車の買取は自宅で!出張査定のメリットや手続きの流れを解説

車の買取には業者による査定が必須です。その査定は業者の店舗に持ち込んで見てもらうだけでなく、自宅まで来てもらう出張査定という方法もあります。

今回は出張査定のメリット・デメリットと手続きについてご紹介します。

車の買取は自宅での出張査定が楽

出張査定とは、具体的にどんな内容の査定方法なのでしょうか。

自宅などの指定場所で査定を受けられる

出張査定は、自宅や駐車場など、オーナーが指定した場所まで査定員が出向き、買取査定を行う方法です。WEBや電話で予約を取り、指定した時間で手短に査定を行うことができるため、忙しい現代人にとってはうってつけの査定方法です。

手続きが自宅で完結することも

自宅に駐車場があるなら、出張査定も自宅まで来てもらえます。査定員による査定が完了後にはその説明を受け、査定額に納得できれば売却契約を行いますが、その手続きも全て自宅で行う事ができます。

売却に必要な書類を用意するために、一度は役所に行かなければなりませんが、その他は出張の予約から査定、契約まで全て自宅で行うことができるため、売却するオーナーからすれば非常に楽な手続き方法といえるでしょう。

査定金額に差はなし

出張査定で気になるポイントの一つとして、オーナーが自分で店舗まで車を運ぶ持ち込み査定よりも、査定額が下がるのではという点があります。出張分のコストを査定額から引かれてしまうのでは、と心配する気持ちはよくわかりますが、原則として出張買取と持ち込み買取の査定額に違いはありません。

各店舗、業者により定められた基準で査定された価格が提示されますので、自宅にいるまま手続きを終えたいオーナーも安心して利用することができます。

事前予約が必要

利点の多い出張買取ですが、いつでも好きなタイミングで利用できるわけではなく、出張の予約をする必要があります。

偶然出張査定員の予約が埋まってしまっている場合には、希望日ではない別の日程を指定しなければなりません。なかなか予約時間が決まらないこともありますので、出張買取を利用するなら、スケジュールに余裕を持っておくことが望ましいでしょう。

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車の買取を自宅でするメリット・デメリット

査定員に指定場所まで来てもらう出張買取ですが、店舗まで自分で車を持ち込む場合と比較してメリット・デメリットが存在します。持ち込み買取と比べ、どのような点に違いがあるのでしょうか。

メリット:予定を組める

出張買取は前もって査定を行う日程を決められるため、その前後の予定を組みやすいというメリットがあります。持ち込み査定では混雑した日に店舗に行ってしまえば、長く待たされることもあり、場合によっては査定自体を行えないこともあります。

必ずしも第1希望の日程に来てもらえるとは限りませんが、およそ1時間程度の査定時間を予定に組み込むことができるため、その他の予定も含めたスケジュールの調整をしやすいでしょう。

メリット:帰宅手段を考えずに済む

持ち込み査定の場合、契約が成立して車を引き渡した後、自宅まで帰る手段を確保しなければなりません。店舗によっては自宅まで数十分~数時間かかる場合もありますので、帰宅が面倒と思うこともあるでしょう。

出張買取は自分が指定した場所に来てもらえるので、自宅までの帰宅方法を考えずに済むのは大きなメリットです。

メリット:自分の陣地で交渉できる

自宅に招いての出張買取は、自分の陣地に招いて査定を行うことと言ってよいでしょう。普段慣れ親しんだ環境なら、精神的に優位な立場から交渉に臨むことができるでしょう。

持ち込み査定は、反対に敵陣に乗り込むような形になるため、査定員側のペースで話が進みやすいという傾向があります。人間の精神状態は周囲の環境に大きく影響を受けるので、自分の陣地である自宅で交渉できることは、非常に大きなメリットです。

デメリット:査定員を自宅に上げるのに抵抗がある

出張買取では、自宅に査定員を招き査定を行った後、査定内容の説明や契約の手続きを進める際に、自宅に上がってもらう必要があります。

プライバシーが気になる場合や、来客のための清掃が大変など、査定員を家に上げるのに抵抗がある家族がいる場合には、ある程度のストレスを感じることも十分に考えられます。

