廃車寸前の車を買い替えたい!買取はできる?

車がかなり古くなるまで乗りつぶして、買い替える際には、廃車にすることになるでしょう。廃車寸前の車なら、買取はできないと考えるのが一般的です。しかし、廃車寸前の車でも、なんとか買取できないものかと思う人もいるでしょう。

では、廃車寸前の車は本当に買取できないのか、手放す際にはどんな方法を採るのが得策なのか解説していきます。

中古車として買取に出すのは厳しい

廃車寸前の車だと、買取に出しても値がつかず断られてしまう可能性が高いです。では、具体的に買取に出すのが厳しい状態について見ていきましょう。

どんな状態だと買取が難しいのか

廃車寸前と一口で言ってもさまざまな状態が考えられます。例えば、長く乗ってきて古くなったような場合です。新車登録から10年以上経過していると、中古車買取の査定に出しても、値がつかない可能性が出てきます。

長年乗っている車は走行距離もそれなりに長くなっているでしょう。中古車買取においては、走行距離が10万キロを超えていると、査定額がつかず買取できないことがあります。

古くなった車は、不具合が起こりやすく、部品なども摩耗していることが多いです。

新しい車と比べて修理費用などの維持費が高く、税金も新車登録から13年経過すると高くなってしまうことなどもあり、中古で買おうという人はそう多くありません。需要が少ないということで、買取も難しくなります。

比較的新しい車でも、状態が極端に悪いと、値がつかない可能性が高いです。例えば、故障したまま長期間放置してしまいエンジンがかからなくなった車は、買取できない可能性があります。事故で故障した車なども、故障箇所や故障の度合いなどによっては買取が難しいです。

状態が良ければ買取できる可能性も

新車登録から10年以上経過した車や走行距離が10万キロ以上の車のうちすべてが、もう乗れないくらいの状態というわけではありません。これまで大事に乗ってきた車であれば、メンテナンスも行き届いているため、値がつく可能性もあります。人気車種で大きな不具合などもなければ、10年落ちや10万キロ超えでも、買取できることは多いです。

そのため、年式や走行距離だけで諦めず、一度は買取の査定に出してみるのがいいでしょう。

 

 

ディーラーに下取りに出した方がいいのか

車を買い替えるなら、ディーラーの下取りを利用して現在の古い車を処分する方法もあります。中古として買取に出すよりも、その方がスムーズにいきそうです。ではディーラーの下取りを利用した方がいいのかどうか見ていきましょう。

新車への買い替えなら下取りの話を持ちかけられる

ディーラーでは、新車を購入する人を対象に、下取りを実施しています。下取りは買取とよく似ていますが、買取と違って代金を現金で受け取ることはありません。買い替えで購入する新車の代金から、下取り価格分が差し引かれる仕組みです。

下取りを利用すれば、新しく購入する車の納車時に、古い車を引き取ってもらえるので納車の日程調整などは必要ありません。全部ワンストップで済ませることができるため便利です。

ディーラーでは、新車を購入する人に対して、下取りを案内して勧めるようにしています。そのため、高価買取をしてくれる業者を積極的に探すような人以外は、ディーラーの下取りを利用することになるでしょう。

自分で買取業者を探すよりも、ディーラーの下取りを利用した方が安心できると感じている人も多いです。ただし、ディーラーの下取りでは査定額は決して高くはありません。中古車買取業者に買取に出す場合と比べて、買取額が安くなってしまうことがほとんどです。

なぜ断られないのか

ディーラーの下取りでは、中古車買取業者よりも査定額が安めであるため、廃車寸前の車は断られてしまうのではないかと思う人もいるでしょう。しかし、ディーラーの下取りでは、廃車寸前のような古い車でも、断られることはほとんどありません。

ディーラーでは、新車を売るための営業活動の一環として下取りを実施しています。また、0円査定ということで下取りをすることも多いです。

0円査定の場合には、購入する新車の値引きがなくなったり、処分費用がかかったりすることもあります。

ディーラーに下取りに出した車のうち、中古車として販売されるのは、比較的新しくて状態も良い車のみです。古い車は廃車にされてしまいます。

ディーラーは基本的に新車を販売するところであるため、中古車の販路は狭く、古い車の有効利用はあまり得意ではありません。そのため、下取りは利用者にとって損をしてしまうことが多いです。

廃車寸前なら廃車買取へ

車を買取に出すと聞けば、大半の人は中古車として買取に出すことをイメージするでしょう。しかし、車の買取は中古車だけではありません、廃車買取というサービスも存在します。廃車寸前の車を手放す際にはおすすめのサービスです。では、廃車買取とはどんなサービスなのか見ていきましょう。

廃車寸前の車でも買取可能

廃車買取とは、これから廃車にする車を対象に買取を行うサービスです。中古車買取と違って、買取後に中古車として販売されるわけではありません。そのため、見るからに廃車寸前と分かるようなボロボロの状態でも問題なく買取対象になります。

廃車寸前の車や買取してもらえるかどうか分からないくらいの状態なら、中古車としてではなく廃車買取に出す方がおすすめです。廃車買取なら、値がつかなくても断られてしまうことはありません。査定額が0円になったとしても無料で引き取ってもらえます。処分費用をかけて廃車にするよりもずっとお得です。

廃車買取は、古い車やボロボロの車だけでなく、不動車や故障車など、車として使えないような状態でも買取できるのも特徴のひとつです。不動車や故障車の場合には、自宅の敷地から運び出すのが簡単にはいかないでしょう。レッカー移動が必要で費用がかさむのが悩ましいです。

しかし、廃車買取を利用すれば、引き取りの際に無料でレッカー車を手配してくれます。そのため、本当に費用を一切かけずに廃車寸前の車を処分できるのです。

買取後の車両はどう利用される?

廃車寸前の車や故障で修理困難な車は、ほとんどの人がお金をかけて処分しています。廃車買取業者は、そのような車を買い取って何に利用するのか気になる人も多いでしょう。

比較的状態の良い車の場合には、再び車として利用されることが多いです。ただし、日本国内ではなく、海外に輸出されます。国内なら誰も欲しがらないようなボロボロの車でも、諸外国では動きさえすれば欲しがる人も多いです。

また、諸外国では車検制度がない国や、あっても日本ほど厳しくない国がほとんど。そのため古い車でも活用しやすい環境にあります。

日本製の車は丈夫にできているので、走行距離が20万キロ以上になるまで使うことも珍しくありません。

不動車や修理困難な故障車などは、解体されてパーツを再利用することが多いです。エンジンが故障していても、ほかの部分に使われているパーツは再利用できます。パーツとして再利用できなくても、金属資源として再利用できるので、むだになってしまうことはありません。ほとんどの部分が、有効活用されています。

まとめ

廃車寸前の車は、中古車としての需要は見込めず中古車買取に出しても値がつかない可能性が高いです。人気車種なら、多少は買取できる見込みがありますが、そうでない場合には廃車買取を利用するようにしましょう。廃車買取を利用すれば、古くなった車を処分するのに費用はかかりません。

そして、廃車買取業者もたくさんあります。もし、業者選びで迷っているなら、こちらのランキングページを参考にしてみてください。優良な廃車買取業者を多数掲載しています。