マイカーローンについて
車を購入するときに必要な初期費用には、車両本体の価格に加えて、環境性能割、自動車税(種別割)、自動車重量税、自賠責保険料、リサイクル料金や消費税などの法定費用、その他諸費用や手数料があります。初期費用は一般的に車両本体価格の10%~20%が必要だと言われています。
このように車の購入にはまとまったお金が必要ですが、マイカーローンは、毎月一定額を返済し年数をかけて購入代金を完済していくという仕組みのため、ほとんどの方がマイカーローンを利用しています。また、同時にETC車載器やカーナビなどのオプションも車両価格とあわせてローンを組むことができます。
しかしお金を借りる「ローン」なので利息をつけて返す必要があります。マイカーローンは、10年以内の返済期間が多く、金利は1%台から10%台までさまざまです。またマイカーローンは、他のローンと同じく審査があり通過しなければ借りることはできません。審査には、仮審査と本審査があり、仮審査は勤続年数や年収で審査され、本審査では、信用情報機構の情報をもとに返済能力があるかなどの審査を行います。審査にかかる時間はディーラー系カーローンの場合1日~2日程度、銀行系カーローンの場合は1週間程度となります。
マイカーローンはできるだけ少ない金額を短い期間、低い金利で借りた方が返済の負担は軽くなり、反対に大きな金額を長い期間、高い金利で借りてしまうと返済の負担が重くなるため一部を頭金として支払い、残りの金額をローンで支払うことをおすすめします。
マイカーローンの返済シュミレーション
マイカーローン組むにあたり事前に具体的な返済シミュレーションをしましょう。ここでは「借入額」「返済期間」「金利」をまずイメージしましょう。基本的な計算式は以下のとおりです。
利息金額 | 借入金額×金利×返済年数÷2 |
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返済総額 | 借入金額+利息金額 |
月々の返済額 | (借入金額+利息金額)÷返済回数 |
【200万円借入する場合】
借入額:200万返済期間:5年
金利:3%
ボーナス併用払いなし
利息金額:200万×0.03×5年÷2=15万円
返済総額:200万+15万円=215万円
月々の返済額:215万円÷5年=3万5,833円
よく使われるマイカーローン
マイカーローンの返済シミュレーションをした次に選ぶべきは、「どこの会社から借入をしたらいいか」です。一言でマイカーローンといっても業者ごとに金利やメリットデメリットがあるため自分に合った業者を見つけることが重要です。金利の安さだけに注目しがちですがで、利用条件や利用限度額(融資額)もしっかり把握し徹底比較することをおすすめします。
ここでは2022年3月最新版マイカーローンおすすめランキングを発表します。
横浜銀行「マイカーローン」
WEB完結型のため来店せず契約ができる!借り換えも可能!
最低金利 | 0.9% |
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最高金利 | 2.4% |
利用限度額(融資額) | 1000万円 |
利用条件 | 借入時の年齢が満20歳以上で完済時の年齢が70歳未満であること。 また居住地もしくは勤務地が神奈川県・東京都(一部除く)・群馬県(前橋市、高崎市、桐生市、みどり市)であることなど。安定継続した収入が無い場合や、保証会社の保証が受けられない場合は利用することができません。 |
三菱UFJ銀行「ネットDEマイカーローン」
月額返済金額は1万円台からOK!返済期間も最長10年!
最低金利 | 1.5% |
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最高金利 | 2.45% |
利用限度額(融資額) | 1000万円 |
利用条件 | 借入時の年齢が満20歳以上で完済時の年齢が70歳未満であること。 また前年度の年収が200万円以上で勤続年数が1年以上であることなど。 年金収入のみや保証会社の保証を受けることができない場合利用することができません。 |
損保ジャパン「ジャパンダ・ネットマイカーローン」
安心の固定金利!最短6営業日借入可能!土日も審査可能!
