事故に遭って車が故障!修理費用がかさむなら廃車も検討しよう

車を運転するときには、事故に遭わないように慎重に運転しなければなりません。しかし、いくら気をつけていても、状況によっては事故に遭ってしまう可能性があります。そのようなときには、車が故障してしまうことも多いです。大切に乗っていた車のボディが大きく損傷してしまうとショックでしょう。ここでは、事故で車が故障して修理費用が高くつくようなときにどうすべきなのか解説していきます。

大切に乗っていた車だから事故車だけど修理をして乗り続けたいわ。損をしないようにしたいから、修理と売却とどう判断したらいいのか教えて!
事故の状態によっては修理費が高くなって買い換えた方が安いケースもあるんだ。その場合は修理するより売却する方が得だと思うよ。

 

車が事故に遭ったらどうすればいい?

まずは車で交通事故を起こしてしまった直後の対応について見ていきましょう。

事故発生後すぐに行うべきこと

車で交通事故を起こしてしまうと、ほとんどの人が焦るでしょう。気が動転してしまう人も多いかもしれません。自分も怪我をしてしまうこともあります。まずは、車を降りて相手の状態を確認し、相手が怪我をしているようであれば救急車を呼びましょう。その後に、とりあえず路肩など通行の邪魔にならない場所に車を移動させてから、警察に連絡します。車の損傷が激しく、移動が難しい場合には、無理に移動させず停止表示器材を設置したり、ハザードランプを点灯させたりしましょう。高速道路や大きな道路の場合には、そのまま車内にいると危険であるため、なるべく車外に出て救急車と警察の到着を待つのが望ましいです。

その間の時間は、相手の身元を確認し、自分の身元を相手に伝えましょう。口頭のみの確認ではなく、きちんと免許証を見せあってメモをしておくことが大切です。余裕があれば、事故の現場の写真を撮影したり、通行人に目撃情報などを聞いたりして、状況を確認しておきましょう。信号の状況や停車位置、スピードなどは特に重要な情報です。このとき、その場で示談してしまわないように注意しましょう。事故当時は大したことがない怪我だと思っていても、後から痛みが出てくる場合もあります。

また、お互いに大きな怪我をしていなくても、警察への連絡は必要です。警察に連絡しないと事故証明が取れないため、自動車保険も使えません。

事故で故障した車はどうする?

事故現場に警察が到着すると、事故当時の状況などについて詳しく尋ねられます。それが終わると、てっきり事故で故障した車をレッカー移動してくれるものだと思っている人もいるかもしれません。しかし、警察は事故で故障した車のレッカー移動はやってくれません。基本的に車の持ち主が自分で移動させる必要があります。車の損傷度合いが軽く、公道を走行できる場合には、そのまま運転して自宅や修理工場などに運んで問題ありません。

公道を走行できない状態になってしまった場合には、レッカー車を手配しなければいけないので頭に入れておきましょう。保険会社や契約しているプランによっては、事故発生時に連絡すると無料でレッカー車を手配してもらえるところもあります。またJAFに加入している場合には、無料で故障車けい引サービスを利用可能です。非会員は有料で利用できます。

事故で故障した車を修理工場に運んだら、スタッフから故障や損傷の度合いを見てもらい、修理するかどうか決めましょう。

事故車を廃車にする手続き方法

事故車の修理費用を自動車保険で修理代を賄えない場合には、廃車にするのが賢明です。また、自動車保険を使うと等級が下がり、翌年度の保険料が上がります。そのため、修理代を自動車保険で賄える場合でも、古い車や特に思い入れのない車なら、修理せず廃車にする選択も良いでしょう。では、事故車を廃車にするにはどうすればいいのか、その手続き方法について見ていきましょう。

