センチュリーにSUVが登場!センチュリーの中古車相場とは
トヨタのセンチュリーが2023年9月6日に新型タイプの発売を開始しました。新型とはいってもセンチュリーセダンの新型フルモデルチェンジがあったわけではなく、今回の新型センチュリーとは、SUVモデルのセンチュリー追加ラインナップというものでした。
トヨタのフラグシップモデルセンチュリーとは
トヨタのセンチュリーといえば、トヨタにおける最上級ショーファードリブンカーとなっています。
トヨタ・センチュリーの歴史
初代センチュリーが発売されたのは1967年11月のことです。その後30年間フルモデルチェンジはされておらず、1997年まで初代センチュリーはロングライフモデルとして長く販売されていました。2代目モデルが登場したのは1997年4月で2017年1月まで生産されており、モデルチェンジした3代目センチュリーは2018年6月に登場しました。現在販売中のセンチュリーセダンは、こちらの3代目モデルとなっています。
次世代のショーファーカー新型センチュリー
2023年9月6日に発売となった新型センチュリーは今までになかったSUVタイプとなっており、1967年から50年以上販売されてきたこれまでのセンチュリーの伝統を継承しながらも、多様化する現代に合わせて進化したニューモデルとなっています。
パワートレーンは、プラグインハイブリッドのV6 3.5L PHEVエンジンとE-Four(四輪駆動)を組み合わせたことにより、パワフルで滑らかな走り心地ながら燃費性能はWLTCモードで14.2km/Lとなっています。
鏡面のように曇りのない磨き上げられたボディカラーは、ツートンカラーとモノトーンカラー合わせて7通りのバリエーションがあります。
ボディカラー名称 | トップカラー | ボトムカラー | 備考 |
---|---|---|---|
白鶴(はっかく) | プレシャスホワイトパール | シルバー | 標準 |
黎明(れいめい) | プロミネントグレー | シルバー | 標準 |
麟鳳(りんぽう) | ブラック | シルバー | 標準 |
黎明 単彩(れいめい たんさい) | プロミネントグレ― | - | ※メーカーオプション(150,000円) |
麟鳳 単彩(りんぽう たんさい) | ブラック | - | ※メーカーオプション(150,000円) |
KIWAMI LINE 黎明 杼型(れいめい ひがた) | プロミネントグレー | ブラック | ※メーカーオプション(2,000,000円) |
KIWAMI LINE 紅蓮(ぐれん) | グローリーレッド | シルバー | ※メーカーオプション(700,000円) |
センチュリーセダンと新型センチュリーを比較
3代目センチュリーセダンと、新型センチュリーのボディサイズの比較がこちらです。
項目 | 新型センチュリーSUV | センチュリーセダン |
---|---|---|
全長 | 5,075mm | 5,205mm |
全高 | 1,805mm | 1,505mm |
全幅 | 1,990mm | 1,930mm |
ホイールサイズ | 2,950mm | 2,810mm |
最新センチュリーの中古車相場
センチュリーは元々高級ショーファードリブンカーであったことから、中古車市場での流通量は多くありません。特に現行の2018年モデルについては発売から5年と経過年数も浅く、2022年の年間販売台数も約160台と新車流通量も多いとは言えないため供給自体が少ない車です。現に今も法人車両から下取りされた良好な状態の車体が数台流通しているのみとなっているため、大手中古車販売店での販売台数も一桁、中古車価格も1,500万円~と決して手に届く価格ではありませんでした。
では、センチュリーのパワフルで静かなエンジンや豊かな後席空間を手に入れることは難しいのでしょうか。
実は現行モデルではなく、先代モデルや先々代モデルのセンチュリーの中古車相場であれば、比較的購入しやすい価格帯の車体も流通しています。どのような探し方をすると、見つけることができるのでしょうか。
中古車センチュリーの探し方
中古車市場において、比較的求めやすい価格のセンチュリーを探すのであれば、1997年に発売された2代目モデルに照準を絞って探すことをおすすめします。2代目モデルの発売期間は、1997年から2017年までの20年間。型式番号は、GZG50となります。20年間フルモデルチェンジはなかったものの、装備等使用変更があったため1997年から2005年までのモデルを前期、2005年から2010年までのモデルを中期、2010年から2017年までのモデルを後期と呼び分けています。(中期ではなく、後期モデルのなかでさらに前期後期と分けて呼ぶこともあります)
