車検証

車検証(正式名称:自動車検査証)についての説明や注意事項、電子車検証の閲覧方法や盗難された場合の再発行方法等を掲載しています。

更新日付:2025年2月13日

車検証とは

自動車検査証(以下車検証)とは、車が国土交通大臣の行う検査を受け保安基準に適合していることを証明する記録カードのことです。車検を受け、有効な車検証の交付を受けたものを携行していなければ、車の運行はできません。車検証には、車台番号や使用者の氏名または名称といった、最小限の必要事項が記載されています。車検有効期間や自動車検査証記録事項は、券面右側のICタグに記録されています。

車検証

電子車検証(普通車)とは

2023年1月より車検証が電子化し、電子車検証(普通車)の交付が開始されました。電子車検証の交付開始にあわせて、従来の紙の車検証の発行は終了しています。電子車検証(記録カード)の券面記載事項は必要最小限のみとなり、紙の車検証に表示されていた一部の情報はICタグへ納められたため、閲覧アプリやICカードリーダーPCで閲覧が可能になります。

電子車検証画像

電子車検証(普通車)
  • 車両番号
  • 使用者の氏名または名称
  • 車台番号
  • 車両識別符号(車両ID)
  • セキュリティコード
etc

ICタグ記録事項

電子車検証(普通車)
  • 自動車検査証の有効期間
  • 所有者の氏名・住所
  • 使用者の住所
  • 使用の本拠の位置
etc

電子車検証(軽自動車)とは

2024年1月より検査対象軽自動車の車検証が電子化し、電子車検証(軽自動車)の交付が開始されました。電子車検証の交付開始にあわせて、従来の紙の車検証の発行は終了しています。電子車検証(記録カード)の券面記載事項は必要最小限となり、これまで紙の車検証に表示があった一部の情報はICタグに記録されるため、閲覧アプリやICカードリーダーPCで閲覧が可能になります。

電子車検証画像

電子車検証(軽自動車)
  • 車両番号
  • 使用者の氏名または名称
  • 車台番号
  • 車両識別符号(車両ID)
  • セキュリティコード
etc

ICタグ記録事項

電子車検証(軽自動車)
  • 自動車検査証の有効期間
  • 所有者の氏名・住所
  • 使用者の住所
  • 使用の本拠の位置
etc

電子車検証の見方

電子車検証は、必要最小限の情報を券面記載事項としており、所有者の氏名・住所や車検有効期限等の情報はICタグに記録されます。ICタグに記録される情報は、スマートフォンの車検証閲覧アプリの利用、またはICカードリーダー取付があるPCを使用し、読み取ることができます。

車検証閲覧アプリを使用し車検証情報を確認する手順

  1. 車検証閲覧アプリをスマートフォンへダウンロードしてインストール
  2. アプリを起動しホーム画面の読取開始をタップ
  3. セキュリティコード入力(電子車検証右下の4桁の数字)
  4. 電子車検証右部分のICタグ部分へスマートフォンを近づける
  5. 車検証の読み取りが完了すると画面に車検証情報が表示される

自動車検査証記録事項(書面)とは

自動車検査証記録事項は、電子車検証のICタグに納められている車検証情報を手元で確認ができる書面のことです。車検証電子化に伴って券面記載事項が必要最低限となり、アプリを操作して車検証情報を閲覧する仕組みとなりましたが、PCやスマホの操作に慣れないユーザーへの補助として、電子化から少なくとも3年間は車検証と同時に自動車検査証記録事項が発行されます。

自動車検査証記録事項(書面)

令和6年4月から、自動車検査証記録事項の印刷用端末が各運輸支局または自動車検査登録事務所の窓口付近に設置されていますので、使用者は必要に応じて書面を印刷し、手元に保管することが可能となっています。

車検証の注意事項

車検証は、車検や各種手続きを行う上で、もっとも重要な内容を証明するものです。車検証の内容によって、手続きに必要な書類が追加されたり、手続きを受け付けてもらえないケースも発生します。車検や各種手続きを行う前に、予め車検証に記録されている内容をご確認下さい。

注意事項

  • 電子車検証は右部分にICタグがあるため折り曲げ厳禁となります。ICタグは高温に弱いため、夏季など車内温度が高くなる時期はダッシュボード上に放置しないようにします。水に濡れた際も、レンジで温めたりドライヤーをあてるのではなく、自然乾燥させましょう。
  • 電子化に伴い、券面記載事項では車の所有者の確認が取れないため、電子車検証のIC記録事項を読み取って所有者を確認後、各種手続きを進める必要があります。
  • 電子車検証ICタグに記録された有効期間の満了する日を過ぎて、有効期間が切れてしまっていると、名義変更などの手続きは受け付けてもらえません。その場合は先に車検を取ってから、名義変更を行うという流れになります。

車検証についてよくある質問

車検証について、よくいただくご質問にお答えします。

Q.車検証を紛失してしまいました。再発行はできますか?

A.車検証を紛失や汚損・盗難された場合は、再発行することができます。車検証再発行手続きを行う場所は、現在付いているナンバーを管轄する運輸支局または軽自動車検査協会となっています。

Q.他県に引越しました。車検証の住所変更はどのように行いますか?

A.車の所有者または使用者が引越などにより住所の変更を行った場合は、車検証の変更登録手続きを行います。手続きを行う場所は、新たな住所(使用の本拠)を管轄する運輸支局または軽自動車検査協会となっています。

Q.結婚したため車検証の氏名を変更したいのですが、どのように行いますか?

A.車の所有者または使用者が、結婚や離婚等により登録された氏名を変更する場合は、変更登録手続きを行います。手続きを行う場所は、現住所(使用の本拠)を管轄する運輸支局となっています。また、車の所有者を別の人へ変更する場合は、変更登録ではなく名義変更(正式名称:移転登録)手続きが必要になります。