【初心者必見!!】初めての車検には何が必要?知って不安を拭い去ろう!

新車を購入してから3年、初めての車検がやってきます。新車購入時はディーラーで代行してもらえた内容も、2年後の車検では自分で動かなければいけません。

車検初心者に向け、初めての車検で気をつけなければいけないポイント、安く車検を済ませるコツについてご紹介します。

車検を受けられる場所

  

初めて車検を受けるのはどんなタイミングであり、どのように進めたらよいでしょうか。

車検のタイミング

車を新車で購入した場合、初めて車検の手続きを行うのは購入から3年後となっています。車検証には新車購入時に行われた車検の有効期限が記載されており、その期限の1か月前からが車検期間とされています。

中古車を購入した場合には、車によって条件が異なります。車検切れの車を購入し、販売業者が車検を通してから引き渡してくれた場合には、その車検から2年後が有効期限となります。

車検が残っていた車を購入したなら、数カ月後にすぐ期限が来ることも。購入した車の車検がいつまで有効なのかは、車検証を見て確認しましょう。

車検を依頼できる代行業者の種類

車検を代行してくれる業者はいくつかの分類があり、それぞれ異なる特徴を持っています。

  • ディーラー

特定の自動車メーカーと特約を結んでいる販売店です。該当するメーカーの車に対する知識はどこよりも豊富。手厚い点検と整備により、車を最高の状態に保ってくれます。パーツ交換が必要な場合にはメーカー純正品を使うため、安全性も折り紙付きです。

手厚い対応をしてくれる分、車検にかかる費用も他に比べて割高。車検にかかる日数も数日~10日ほどと、他の業者に比べ長くかかる傾向があります。

  • 整備工場

自動車整備工場には「指定工場」と「認証工場」の2種類があります。指定工場には車検を行うためのラインが設置されているため、短期間での車検を行う事が可能。長い経験を持つ整備士が所属していることも多く、品質の高い点検・整備が期待できます。

認証工場は車検のラインを持たないため、ユーザーから車を預かり、陸運局の車検場へ持ち込み車検を行います。そのため、車を預けてから車検完了まで数日時間がかかることも。その分指定工場に比べると安価で対応してくれます。

しかし、整備工場は個人経営や小規模の会社による運営が多いため、所属する整備士の実力にばらつきがあり、中には非常に質の悪い工場も紛れていることがあります。

また近年増加傾向にあるコンピューター制御部品への対応が遅れており、車種によっては車検を受けてもらえないこともあります。

  • カー用品店

カー用品店も車検の対応に力を入れています。車検ラインを持つ指定工場としての機能を持つ店舗も増えており「1日車検」「1時間車検」といった短時間の車検を売りにしています。

交換に使う消耗品は店舗で販売している安価なものから選べるため、費用を安く抑えられる傾向があります。しかし整備技術はディーラーや整備工場に一歩譲り、大きな修理や整備が必要な場合には対応できないこともあります。

  • 車検代行業者

車検代行を専門に行う業者です。専門にしているだけあり「30分車検」というような短時間対応が強みです。車検にかかる費用も安く、近年では利用者が急増しています。

しかしカー用品店同様に整備技術はやや劣り、難易度の高い整備・修理は整備工場やディーラーへの再依頼が必要となることも。

  • ガソリンスタンド

最も身近な代行業者はガソリンスタンドです。車検のラインを持たないため即日対応はできませんが、どの曜日でも受付が可能。車検のための最低限の点検整備を行うため、費用も非常に安く済ませられます。

ただし本業はガソリン販売であるため、車検は他の業務の合間に行います。そのため混雑具合によってはなかなか車検に取りかかれないこともあり、他に比べて時間がかかります。また十分な数の台車を用意できず、場合によっては長期間車がない状態でまたないといけません。

また、初めての車検についてお調べの際には、ぜひこちらのページもご活用ください。

車検に必要なもの

車検の手続きには何種類かの書類が必要です。用意する書類は代行業者に依頼する場合と、自分で車検を行うユーザー車検の場合で異なります。

代行業者に依頼する場合

代行業者に依頼する際には、以下の書類が必要です。

  • 自動車検査証(車検証)

記載されている車が保安基準に適合していることを証明する書類です。公道を走る際には携帯が義務付けられており、多くの場合ダッシュボードに保管されています。

  • 自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険証明書)

車に乗る際に加入が義務付けられている自賠責保険への加入を証明する書類です。未加入のままでは公道を走ることは認められません。

  • 自動車税納税証明書

自動車税が納付されていることを証明する書類です。自動車税は毎年4月1日時点での車の所有者に対し課税され、5月頃に納付書がユーザーに届きます。

なお、納税証明書は電子化が進められており、自動車税の滞納がなく、3週間前以前に納付が済まされている場合には、車検時の証明書提出が免除されます。

  • 認印

各書類に押印するのに必要です。平成10年以降はサインが認められるようになりましたが、業者によっては認印を要求するところがあります。

ユーザー車検を行う場合

車検は代行業者に依頼せず、自分で手続きを行う「ユーザー車検」で済ませることもできます。ユーザー車検を行う際には、業者に依頼する場合に必要な書類に加え、さらに多くの書類を用意する必要があります。

