ハスラーで人気のグレードやボディカラーは?歴代モデルも紹介
スズキのハスラー(HUSTLER)は、「遊べる軽」というキャッチフレーズでCMなどでもおなじみのクロスオーバーSUV軽自動車です。軽トールワゴンとSUVの組み合わせは、これまでになかった新ジャンルのモデルだと言えるでしょう。
こちらでは、機能や装備、燃費性能、走破性、デザインなど、人気の理由を紹介しながら、ハスラーで人気のグレードやボディカラー、歴代モデルを徹底解説していきます。また、ハスラーをお得に購入する方法も併せて紹介しているので、購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
ハスラーの人気が高い理由
ハスラーはスズキの車種全体の中でもトップクラスの人気があります。「遊べる軽」というキャッチフレーズを前面に打ち出したインパクトのあるCMで一躍人気に火が付いたのですが、実際に車種の評価も高いです。これからハスラーの人気が高い理由を詳しく紹介していきます。
アウトドアで楽しめる
「遊べる軽」のキャッチフレーズを裏付ける理由が、アウトドアで活躍する装備とアクセサリーが充実していることです。例えば、車の後ろを開けた状態でカーテンやタープキッドを取り付けることで、簡単にタープやシェードの役割となる空間を作り出せます。
シートはフルフラットになるので、ベッドクッション等を取り付けることで車中泊も可能です。このように、アウトドアを気軽に楽しめる装備やアクセサリーが充実していることは、ハスラーの最大の魅力だと言えるでしょう。
燃費性能が高い
スズキ独自のシステムとなる「S-エネチャージ」を搭載したことで、高い燃費性能を発揮していることも、ハスラーが人気を集めている理由の一つです。S-エネチャージとは、加速時にモーターでエンジンをアシストする機能のことを言います。
ハスラーのS-エネチャージ搭載車は、ワゴンRに搭載されている従来のものよりもモーターアシストする時間と頻度を増やし、さらに燃費を向上させました。この優れた燃費性能により、S-エネチャージ搭載車は全車エコカー減税の免税対象となっています。
本格的な悪路走破性
悪路走破性の評価の高さの秘密は、165/60R15の大径タイヤを採用し、最低地上高を180mmにしていることです。そうすることで、アプローチアングル28度、デパーチャーアングル46度を確保でき、起伏のある悪路で前後パンパーが地面をこすってしまうこと防ぐことができます。
また、4WDのCTV車には、滑りやすい下り坂の車速を制御する「ヒルディセントコントロール」や、滑りやすい路面の発進時に効果的にエンジンやブレーキが作動するように制御させる「グリップコントロール」などのシステムを装備し、悪路走破性の実力を高めました。
充実した安全装備
ハスラーは見た目や機能だけではなく、安全面にも強いこだわりを持っています。それを裏付けるポイントは、前方の車を察知して自動ブレーキが作動し、追突を回避することができる「レーダーブレーキサポート」、コーナーでの横滑りを抑える「ESP(車両走行安定補助システム)」などを搭載していることです。
レーダーブレーキサポートでは、「駐車時のアクセルとブレーキの踏み間違い」という事故の原因を防ぐことにも役立ちます。ESPは、発進や加速時のタイヤの空転の抑制、急ブレーキによるタイヤのロックの抑制もできるなど、安心装備が充実です。
ハスラーで人気の高いグレード
ハスラーのグレードは、発売された時期にもよりますが、大きく分けて「A」「G」「J」「X」などがあり、さらにターボや2トーンルーフ仕様車があるなど種類が豊富です。今回は、数ある中で人気の高いハスラーのグレードが何かを紹介します。
【一番人気】お買い得感のあるG
一番人気は、装備の充実度と価格のバランスが良く、お買い得感の高いグレードGです。中間グレードに位置するGですが、安全性能もエクステリアも充実しており、お買い得感があります。
安全性能では、事故防止につながるレーダーブレーキサポート(自動ブレーキシステム)と誤発進抑制機能を装備。この装備はAグレードにはありません。一方で上級グレードXは、デュアルカメラブレーキサポート(自動ブレーキシステム)、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能が装備されているので、安全性能も最上級です。
その分、エクステリアの違いも含めてですがGとの価格差は28万円程になるので、十分な安全性能を備えているGを選ぶ方が多くなります。ただ、安全であればあるほど良いことは確かなので、正直なところ安全面を重視するのであれば、判断が難しいところです。
エクステリアでも、上級グレードのJはメッキが多用されていて高級感がありますが、そこまでのこだわりがなく街乗りニーズであればGグレードでも十分だと言えるでしょう。そもそも、ハスラーは高級感を重視する人が選ぶ車ではないので、エクステリアの違いを理由に上級グレードを選ぶ人は少ないです。
アウトドア向きのGターボ
アウトドアやレジャーで使いたい方には、ターボエンジンが搭載されたGターボが人気です。4WDで雪道やオフロードも走りやすくなっています。
そして何より、アウトドアやレジャー等で多人数乗車や重い荷物を載せて移動するにはターボエンジンのパワーは必須です。高速道路などの移動でもターボエンジンのパワーが発揮されます。街乗りであれば自然吸気エンジンでも不満はありませんが、アウトドアや高速走行となるとパワー不足だと感じてしまうことでしょう。
上級グレードのターボもあり、例えばJターボには、ディスチャージヘッドランプ、LEDフロントフォグランプ、クルーズコントロールシステム、本革巻きステアリングホイール、パドルシフト、LEDサイドターン付ドアミラー、15インチアルミホイールが装備されています。ただ、価格も17万円程高くなってしまうので、価格とのバランスを考えるとGターボを選ぶ人が多いです。