デメリット:契約を断りにくい

出張買取で自宅まで来てもらい、時間をかけて査定を行うことで、売却契約を断りにくくなる恐れがあります。手間暇かけてもらったのに収穫なしで手ぶらで帰すことに強い抵抗を感じる場合には、仮に査定金額に納得できていなくても断り切れずに、そのまま契約してしまうこともありえます。

ただし、持ち込み査定の場合には、業者の店舗での査定後に、査定員だけでなく上司からも営業トークを展開され、逃げ切れないということもあります。

どちらのケースも思い切りよく断ることができれば問題はありませんが、優しい性格のオーナーの場合、断るという行為自体がデメリットといえるかもしれません。

デメリット:談合されやすい

複数の業者を自宅に招き、同時に査定を行わせ価格競争させるという査定方法がありますが、これには業者同士の談合を行いやすくするというデメリットもあります。業者同士で結託し、ある程度抑えられた査定額を出されてしまうことで、メリットであるはずの価格競争がなくなり、高い売却金を得られなくなることもあります。

納得いかない査定額に対ししっかり断れる自信があるなら、査定員を呼ぶ時間をずらし、それぞれ個別に出された査定額をもって各業者と交渉するのがよいでしょう。

車の買取業者を自宅に呼んで査定する流れ

では、実際に出張買取を利用する際には、どんな手順で行うのか見てみましょう。

出張買取を依頼

出張買取を希望する店への依頼が最初のステップです。自宅から行う場合には、WEBサイトもしくは電話による申し込みが出来ます。この際、WEBからの申し込みは時間を問わずに申し込めるメリットがありますが、店との細かい打ち合わせにメールのやりとりが必要になる場合があり、時間がかかることがあります。

電話での申し込みは24時間対応でない上、店が忙しい時間に電話をした場合など、なかなか連絡がつかないことがあります。しかしその場で細かい相談や質問をしやすく、話がスムーズに進むというメリットがあります。

査定日時・場所を決める

依頼する業者へ連絡がついたら、具体的な査定日時・場所を決めましょう。自宅に車庫がある場合には自宅、外に駐車場を借りているなら駐車場を指定し、いつ来てもらえるのかをすりあわせます。

業者側も多くの査定を行うため、必ずしも指定した希望の日程に来てもらえるとは限りません。あらかじめ3~4個の候補日時を用意し、業者が来られる日をすりあわせましょう。

査定を実施する

当日になったら、実際に査定を行います。指定した日時・場所で業者の査定員による査定が行われますが、必ずその査定の場には立ち会うことをオススメします。査定員の評価に対する質問や、アピールしたいポイントの説明など、その場で済ませてしまうのがよいでしょう。

査定の時間はおよそ1時間程度で終わると考えてよいでしょう。実際に車を見る時間は15~30分程度ですが、その後の査定額の説明や交渉、契約に関する説明などにある程度の時間が必要です。

売却の契約を進める

査定員の説明を受け、査定額に納得できたらいよいよ売却の契約です。車の売却には名義変更が伴うため、必要な書類が多岐に渡ります。前もって書類を準備しておけば、その後の手続きは非常にスムーズに進むでしょう。

車を引き渡す

契約が完了したら車を引き渡し、後は入金を待つだけです。即日現金買取でない場合、およそ2~3日で振り込み、長くても1週間程度で振り込まれます。

まとめ

車の買取には自分で運転して業者まで持ち込むだけでなく、自宅に招いて査定してもらう出張買取という方法があります。業者と相談して決めたタイミングで査定を済ませられるので、忙しい現代人にはうってつけの査定方法です。

予定を組みやすく、自分の陣地といえる自宅で交渉できるメリットはありますが、わざわざ来てもらうことから、査定額に不満でも断りにくくなるという面もあります。

自分のスケジュールや交渉ごとに対する取り組み方などを考え、自分にあった買取方法を選択しましょう。

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