最低金利 | 1.9% |
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最高金利 | 2.95% |
利用限度額(融資額) | 1000万円 |
利用条件 | 借入時の年齢が満20歳以上で完済時の年齢が70歳未満であること。 また前年度の年収が280万円以上で安定継続した収入があること。 保証会社の保証を受けることができない場合利用することができません。 |
マイカーローンの特徴
車を購入するときに利用するカーローンには、主に2つの種類があります。それはディーラーローン、銀行ローンです。それぞれの特徴を比較していきましょう。
ディーラーローンの特徴
ディーラーローンの特徴は、車を購入した際にそのまま手続きができるため契約がスムーズです。ローン審査の結果も当日に出ることが多く1時間以内に終えることがほとんどです。審査が簡単なので早く借入ができる点がメリットです。
しかし銀行系ローンに比べ金利が高く、ほとんどが3%~5%となっています。 またディーラーローンを利用して購入した場合、車の所有権がディーラー名義になるため完済するまで売却や他人に譲ることができません。
銀行ローンの特徴
銀行ローンの最大の特徴は、金利が安く平均2%台が相場です。
しかしディーラーローンに比べ審査が厳しく審査にかかる時間は1週間程度が目安となります。メガバンクや地方銀行、信用組合、JAバンクなども銀行ローンに含まれ、数多くある銀行が独自の強みを持った商品を扱っているため自分に合った商品をみつけるための選択肢が多い点も魅力のひとつです。
マイカーローンの注意点
マイカーローンを利用することで預金額が少なくとも車を購入することができますが、自分のライフプランや収入にあった返済計画をしっかり立てることが大切です。
またローン会社を選択するほかに、利息の支払い方法にも元利均等返済と元本均等返済があるためしっかり違いを理解して楽しいカーライフの準備をしましょう。
カーローンが通らず審査に落ちる場合がある
まずはじめの注意点は、カーローンが通らず審査に落ちる場合があります。カーローンとはいえ、お金を借りる「借金」と同じなので金融機関は返却能力の有無を審査します。金融機関によって審査基準は様々ですが審査に落ちる場合、共通する点があります。
以下の項目に当てはまらないか事前にチェックしておきましょう。
- 年収が200万円以下
- 複数のローンを組んでいる
- 年齢が20歳未満もしくは65歳以上
- 収入が安定していない
- 過去の金融機関とのトラブルなど
総支払額を確認すること
2つめの注意点は総支払額を確認することです。
利息の支払い方法には、元利均等返済と元本均等返済があり、毎月の支払額や完済時の総支払額が異なります。元利均等返済とは、毎月の支払額が一定になる返済方法です。
一般的に給与所得者など毎月決まった時期に決まった金額の収入がある方がよく使う支払方法で毎月の元金と利息を合わせた支払額が常に一定なので家計収支が組みやすく返済計画も立てやすい点が特徴です。
しかし、ローン開始当初は利息の割合が大きくなるため元本均等返済と比較すると総返済額は大きくなります。元本均等返済は、毎月の返済時の元金部分を同額にする方法です。借入の元金が早く減っていくため、元利均等返済と比較すると総支払額が少なります。
カーローンについては現状大手の金融機関では元利均等返済しか選択できない場合がありますが、地方銀行などは選択できることもありますので比較し好きな方を選択することができます。
マイカーローンの利用者の声
カーローン会社の種類や金利や特徴などをお伝えしてきましたが、まだ迷われている方も多いのではないでしょうか。ここでは実際にディーラーローンと銀行系ローンに分けてそれぞれ実際に利用した方の口コミをご紹介します。
ディーラーローンのご利用者様
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安心してお任せすることができました。
- 投稿者
- 20代/男性/愛媛県
はじめて新車を購入するため近所のディーラーに行きました。 欲しい車は既に決まっていましたがローンを組んだことが無く色々教えてもらいながら契約をすすめました。ディーラー以外でもローンを組めることは知っていましたが同じ担当者がずっと対応してくださるので安心してお任せすることができました。 また審査時間も20分くらいで結果が出たので1日で全て終えることができて良かったです。
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手間なくスムーズだった
- 投稿者
- 40代/男性/東京
銀行で借りるよりも金利が高いことは把握していたが手間と時間を考えるとディーラーの方が楽で効率的。
銀行ローンのご利用者様
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長く付き合っている銀行なので安心感がありました
- 投稿者
- 50代/女性/京都府
ディーラーでローンを組むよりも金利が安いので他の家族も銀行でローンを組んでいます。
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審査結果の連絡が遅いと感じた
- 投稿者
- 30代/男性/高知県
金利が安いため使用しているが、審査結果の連絡が遅く10日ほど結果が分からない状態だった。審査がきちんとしているのはいいがもう少し早く進めたかった。
よくあるご質問
マイカーローンの審査基準を教えてください。
金融機関によって審査基準が異なりますが一般的なマイカーローンの審査では、借入時の年齢、完済時の年齢、前年度の年収、勤続年数、他での借入状況などを審査し返済能力を判断することが一般的です。地方銀行の場合勤務先や居住地によって利用できないこともありますので各ローン会社にお問合せください。
審査したら申込のキャンセルはできないのでしょうか。
申込をキャンセルすることは可能です。購入する車種の変更や、購入自体を辞める場合、ローン会社を変更する場合など、万が一中段する場合はローン会社にお申し出ください。
車につけるオプションやカーナビなども一緒に買いたいのですがローンは使えますか?
大半のカーローンで利用することが可能です。ディーラーオプション以外でも、カー用品店などで購入した場合でも見積書などの必要書類を提出することで可能なケースが多いです。
カーローンの利用用途に制限はありますか?
基本的に新車を購入するためにローンを組むことが一般的ですが、中古車の購入、バイクの購入、購入時の初期費用、修理や車検費用などに利用できるケースもあります。ただし、ディーラーローンの場合は車両価格にしか利用できないこともあるので事前に確認が必要です。
カーローンで購入した場合、車の名義は誰になるのでしょうか?
金融機関によって異なります。
ディーラーや販売店のローンを使用した場合は以下のケースが一般的です。
所有者:信販会社
使用者:本人
銀行ローンの場合は所有者と使用者ともに本人になることが一般的です。