充実装備の特別仕様車タフワイルド
中間グレードであるGをベースに装備と仕様をパワーアップさせた特別仕様車。Aピラーからルーフ、リアクオーターパネルにかけてブラック塗装が施されることで、たくましさを感じさせるデザインになっています。
ベースのGグレードの2トーンカラー仕様車と比べると約16万円程高くなりますが、コストパフォーマンスに対する評価は高いです。エクステリア、インテリア、機能や装備の全てにこだわっており、これ以上ないというくらいに装備も仕様も充実しています。特別仕様車タフワイルドの主な装備は以下の通りです。
エクステリア
- プレミアムUV&IRカットガラス
- 専用フロントバンパー、リアバンパーガーニッシュ
- カラードドアハンドル(ブラック)
- ブラック2トーン(Aピラー、ルーフ、リヤクォーターパネル)ブラック塗装
- LEDサイドターンランプ付きドアミラー
- 『HUSTLER』のフロントエンブレム(ホワイト)
- 『TOUGH WILD』エンブレム
- 専用色15インチスチールホイール(ブラックメタリック)
どれも印象的ですが、特にブラック2トーンが特別仕様車タフワイルドの特徴的です。
インテリア
- 専用色ステアリングガーニッシュ(ガンメタリック)
- ステアリングオーディオスイッチ
- 専用色インパネカラーパネル(オフブルー)
- 専用色エアコンガーニッシュ・ルーバーリング(ガンメタリック)
- 専用レザー調&ファブリックシート(ネイビー&ブラウン)
- 専用色スピーカーリング
- 専用色ドアトリムカラーパネル(オフブルー)
- メッキインサイドドアハンドル
- 専用レザー調&ファブリックシート表皮(ネイビー&ブラウン)
ベースカラーとして使用されているのは「オフブルー×ブラック」で、タフワイルドのイメージにぴったりです。
機能や装備
- 先進安全装備『スズキセーフティーサポート』採用
- ディスチャージヘッドランプ(ハイ/ロー・オートレベリング付き)
- オートライトシステム
- LEDフォグランプ
- ナノイー搭載フルオートエアコン
- フロント2ツィーター、リヤ2スピーカー
- 電動格納式リモコンドアミラー(リモート格納機能付き)
安全装備は、デュアルカメラブレーキサポートや誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能を備えています。
ハスラーで人気の高いボディカラー
ハスラーのボディカラーはとても多く、グレードGとグレードXはモノトーン5色、2トーンカラー6色、グレードAはモノトーン5色でダブりを省くと合計11色。特別仕様車のFリミテッドIIは2トーンカラー4色、JスタイルIIIは2トーンルーフカラー7色、タフワイルドは2トーンカラー6色、ダブりを省くと全合計26色もあります。
この中で1番人気は濃い緑色をした「クールカーキパールメタリック」です。通常モデルはモノトーンのみですが、特別仕様車には2トーンカラーがあります。
次に人気があるのは、グレードG、グレードX、特別仕様車に設定されている「フェニックスレッドパール ブラック2トーンルーフ」と「アクティブイエロー ブラック2トーンルーフ」です。どちらもハスラーの代表格とカラーで、鮮やかな色彩が目を引きます。
ハスラーの人気を象徴する初代モデル
ハスラーの初代モデルについてご紹介します。
初代ハスラー
ハスラー初代モデルは「アクティブなライフスタイルに似合う軽クロスオーバー」をテーマに掲げ、街乗りからアウトドアまで幅広く使える新世代クロスオーバーSUVとして2014年1月に開発されました。
ワゴンのように広くて高い居住空間、ワンランク上の走行性能と走破性能、燃費、新ジャンルの個性的なボディデザインなども特徴です。グレードによりますが、事故を未然に防ぐための最先端の安全・安心装備も搭載されています。初代モデルは2014年1月、2014年4月、2015年1月、2015年5月、2015年12月、2016年12月、2017年1月、2017年5月、2017年12月、2018年7月、2018年11月とマイナーチェンジがされており、それぞれ装備等に改良がおこなわれました。
人気の高いハスラーをお得に購入するには
人気の高いハスラーを少しでもお得に購入するために、「買取に出す」という選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。なお、買取業者も色々あるので、業者の選び方も大切です。
現在乗っている車を買取に出す
買い替えであれば、現在乗っている車を買取に出し、それを元手に購入するとお得です。年式や走行距離によって査定価格が変わるため、状態を確認して買取業者を選びましょう。
買取業者にも色々あります。例えば、古い車や故障している車は、出す業者によっては逆に廃車手数料等でお金がかかることもあるので注意しましょう。買い取ってもらえそうにない古い車や故障している車でも、部品等に価値を見いだして買取が可能になる業者もあります。そのため、買取業者選びはとても重要です。
車を売ってハスラーをお得に購入しよう
「遊べる軽」として人気が高いハスラーは、様々なグレードやカラー等があり種類が豊富です。人気が高いのは中間グレードのGですが、街乗りやアウトドアなど、人それぞれニーズが異なるので、ニーズや好みにあるものを選びましょう。
ハスラーの購入を決めたら、少しでもお得に購入するために現在乗っている車を売って、その資金を購入資金に充てませんか?そうすることで、お得にハスラーを購入できます。ただし、買取業者によって買取価格が変わるので注意しましょう。