軽自動車で高速道路を走るメリットは?オススメな車種を2つご紹介!

軽自動車は、維持費も安く、取り回しのいいボディサイズでどこでも行ける、とても魅力的な車です。しかし、高速道路となるとどうでしょう。普段は気にしていない走行性能に不安を感じて、高速道路を走ることを避けている方も多いのではないでしょうか。軽自動車で高速道路を使うと急に不安になってしまったり、遠出するときだけ普通車のレンタカーを借りるなどしている方もいるかと思います。そこで今回はそんな不安を解消し、普通車で高速道路を走るよりお得な、軽自動車のメリットをご紹介します。

軽自動車でも快適に高速道路を走ることができる!

最近の軽自動車は、走行性能も飛躍的に向上しています。それは、軽自動車という限られた規格の中でメーカーが切磋琢磨し、エンジンの効率やミッションの性能、電子制御など、多くの部分を常に見直してきているからです。
そのおかげで、普通車のコンパクトカーに引けを取らない走行性能を持つ軽自動車も多数あります。

また、安全装備や運転支援装備も充実しています。「車線逸脱防止機能」や「アダプティブクルーズコントロール(ACC)」など、快適にドライブが行えるような装置もたくさんあり、ここ数十年で軽自動車の走行性能が進化していることが分かることでしょう。これらの装備は車線をはみ出した時に警告してくれたり、自動で車間距離を保ってくれるなどという働きがあり、高速道路でも性能を十分に発揮してくれます。そのため、軽自動車でも普通車顔負けの快適な高速道路走行が可能になっているのです。

現在の軽自動車はターボ車が多くある

軽自動車でも快適に高速道路を走行できるとはいっても規格上、どうしてもパワー的に不安を感じる方もいると思います。そこでオススメなのが、ターボ付きのモデルです。ターボとは、エンジンにより多くの空気を取り込むための装置であり、これにより同じ排気量でもより多くのパワーが得られるようになっています。

例えば高速道路の合流時、ターボの付いていない軽自動車の場合、加速がゆっくりでうまく流れに乗れず、怖い思いをすることもあるでしょう。しかし、ターボ付きの軽自動車なら、素早い加速ができるので、安心して合流することができます。現在の軽自動車は、ほぼ全車がターボ付きのモデルを選択できるようになっています。素早い加速のできるターボ付きのモデルの方が、より快適に高速道路を走ることができるのです。

軽自動車で高速を走るメリットは料金の安さ

軽自動車で高速道路を走る一番のメリットは、やはり高速料金の安さです。普通車と軽自動車では高速料金が違い、軽自動車の方が割安に設定されています。

例えば、東京から名古屋まで高速道路で行く場合

・普通車・・・7,220円

・軽自動車・・・5,810円

上記のように2割ほど軽自動車の方が安くなります。

ちなみに、ETCで土日祝などの休日利用の場合

・普通車・・・5,330円

・軽自動車・・・4,290円

こちらも軽自動車であれば、ランチ1回分ほどの節約ができます。このように軽自動車と普通車では高速料金に違いがあり、軽自動車の方がお得に走れることが分かるでしょう。長距離になればなるほど、軽自動車の方がお得な料金で高速道路を利用できるので、遠出にも、軽自動車はオススメです。

軽自動車で高速道路を走る際にオススメな車種2選!

ホンダS660とは

現在の軽自動車が、快適性や安全性も高いことは、おわかりいただけたと思いますが、よりストレスなく、より楽しく走れるモデルもあります。そんな、軽快に楽しく高速道路を走れる軽自動車をご紹介します。

ホンダS660

ホンダS660は、ホンダが誇る軽スポーツカーです。専用設計のターボにより、力強い加速が可能となっています。

・燃費(WLTCモード):約20km/L

・サイズ(長/幅/高):3395X1475X1180mm

・駆動方式:2WD

・販売価格:203万1,700円~

エンジンを運転席と助手席の後ろに配置する、ミッドシップを採用しており、重心も低いため高速道路で発生する横風にも影響されません。2シーターなので2人乗りですが、その分走行性能は別格です。また、ホンダS660はオープンカーなので、オープンにして走行することができます。晴れた日にオープンにして走行する解放感、爽快感は、他では味わえない気持ちよさがあります。グレードは3種類あり、ベースモデルの「β」、上級グレードの「α」、特別仕様の「Modulo X」です。その中でも「Modulo X」は、内外装はもちろんのこと、サスペンションやブレーキなどの足回りも専用装備となっています。速い速度で走る高速道路では、空力性能がいいことによって、走行安定性が向上します。どのグレードも高速道路を快適に走れるのは間違いありませんが、この「Modulo X」は、より快適に、安心感を持って運転することができるでしょう。

多くの特徴を持つホンダS660は軽自動車ですが、2シーターでミッドシップエンジンを持つ、本気のスポーツカーです。下道だけでなく高速道路でも高い走行性能を発揮してくれます。

スズキアルトワークス

アルトワークスはスズキ車の中でも長い歴史を持つ、アルトのスポーツバージョンです。

・燃費(WLTCモード):約20km/L

・サイズ(長/幅/高):3395X1475X1500mm

・駆動方式:2WD/4WD

・販売価格:153万7,800円~

昔から根強いファンがおり、チューニングベースになることも多い車となっています。見た目は、他の軽自動車とさほど変わらない印象ですが、中身はスポーツカーそのものです。専用チューニングが施されたターボエンジンは、レスポンスのいい加速を実現しており、安心して高速道路の合流ができます。走りを支えるプラットフォームやボディは、軽量かつ高剛性の構造となっており、ボディが歪みにくく、自分の操作と車の挙動により一体感が生まれるのではないでしょうか。

例えば、高速道路の追い越し車線を走行中、走行車線の車が急に前に割り込んできて、ヒヤッとした経験がある方も多いと思います。そのようなときに、高剛性の車だと無駄に挙動が乱れることなく、運転者の負担を軽減してくれます。

このように走りを追求したスズキアルトワークスですが、安全装備も充実しています。「車線逸脱警報機能」や「ふらつき警報機能」など基本的な安全装備から、自動でハイビームに切り替えを行う「ハイビームアシスト」といったサポート機能も搭載しているのです。

注意点としては、安全装置のほとんどが、AGS(オートギアシフト)というモデルを選択した場合のみという点です。MT車を運転するのはとても楽しいですが、特にMTにこだわりがなければ、より安全性の高いAGSをオススメします。

グレードに関しては違いはなく、2WDか4WDを選択できる5MTモデルか、4WDのAGSモデルのみとなっています。スズキアルトワークスは走りの性能も安全性も高い車となっています。これなら、安心・安全・快適な高速道路走行が可能です。ぜひ一度体感してみてはどうでしょうか。

まとめ

日本で一番売れている車のサイズが、軽自動車です。昨今では、ファミリーカーとして使ったり、メインカーで軽自動車を使っている方も多くいます。そのため、各メーカーも力を入れており、快適装備や安全装備などがとても充実しているのです。走りに関しての快適性も進化し続けています。高効率化されたエンジンと最適化されたミッションで、ストレスなく走ることが可能です。

1997~1998年式の軽自動車は、大人3人乗車で坂道をアクセルベタ踏みにしても、時速30Kmしか出せない車が多くありました。しかし、現代の軽自動車はそのようなことはありません。小さいながらに快適でストレスなく走ることができ、高速道路でも十分の性能を持っています。

今回ご紹介した2車種は、軽自動車でありながら走行性能が高い車です。もし今現在、軽自動車購入を検討しているのであれば、アルトワークスとS660も選択肢に入れてみてはどうでしょうか。