自分で廃車手続きを行う

廃車手続きは、永久抹消登録と一時抹消登録の2種類です。このうち事故車など、もう自動車として使用しない車を廃車にするのであれば、永久抹消登録の方を行います。

手続きそのものは運輸支局で行いますが、前もって車を解体しておかなければなりません。解体は一般の人が自分で行うことはできないため、解体業者に依頼することになります。このとき、移動報告番号の控えと解体報告記録の控えを受け取っておきましょう。ナンバープレートも前後2枚とも外した状態で渡されます。運輸支局で手続きを行う際には、移動報告番号控えと解体報告記録控えが必要です。他に印鑑証明書と実印、車検証、前後2枚のナンバープレートを忘れずに用意しておかなければなりません。運輸支局に行ったら、永久抹消登録申請書を書いて提出し、手数料を納付すれば手続き完了です。永久抹消登録申請書の用紙や手数料納付書は運輸支局で交付されるので、あらかじめ用意していく必要はありません。また、地域によっては自動車税・自動車取得税申請書も提出しますが、こちらも用紙は運輸支局で交付されます。

買い替えの際にお店にやってもらう

車で事故に遭って廃車にする際には、新しい車を購入するケースが多いです。これまで車を使っていた人が突然車を持たなくなったら生活が不便になってしまいます。通勤で車を使っている人もいるでしょう。そのため、新しい車の購入と同時に、ディーラーなどに廃車を依頼する人が多いです。その場合には、印鑑証明書と委任状、車検証を用意して、お店のスタッフに渡します。お金はかかりますが、それだけで済むので簡単な方法です。

 

事故車を廃車にすると決めたら、売却も検討してみよう

事故車を修理せず廃車にすると決めた場合には、廃車手続きを行うことを前提に考える人が多いでしょう。しかし、廃車手続きを行うのではなく、廃車にする事故車を売却するという選択肢もあります。

廃車にするのは意外と大変

廃車手続きを自分で行うと手間がかかり、解体費用などもかかります。自走できなければさらに大変です。解体業者のところまで事故車を運ぶのにレッカー車を手配しなければなりません。陸運局は土日祝日には閉まっているため、仕事でなかなか行けない人も多いです。また、ディーラーなどのお店に依頼すると、お金がかかります。数万円程度と軽視できない金額であるため、事故に遭った直後の人にとっては痛手でしょう。車を手放すために手間をかけたりお金をかけたりしなければなりません。

落ち着くまでしばらく事故車をそのまま自宅敷地内に置いておく方法もありますが、その期間中は自動車税がかかってしまいます。

廃車買取サービスを利用しよう

事故車を廃車にするのであれば、廃車買取サービスを利用してみましょう。つまり、事故車を解体して廃車手続きを行うのではなく、売却するということです。事故車なので売却はできないと思っている人がほとんどでしょう。しかし、業者では廃車予定の車と分かった上で買取をしているので問題ありません。買取後の車は中古車として使用するのではなく、使えるパーツを再利用しています。そのため、ボディが損傷していたり、エンジンや一部のパーツが使い物にならなくても利用価値があるのです。廃車買取サービスを利用した場合には、基本的にお金がかかることはありません。逆に売却代金という形で、お金をもらえます。業者によっては自走できない車のレッカー移動も無料で行ってくれるので、事故車でも大丈夫です。

買取後の車は、廃車にすることとなりますが、その手続きも廃車買取業者が代行してくれます。忙しいときに平日にわざわざ時間を作って陸運局まで足を運ぶ必要もありません。

 

廃車買取業者なら陸運局の手続きも無料でやってくれるのね。事故車の査定はどのようにして決まるのかしら?
事故車の買取価格は、軽度な事故の場合は通常の相場から修理費用を差し引いた価格になるけど、全損の場合はパーツなどの価格で査定するからディーラーなどに依頼するより高く売れるんだよ。

 

まとめ

車で事故に遭った場合には、慌てず状況を確認し怪我人の救助を最優先しましょう。警察への連絡も必ず行う必要があります。事故で損傷した車をどうするのかが難しいところですが、廃車にするのであれば、廃車買取業者に売却するのがおすすめです。お金をかけずに廃車にできて、手間もほとんどかかりません。また、廃車買取業者を選ぶ際には、こちらのランキングページを参考にしてみてください。