前期から中期においての仕様変更は、内装と外装の装備変更のほか、4速ATから6速ATへのトランスミッションの変更とテールランプのLED化がポイントになっています。中期から後期においての仕様変更は、バックガイドモニター、ETCの標準装備、エンブレムの背景色の変更となっています。
2代目センチュリーは、当時国産乗用車で唯一のV型12気筒DOHCユニットエンジンを搭載していました。V12エンジンの特徴は、パワーとエンジン音が静かで高級車に向いているという点です。また、センチュリーのV12エンジンの特徴は、シリンダー配置がV型になっていてそのV字の片方6気筒にトラブルがあっても、残りの片側の6気筒が機能することで走行ができるというところでした。
中古車市場でも、V12エンジン車ということで注目するユーザーも多く、カスタムベース車としても人気が高くなっています。しかし、カスタムベースであることで、車体によっては事故歴修復歴がある車も市場に流れているため、価格があまりにも安すぎる車体には注意が必要となっています。
2023年の2代目センチュリーの中古車相場は
前項でご紹介した2代目センチュリーの前期、中期、後期モデルの2023年時点の中古車流通相場は以下のようになっています。
モデル | 販売時期 | 中古車相場 |
---|---|---|
前期 | 1997-2005 | 580,000円~3,000,000円 |
中期 | 2005-2010 | 670,000円~3,570,000円 |
後期 | 2010-2017 | 1,700,000円~5,500,000円 |
後期モデルは、5万km未満の低走行車で修復歴なしとなると高額車体も少なくはありません。しかし、発売当時の新車価格が984万円~1,253万円であったことを考えると、良好な状態でかなりお得な車体といえるでしょう。
センチュリーお得に手に入れる方法
センチュリーの特徴である、パッセンジャーズに対しての後席の空間設計や走行時のエンジンの静かさ、滑らかでパワーのある走りに対して、憧れを感じて購入を検討するというドライバーは少なくありません。前項でご紹介したように、今なら法人利用されていた良好な状態の車体も流通しているため、中古車市場での購入を検討することも可能となっています。
乗換えでお得に購入するなら
現在他の車体に乗っていて、乗換えでセンチュリーを購入することを検討されているのであれば、お得に購入するために必要となるのは【購入資金】です。乗り換える車両を下取りに出して、購入店舗で値引き交渉をしようと考える方もいらっしゃるかもしれませんが、中古車店での下取り値引き交渉は、再販がしやすい車や人気車種でなければ渋い結果になることが多く、あまりおすすめできません。購入資金に充てるために、現在の車を手放す予定という方は、出来る限り高く買取をしてもらうために中古車買取店での相見積をおすすめします。
おすすめの買取業者の選び方
中古車買取店ときくと、大手買取店舗が浮かばれる方も多いと思いますが、実は全国に車の買取業者は複数あり、なかでも買取価格が高くなっている業者には特徴があります。
それが、日本国内での再販だけでなく、海外を視野に入れた海外再販ルートを持つ中古車買取業者です。今、日本の車の価値は海外で高くなってきているため、日本国内の中古車販売店で再販するよりも海外で再販をしたほうが高く売れる可能性があるのです。海外へ輸出をするとなると、コストがかかるため買取価格が下げられてしまいそうと考える方もいらっしゃるかもしれませんが、そのコスト以上に高く売れるため高額査定がでやすくなっています。
ただし、どの業者が海外輸出をしている中古車買取業者なのかどうかは、車を売却するユーザーからは判断がつきません。そのため、できるだけ相見積をとって複数社に買取査定をしてもらうことで高く買取価格をつけることができる業者を探すことをおすすめしています。
まとめ
こちらの記事では、2023年9月6日に発売開始とともに注文受付開始となった、新型センチュリーについて解説しました。また、センチュリーの中古車相場や、センチュリーを中古車で購入するお得な方法や、おすすめのモデルもご紹介しています。
ショーファードリブンとして伝統のあるセンチュリーですが、実は中古車市場ではドライバーズカーとしても人気があります。気になられた方は、ぜひ参考にご覧ください。