.00万円 |
B社 | 18.0~365.00万円 | 約92.17万円 |
C社 | 18.0~378.00万円 | 約87.74万円 |
2代目ステージアM35系
2代目が発売される頃には、SUV車の人気が出始めた頃で、この2代目ステージアのデザインもそれを意識したものに変わっています。スタイリッシュな外観にリニューアルし、更に走行性能を高めたモデルとして登場しました。2代目の中古車市場での価格は、比較的手が届きやすい価格に落ち着いているようです。
中古車価格帯 | 中古車相場 | |
---|---|---|
A社 | - | - |
B社 | 6.00~99.90万円 | 約33.97万円 |
C社 | 6.00~99.90万円 | 約35.07万円 |
おすすめの中古ステージアのモデル
ボルボのデザインにも似た初代ステージアは高級感溢れるレトロなスタイルが人気です。また、お得に大型高級ワゴンを手に入れたいなら2代目が狙い目です。
レトロ車を求めるなら初代ステージア
初代ステージアは、その角ばった大きなボディをなんなく走らせるパワフルなエンジンが特徴的な車です。当時、ワゴンなのに走れる車として人気を集め、コンパクトサイズのステーションワゴンが多い時代には、珍しい車種でした。
スカイラインと同じスペックを持つモデルは、「ワゴンの皮を被ったスポーツカー」と呼ばれるほど走りには高い評価を得ています。
昔ながらのレトロな雰囲気を楽しみたい人には、初代ステージアのエクステリアはぴったりです。
最高出力 | 駆動方式 | 全長・全幅・全高 | 乗車定員 | 燃費 | 排気量 |
---|---|---|---|---|---|
130~280ps | FR/4WD | 4.8~4.89m/1.76m/1.49~1.51m | 5人 | 7.7~11.0km/L | 1,998~2,568cc |
お得に高級ワゴンを手に入れるなら2代目ステージア
エンジンをVQエンジンに変更し、鍛造アルミ製マルチリンク式サスペンションを採用、更に高い操舵安定性を確保した2代目ステージア。そのエクステリアも時代の流れに合わせたクロスオーバーSUVを意識したものに変貌しています。
価格は比較的安い価格での取引がされていて、高級大型ワゴンを安く手に入れたい人には最適の車です。そして、走りも一般的なワゴンに比べると格段によく、大型の割には小回りが利くとの口コミもあります。
更に、プラズマクラスター付きのフルオートエアコンが付いり、全車運転席にパワーシートを標準装備するなどして快適装備も充実しています。
最高出力 | 駆動方式 | 全長・全幅・全高 | 乗車定員 | 燃費 | 排気量 |
---|---|---|---|---|---|
215~280ps | FR/4WD | 4.77~4.82m.76~1.79m・1.49~1.55m | 5名 | 7.8~11.0km/L | 2,495~3,498cc |
業者別のステージアの中古車価格
販売終了して10年以上たつステージアは中古車市場でもそれほど台数は多くありません。そのため、状態のよいものを探すなら、まめにサイトをチェックする必要がありそうです。
タイプ別
特に高値で売られているのが、スカイラインと同じエンジンを積んだオーテックバージョンです。そのほかのモデルは、比較的安い価格で売られています。
タイプ | A社 | B社 | C社 |
---|---|---|---|
C34系 25tRSV | 約50.00万円 | 約50.00万円 | 約63.69万円 |
C34系 オーテックバージョン260RS | - | 約210.96万円 | 約187.38万円 |
C34系 25RS | - | 約25.58万円 | 約24.30万円 |
M35系 250RS | - | 約26.30万円 | 約18.42万円 |
M35系 300RX | - | 約19.27万円 | 約21.90万円 |
年式別
年式別に価格を見てみると、走行距離が短いものほど高く売られています。そして、価格は平均すると安めの価格で取引されています。
A社 | B社 | C社 | |
---|---|---|---|
1996~1998年 | - | 約113.28万円 | 約136.47万円 |
1998~2000年 | - | 約89.52万円 | 約86.74万円 |
2000~2002年 | 約50.00万円 | 約50.06万円 | 約41.68万円 |
2002~2004年 | - | 約32.11万円 | 約30.83万円 |
2004~2007年 | - | 約36.44万円 | 約33.77万円 |
走行距離別