  • 自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険証明書)※新旧両方

業者に代行を依頼する場合には自賠責保険の加入も代行してもらえますが、ユーザー車検の場合は自分で手続きする必要があります。

車検の手続きを行う前に自賠責保険の契約を済ませ、2年以上の有効期限が残った証明書を提出する必要があります。

  • 自動車検査表

車検の点検を受けた際に合否を記入していくための書類です。陸運局の窓口で配布されています。

  • 自動車重量税納付書

自動車の重量に応じて課税される「自動車重量税」の納付書です。用紙は陸運局の窓口で配布しており、必要な金額の印紙を貼り付けて提出します。

  • 継続検査申請書

正式名称を「専用3号様式」といい、車検証を発行する際に必要な書類です。コンピューターで読み取るOCR用紙であり、記載内容が読み取られると、それに従い車検証が交付されます。

用紙は陸運局の窓口で配布しています。国土交通省のホームページで配布されていますが、インクジェットプリンタを使った印刷ができないため、窓口で受け取るのがよいでしょう。

  • 定期点検整備記録簿

該当の車が、どんな点検・整備を受けてきたかを記録した書類です。通常は車に備え付けてあります。

車検に必要な費用

2年に1度の車検にはある程度の費用がかかりますが、必ず払わなければいけない「法定費用」と、依頼した業者に支払う費用に分類されます。

必ずかかる「法定費用」

どんな車でも必ずかかる法定費用は、以下の3つに分類されます。

  • 自賠責保険料

公道で車を走らせる際、必ず加入しなければいけない保険です。対人事故を補償するための保険で、この保険に入っていないと任意保険が使えないこともあります。

  • 自動車重量税

車の重量に対して課せられる税金です。車検時に次回車検までの2年分を納税します。エコカー減税の対象になっている車は、その他の車に比べて大きな減税を受けられます。

  • 検査手数料

車検を受けるための手数料です。印紙を購入して支払うため「印紙代」と呼ばれることもあります。

業者に払う手数料

車検時に代行業者を依頼した場合、以下の費用がかかります。

  • 基本作業量

車検手続きの代行、整備の工賃を含めた手数料です。金額は業者や対応内容によって大きく異なります。

  • 交換パーツ消耗品代

車検に伴う点検の際、パーツの交換や消耗品の補充が行われる場合には、そのパーツ・消耗品の代金も加算されます。ディーラーはパーツ・消耗品ともにメーカー純正品を使用するため、高額になりやすい項目です。

車検費用を安くするには

高額になりやすい車検費用ですが、出来るだけ安く済ませたいもの。どんな点に気を使えば車検を安く済ませられるか、いくつかのポイントを紹介します。

日常的な清掃点検整備

車検時に大きく費用が膨らむ要因に、車の状態が悪いことが車検により発覚することが挙げられます。車検は業者から見て稼ぎ時の一つ。車検と同時に行われる整備やパーツ交換には、普段取られない工賃が上乗せされる場合もあります。

なるべく普段から定期的に点検、整備を行い車の状態を良好に保つこと、また日常的に内装の清掃や洗車を行うことで、車の痛みを遅らせ、車検時に行われる整備の量を減らすことができるでしょう。

不要な改造を行わない

車検はその車が保安基準に適合しているかを検査するための手続きです。社外パーツを使った改造により保安基準を満たさなくなった場合、当然車検は不合格に。適合するまで車検は合格できません。

社外パーツの中にも「車検合格品」「保安基準適合品」といった、車検に合格できるパーツも多く販売されています。改造を行う際にはそれらのパーツを適切に使い、車検に合格できる状態を保ちましょう。

ユーザー車検で手数料を浮かせる

自分で車検を行うユーザー車検は、業者に対して手数料を払う必要がないため、最も安く車検を行えます。しかし十分な知識を持たない場合には車検を行う事自体が難しく、また大きな問題が見つかった場合にも整備・修理の対応ができません。

ユーザー車検にチャレンジしたいなら、日常的な整備・点検により車の状態を良好に保つことが必須といえるでしょう。

初めての車検についてお調べの際には、ぜひ車検のプロであるこちらのページもご活用ください。

まとめ

多くのユーザーにとって、初めての車検は新車購入から3年後。車検は多くの業者が代行しており、業者ごとに様々な特徴を持っています。

業者は車検に必要な多くの要素を代行してくれますが、ユーザーが揃えなければいけない書類もあり、代行を利用するとしても事前に多くの準備が必要です。

また代行を依頼せず、自分で車検を行う「ユーザー車検」では、費用を安く抑えられる代わりにいくつも書類を準備し、車検に必要な点検も全て自分で行う必要があります。費用を払って代行してもらうか、全て自分で行い安く上げるか、自分にあった車検の方法を選びましょう。

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