車の廃車を考えていても、自分で手続きをやるのは面倒ですよね。そんな時に利用したいのが、廃車代行をしてくれる業者。廃車代行をお願いすれば、平日に休みを取って廃車の手続きを行うということもしなくて済みます。 とはいえ、廃車代行をしてくれる業者は複数あり、どこを選べばいいのだろうと悩む方も少なくありません。そこで今回は、廃車代行をしてくれる業者の種類や選び方、お得に廃車代行を利用するための方法について、ご紹介します。
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廃車代行はどこでしてもらえる?費用 は?
自分で車の廃車の手続きをするとなると、必要な書類を揃えて、運輸支局にまで足を運ばなければなりません。また平日に手続きをしなければならないため、仕事を持っている方にとっては難しく感じられるものです。
その点、廃車代行を利用すれば、言われた書類を揃えて渡すだけなので、ラクに廃車の手続きができます。廃車代行をしてくれる主な業者をみていきましょう。
廃車代行をしてくれる業者
廃車代行をしてくれる業者は複数ありますが、主な業者は以下のとおりです。
・廃車買取業者
・ディーラー
・行政書士
・解体業者
これらの業者は、いずれも廃車代行を行っているとはいえ、サービスや利用にかかる費用が異なります。あまり考えずに業者選びをすると、後になって後悔することもありますから、業者選びは慎重に行うようにしてください。
廃車代行をしてくれる業者の選び方
廃車代行をしてくれる業者の選び方のポイントは、以下のとおりです。
・無料で廃車手続きの代行をしてくれる
廃車手続きの代行費用がかかる業者もありますが、無料で手続きをやってくれる業者もあります。できるだけお得に廃車をしたいなら、無料で代行手続きをやってくれる業者を選ぶのがおすすめです。
また、業者によって車の引き取りのレッカー代が無料になるところもあれば、有料のところもあるので、レッカー代などについても確認するようにしましょう。
・還付金の払い戻しをしてくれる
廃車にすると、自動車税や重量税など支払った税金の払い戻しを受けることができます。業者によっては還付金を所有者に返金しないところもありますので、見積もりの段階で還付金の払い戻しがあるか尋ねておくことは大切です。
ただし、廃車手続きのうち「一時抹消登録」をした場合は、重量税の還付金は受け取ることができませんので注意してください。
・口コミ評価が良い
廃車代行をしてくれる業者を選ぶ際は、信頼できる業者を選びたいもの。口コミ評価を確認して、評判の良い業者を選ぶようにしましょう。
公式サイトの口コミ評価は、良いものだけを集めている場合がありますので、公式サイト以外の口コミもチェックするようにしてください。
廃車代行の利用に必要な費用の目安
廃車代行の利用に必要となる費用は、利用する業者や車の状態によって異なります。だいたいの目安をお伝えしますので、参考にしてみてください。
<永久抹消登録をする場合>
廃車する車を二度と利用することがない場合、永久抹消登録を行います。
・引き取り代 0~30,000円
・スクラップ代 0~30,000円
・廃車代行費用 0~10,000円
・廃車手続き代 0円
通常、自動車の購入時にリサイクル料金を払いますが、もしも払っていない場合は、廃車時に自動車リサイクル料金として7,000~20,000円程度がかかります。
※自動車リサイクル料金は、車種などによって異なります。
<一時抹消登録をする場合>
一時的に車の使用を中断する場合、一次登録抹消を行います。
・引き取り代 0~30,000円
・廃車代行費用 0~10,000円
・廃車手続き代 350円
引き取り代は、業者にナンバープレートを外してもらう場合にのみ発生します。運輸支局で一時抹消登録をする際に、ナンバープレートは返還しなければなりません。
廃車代行の注意点
廃車代行をしている業者をきちんと選ばないと、トラブルに巻き込まれてしまうこともありません。実際にどんなトラブルが起きているのかを知って、あらかじめトラブル回避のための対策を立てておきましょう。
よく起こるトラブルは?
