廃車にする理由やきっかけとは?おすすめの廃車方法もご紹介!

年間で多くの自動車が廃車となっています。自動車の廃車というのは、ほとんどの方が何回もするわけではないかと思います。自動車を所有している方にとって、廃車は大きな決断でもあるでしょう。では、自動車を所有している方が廃車にする理由やきっかけとはどのようなことがあるのでしょうか?

こちらの記事では、多くの人が自動車を廃車するときの理由としていることについてのほか、おすすめの廃車方法についてもご紹介いたします。ぜひ参考にしてみてください。

自動車を廃車にする3つの理由

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自動車を廃車にするタイミングやきっかけは人それぞれです。そのなかでも自動車を廃車にする理由として多いのが主に3つに絞られます。では、自動車を廃車にする主な3つの理由とは?自動車を廃車にする多くの理由には、「経年廃車」「余剰廃車」「事故廃車」の3つがあげられます。それぞれの理由ついて詳しくご説明いたします。

1、経年廃車

自動車が廃車となる大きな原因としてあげられる1つ目が、経年廃車です。経年廃車とは、老朽化や経年などによる廃車のことです。自動車というものは、時間が経てば経つほどに各パーツが古くなり劣化していきます。メンテナンスをきちんと行っていない自動車はもちろん、メンテナンスをきちんと行っている自動車であっても、それなりに劣化は進んでいってしまいます。各パーツが劣化してしまうと、修理や交換などをしなければいけなくなることにもなるでしょう。自動車は、エンジンやバッテリー、ブレーキやラジエーターなど多くの重要なパーツが合わさることによって成り立っています。自動車のパーツがひとつでも不調となることで、さまざまなシステムに影響が出てしまうのです。パーツの故障具合などによっては、修理や交換が必要となり高額の費用がかかってしまうケースもあります。そうなると、修理やパーツの交換よりも廃車を考える機会がうまれるのです。

2、余剰廃車

自動車が廃車となる大きな原因としてあげられる2つ目が、余剰廃車です。余剰廃車とは、長年の使用などによる廃車のことです。用途廃車ともいいます。自動車は長年使用していると、価値がどんどん下がっていってしまいます。たとえば新車購入時に人気が高かった車種であったとしても、数年後や数十年後でも人気があるとは限りません。自動車は毎年多くの新車が発売されており、細かい性能もどんどん進化し続けているからです。余剰廃車をする場合には、まだまだ乗ることができる自動車の場合がほとんどです。しかしほとんどの場合が古い型の自動車となるので、中古車買取店への売却はよっぽどの場合を除き難しいでしょう。それどころか処分費用がかかってしまう可能性も考えられます。そのため、費用面のことを含めて考えたうえで廃車を選択するケースがあるのです。

3、事故廃車

自動車が廃車となる大きな原因としてあげられる3つ目が、事故廃車です。事故廃車とは、交通事故や災害などによる廃車のことです。自動車の交通事故に遭ってしまった場合、事故の状況にもよりますが車に傷が付いたり大きく破損してしまうなどの状態になってしまうことがほとんどです。多少の傷程度であれば、修理にだすという方法があります。しかし、大きく破損してしまった場合や不動車になってしまった場合は、高額な修理費用がかかってしまうケースや修理すらも難しいケースもあります。また、車両本体が生産中止となった自動車の部品は10年を超えると生産が中止され始めます。そのため、高額な費用を出して修理をするよりも事故車は廃車して新しい自動車に乗り換えるというケースがあるのです。

自動車に寿命はある?

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自動車の寿命を気にしたことはありますか?そもそも自動車に寿命があるのでしょうか?つぎに、自動車の寿命についてご説明したいと思います。

自動車の寿命は明確にはない

自動車の寿命というものは明確にはとくに決まりがありません。定期的なメンテナンスを心がけ、細かな故障などがあった場合にはきちんとした対処を行っていれば10年.20年どころかそれ以上であっても十分に乗り続けることも可能となっています。大事な愛車を乗り続けたいのであれば、やはり定期的なメンテナンスが必要です。しかし、車種によっては修理パーツがないとなることもあるでしょう。日本では法律で、自動車メーカーは自動車の生産を終えてから10年間はパーツを在庫しておくことが義務付けられています。ですので、車両自体が生産終了となっても10年間は純正パーツがありますので修理が可能となります。しかし、10年以上経ってしまうと車種によっては修理パーツがなく修理が出来ないとなってしまう可能性もあります。そうなってしまったときが、自動車の寿命ともいえるのかもしれません。