40,000キロから80,000キロを走った車の台数が多く中古車市場には出回っています。販売終了からかなり年数が経過しているため、走行距離の短いものは少なめの印象です。また、ばらつきはありますが、低めの価格帯で売られています。
A社 | B社 | C社 | |
---|---|---|---|
0~20,000km | - | 約32万円 | 約258万円 |
20,000~40,000km | - | 約115.56万円 | 約85.09万円 |
40,000~60,000km | - | 約47.55万円 | 約46.08万円 |
60,000~80,000km | 約50.00万円 | 約55.70万円 | 約39.12万円 |
80,000~10万km | - | 約36.74万円 | 約51.93万円 |
10~12万km | - | 約55.14万円 | 約43.32万円 |
12~14万km | - | 約45.50万円 | 約30.38万円 |
ステージアを購入する際の注意点
中古のステージアを購入する時には、注意するべき点があります。後に後悔しないためにも、事前に確認してから購入の際にチェックしましょう。
ラジエターファンの故障に注意
平成16年2月から平成19年6月の間に生産されたステージアは、オーバーヒートの原因となるラジエーターファンの故障が多いという報告があります。
そのため、メーカーでも保証期間を延長し修理を行っていましたが、この無償修理には条件があり中には修理を行っていない車もあります。購入前には生産された年代を調べ、ラジエーターファンの修理が行われているか確認する必要があります。
初代はブレーキやベルトの劣化に注意
ステージアは走れる車として、高い走行性能を持つ車として売られていました。そして、スポーツカーを購入するよりは、安価でその性能を手に入れることができるため、スポーツカーには手が届かない人が多く購入していました。
レース用として使用されたり、ドリフト走行が行われたりとかなり走りこんでいる車も多くあり、通常の街乗り以上の過酷な状況に置かれた車も多くあります。そのため、ブレーキパッドやタイミングベルトが通常の時期よりも早く劣化していることが考えられます。
購入前には、これらの消耗品の劣化具合も調べる必要があります。
修理部品が手に入りにくい可能性も
初代ステージアは発売されて20年を経過しています。車自体の販売を終了からも10年を経過しており、交換部品の製造も終えているものがあります。
そのため、いざ故障して修理を行おうと思っても交換する部品が見つからない場合があります。また、部品が見つかっても高額になることも少なくありません。
特に初代ステージアを購入する時には、修理用の部品があるのかや、対処方法を相談しておいた方が無難です。年式も古くなるため、後に不具合が現れた時に交換部品がなければ、代替部品を探すのに時間もかかりますし、費用も高額になる可能性があるため注意が必要です。
現在の車から買い替える場合には
車を買い替える時には、高く買い取ってもらえると次の車の購入資金に充てられます。そして、より高く買い取ってもらうには、買取業者の選び方が重要です。ここでは、上手な買い替えのための買取業者の選び方を見てみましょう。
売ったお金を元手にお得に買い換えよう
車の買い替えを検討している人の多くは、今乗っている車を売って新しい車を購入する人がほとんどでしょう。車を購入する時には、車の代金のほかに多くの税金や保険料、手数料などがかかります。そのため、より高く車を買い取ってもらえれば、その費用を購入するための費用に充てられます。
車を高く売るためには、まずは買取業者に買取査定を依頼します。買取査定を依頼する時には、複数の業者に査定を依頼することがポイントになります。複数の業者を競わせることによって、より高く買い取ってもらえる可能性があります。
そして、買取業者はさまざまなサービスを用意している場合があります。購入後の保証のサービスであったり、ほかにもお得なサービスが用意されている場合もあるので、それらも確認してから買取業者を選ぶとよいでしょう。
ステージアの中古車をお得に手に入れよう
レトロで存在感のあるステージアは、その高い走行性能から多くの人に愛されている車です。また、高い居住性と積載能力で、アウトドアや日常使いでも活躍が期待できる車です。
今では、販売終了から年月が経過しているため、中古車市場でしか購入することができません。ステージアを手に入れたいのあれば、状態のよい車が見つかればすぐに購入できるように事前に今乗っている車を売るの買取業者を選んでおくとよいでしょう。
スムーズに購入するためにも、今乗っている車をより高値で売れる業者を見つけておいて、お得にステージアを購入できるように準備をしておきましょう。