・還付金が返ってこない
車検の満了期間が残っている車を永久抹消登録すると、廃車時点での車の所有者は、自動車税・自動車重量税・自賠責保険の還付金を受け取ることができます。
自動車税は毎年4月1日時点での車の所有者が1年分、自動車重量税は新車購入時に3年分・車検時には2年分を一括で納付。また、自賠責保険も自動車購入時と車検時に1年分保険料として支払っています。
廃車にするタイミングにも寄りますが、税金や保険は年間分を先払いしているので、還付金はそれなりの額になることも少なくありません。車の所有者が支払っている税金や保険料なので、還付金を受け取る権利も、当然のことながら車の所有者にあります。
ところが、この還付金を廃車代行した業者が何も言わずにそのまま受け取っているということがあるのです。廃車代行業者との間で、税金や保険の還付金の受取人が誰になっているかがはっきりしていないとトラブルに発展しやすくなります。
・手数料が請求される
無料で廃車の代行手続きを行うと言っておきながら、手続きが完了した段階で聞いていない手数料をあとから請求されるというトラブルもあります。
悪質な業者は、一部の費用が無料であることを大々的に宣伝して、廃車手続きがすべて無料で行うことができるかのように、わざと勘違いさせようとするのです。
廃車にするのには、廃車代行費用以外にも引き取り費用、解体費用、運搬費用などがかかります。その一部だけを無料にして、あとの多くの部分は有料にしておくという騙し方をしている業者もいるようです。
・廃車手続きがされていない
廃車手数料を受け取るだけ受け取って、正しく永久抹消登録をせず、車は解体せずそのまま放置するという悪質な業者も存在します。
抹消登録が正しく行われていないと、税金が所有者の元に請求されてしまいます。これも、廃車代行に関してよく聞くトラブルのひとつです。
トラブルを避けるためには?
・還付金が返ってこない
還付金を受け取れるのか、受取先が誰になっているかを業者との間で確認しておくようにしましょう。
廃車代行をしている業者の中には、買取の査定額の中に還付金を含めていることもあります。査定額の中にすでに含められているのか、それとも廃車の手続きが終わってから銀行口座に振り込まれるのか確認しておくべきです。
・手数料が請求される
代行手数料、引き取り費用、解体費用、運搬費用などが本当に無料なのか、業者に確認しておきましょう。契約書に書かれている内容、詳細な費用を確認しておくようにします。
0円で廃車手続きができたと喜んでいたのに、あとで数万円の請求がされてビックリというのは避けたいものです。
・廃車手続きがされていない
廃車代行をする業者が都道府県知事から認可を受けているか事前に確認しておきましょう。車の解体ができるのは認可を受けた業者のみですので、認可を受けていない業者だと、きちんと廃車手続きが行われないというリスクが高くなります。
予定されていた期日になっても業者から車が解体されたという連絡がこない場合は、業者に連絡をすぐに取って状況を確認してみましょう。
自動車リサイクルシステムのホームページから、車の処理状況を確認することもできます。車の車台番号を入力すれば現在の状態が分かりますので、予定日を過ぎても連絡がない場合は、ここのホームページから状況を確認したうえで連絡することもできるでしょう。
廃車代行をお得にする方法はある ?
廃車代行にまつわるトラブルを回避しつつ、お得に廃車を頼みたい。そんな願いを叶えてくれる業者はあるのでしょうか?
廃車代行をやってくれる主な業者を比較してみましょう。
ディーラー
まれに無料で引き取って処分してくれるところもありますが、廃車手続きの手数料を払えば代行してくれるというところがほとんどです。なので、費用がかかるケースが少なくありません。
ただし、ディーラーで新しい車を購入するのであれば、「乗り換え」という形で廃車にしたい車を下取りしてくれることもあります。
行政書士
陸運支局に行って、廃車手続きを代行してもらうことができます。ただし、行政書士に任せられる仕事は、書類の作成と提出だけになります。
車の解体を業者に依頼したり、工場まで車を持ち込んだりするのは、自分でやらなければいけません。
廃車買取業者
廃車代行を一番お得にしたいのであれば、廃車買取業者に依頼するのがおすすめです。
ディーラーや行政書士に依頼すると費用がかかりますが、買取業者に依頼すると買い取ってもらうことができるかもしれません。
また、プロなので廃車代行をきちんとやってくれるという安心感もあります。
廃車代行をお願いするなら、廃車買取業者にお願いしましょう!
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まとめ
廃車代行をやってくれる業者は複数ありますが、トラブルを避けるためには信頼できる業者を選ぶことが大切です。こちらでご紹介した情報を参考に、信頼できる業者を探してみてください。
廃車代行をお得にやってくれる業者をお捜しなら、廃車の買い取りもやってくれる廃車買取業者に頼むのがおすすめです。こちらの廃車買取業者ランキングページをご覧ください。