走行距離10万km、年式10年超が廃車の目安

一般的には「走行距離10万km」、「年式10年超え」が廃車の目安と言われていましたが、自動車の使用状況はもちろん使用している環境やメンテナンスの頻度・丁寧さなどによっても大きく変わってくるでしょう。また、近年は自動車の性能がかなり上がってきていることからも、「走行距離20万km」、「年式20年超え」が廃車の目安ともいわれています。「走行距離20万km」、「年式20年超え」の自動車であっても、不調がないのであれば乗ることにはもちろん問題ありません。ですが例えば廃車をする際に売却を考えているのであれば、走行距離10万km以内、年式10年以内が望ましいでしょう。なぜならば、走行距離10万km超え、年式10年超えとなると中古車としての需要が一気に落ちるために売却が難しくなるからです。

自動車に不具合が感じられたら

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自動車はほんの少しのことが原因となり、不具合を起こしてしまうことも珍しくありません。そこで、自動車に不具合が感じられたときの対処方法についてご紹介いたします。自動車に不具合が感じられた場合には、はやめの対処が重要となってきます。

自動車に不具合が感じられたら点検・修理を行う

自動車に不具合が感じられた場合には、まずは早めに点検に出しましょう。自動車の不具合に気づいていながらも放っておくと、大きな故障や事故に繋がる可能性も考えられます。起きてしまってからでは遅いので、はやめに点検に出し必要であれば修理をしてもらうことをおすすめいたします。損傷が激しい場合や故障カ所によっては、修理よりも廃車にした方がお得なケースもあります。特に自動車のもっとも重要な部分といわれているフレーム部分の故障や損傷の場合、修理費用が高額になってしまう可能性があるほか、完全に元の状態に戻すことは出来ませんので廃車にする方が望ましいです。点検の際に一旦は修理費用の見積もりのみを出してもらうのも良いのではないでしょうか。

自動車に不具合が感じられたら廃車にする

自動車に不具合が感じられた場合で、自動車の修理が難しい場合や修理費用が高額となってしまう場合には、廃車にするしか方法がないケースもあります。そのような場合には、廃車にして新しい自動車へと乗り換えることをおすすめいたします。自動車の廃車とは、自動車の本来の用途における使用をやめ、車を抹消することを指します。廃車には永久抹消と一時抹消があり、どちらの場合であっても基本的には自動車の所有者が管轄の陸運局で手続きを行います。事故車や故障車のほか、乗らないからといって自動車を何の手続きもせずにほったらかしてしまうと、余分に自動車税を払わなければいけないことになるので、手続きは必ず行うようにしましょう。

おすすめの廃車方法

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自動車を廃車する方法はいくつかあります。自動車は自身で廃車手続きを行う以外にも、依頼する方法などもあるのです。そのなかでおすすめの廃車方法についてご紹介したいと思います。自動車を廃車にされる予定の方はぜひ参考にしてみてください。

廃車買取業者への廃車依頼

自動車を廃車する場合におすすめの方法が、廃車買取業者への廃車依頼です。廃車買取業者というのは、廃車を専門としている車買取業者です。廃車買取業者では、動く車はもちろん、事故車や故障車、不動車などの対応も行っています。また、廃車手続きに必要な車検証などの書類を揃えるだけで、陸運局での廃車手続きも代行してくれる業者がほとんどです。そのほか、すでに一時抹消をしている自動車であっても、廃車買取業者に永久抹消を依頼することも可能となっています。それだけではなく、一部の業者を除きほとんどの廃車買取業者で、レッカー代などの自動車の引取費用、解体費用、廃車手続き代行費用がかかりません。つまり、余計な費用を一切かけずに自動車を廃車にすることが出来るということです。以上のことから、余計な費用や手間をかけずに自動車を廃車にしたいのであれば、廃車買取業者への廃車依頼をおすすめいたします。

廃車買取業者の選び方

廃車買取業者の選び方としてまずひとつめに挙げられるのが、引取り費用や解体費用、手続き代行費用などの廃車依頼費用が一切かからない廃車買取業者を選ぶということです。ふたつめが、廃車手続きが完了したという陸運局の証明書でもある廃車証明書(抹消通知)が廃車完了後にもらえる業者を選ぶということです。廃車証明書は車庫証明や任意保険の解約等に必要となる場合もあります。廃車買取業者は現在、全国各地にいくつも存在していますので、出来れば自身の地域を対応している廃車買取業者のなかから2.3個の廃車買取業者を絞って、実際に問い合わせをしてみることが望ましいでしょう。2.3社を比較したうえでご自身が納得のいく形で廃車をされることをおすすめいたします。

まとめ

今回は、多くの人が自動車を廃車するときの理由やきっかけとしていることについてご紹介しました。いかがでしたでしょうか?自動車は乗る頻度に関わらず、どの自動車も使用している以上は定期的なメンテナンスがとても大切です。廃車しなければいけなくなった、もしくは廃車をしようと思うタイミングがきたなどであれば、大事な愛車だからこそご自身が納得したうえでスムーズに廃車を完了させることが出来る方法を選んでください。