車のドレスアップのために、エアロと呼ばれるカスタムパーツを取り付ける方は多いと思います。
また新車を購入時に特別仕様としてエアロを取り付け、他の車との違いを演出するといったカスタムもあるなど、エアロのカスタム方法はさまざまです。
エアロの取り付けは車好きが行うことの多いカスタム方法です。
しかしそうでない方からすれば、取り付ける意味はあるのだろうかと疑問に思うこともあるでしょう。
そこで今回は何のためにエアロがあるのか、取り付け時の注意点などもご紹介していきます。
車のエアロをつける意味ってなに?
車の外装にこだわりがない方にとっては、エアロパーツを取り付ける意味が分からない方もいると思います。
エアロパーツの歴史は今から30年ほど前であり、峠走行などが流行っていた時代に始まりました。
スープラやランエボ、RX-7 の時代にはエンジンや足回りをいじり馬力やトルクをアップさせるといったカスタムが流行っていた時代があります。
その時代にエアロパーツが注目され、オリジナル車を作るためのカスタムとして定着したのです。
その名残が今でも残っており、社外品のエアロパーツを取り付け他の車との違いを演出しています。
そもそもエアロってなんのためにあるの?
エアロ本来の目的は、空気の流れをスムーズにして走行中の空気抵抗をいかに少なくするか、といった観点から開発されています。
また空気の流れを利用し、車にダウンフォースつまり浮き上がらせづらい状態にするといった利用目的もあるのです。
F1やスーパーGTのようなスポーツ競技として走る車に使用するために開発されたエアロですが、街中でその効果はあまり期待できません。
なぜなら、街中の走行では車の性能を最大限に発揮することができないためです。
街中じゃなくて高速道路なら車の性能を発揮できるのではないか、と思う方もいることでしょう。
しかし高速道路でも、渋滞や他の車がいるため性能が発揮される場面は少ないといえます。
最大限に車の性能を発揮したいのであれば、もっとスピードが必要ですし他の車がいないようなコースを走る必要があります。
そしてエアロを取り付けることによって受ける恩恵は、ほんの少しの速さと多少の操作感です。
空気の流れを変えるためのエアロは、あくまでも車の性能を少し上げるといった役割しかなく、それ以上でもそれ以下でもありません。
競技であればコンマ1秒早くなるだけでも大きな恩恵であるといえるでしょう。
しかし街中を走るうえでコンマ1秒の恩恵はゼロに等しく、このような観点からエアロをつける意味はないといえます。
ではなぜ意味のないエアロを取り付ける人が多いのでしょうか。
効果はあるがドレスアップのために取り付けることがほとんど
一般の方がエアロを取り付ける理由は、ドレスアップのためだといえます。
エアロには、空気の流れをスムーズにしたりダウンフォースを発生させるといった効果はあるものの、ほとんどの方がドレスアップを目的としています。
そのため販売されているエアロのなかには、空気力学などを一切行わず販売されているエアロパーツも存在するのです。
しかしエアロパーツはカスタム要素が強く、自分だけのオリジナルな車を作ることができます。
エアロを製造しているメーカーも多く、エアロといってもメーカーによって形や大きさ、色、取り付け場所なども違ってくるのです。
そのため車が好きで、ノーマルだと少し物足りないという方はエアロを付けオリジナル感を演出してみることをオススメします。
好みの見た目になればドライブも一層楽しくなることでしょう。
車のエアロを取り付けるうえでの注意点とは?
フロントスポイラーやサイドステップ、リアディフューザーなどエアロにはさまざまな種類があり、自分好みのエアロを選び取り付けを行いたいと思っている方も多いと思います。
しかし注意しなければ、違法改造にあたり車検で落とされてしまいます。
つまり見た目だけに捉われ、注意点を守らなければせっかく取り付けたエアロを再度取り外すことにもなってしまうのです。
では、エアロを車に取り付るうえでの注意点とはいったいどのようなものがあるのでしょうか。
エアロを取り付けることによって車検に通らなくなる可能性も
エアロを取り付けたことによって、車検に通らなくなる場合があります。
なぜならばエアロは車のボディに貼り付けたり、ビスを打ち付けることにより固定します。
そのため純正のボディよりも少し大きくなる場合があるためです。
車には保安基準と呼ばれる取り決めが存在します。
細かな決まりのなかで車の高さや横幅なども詳細に決められているのです。
例えばエアロを取り付けたことで、横幅が増し基準内より数ミリはみ出してしまったとしましょう。
この場合車検には通りません。
また指定工場の場所によっては、車検に通るかあいまいな箇所があれば車検を通さない、というような対応をされることも十分にあります。
そして数ミリ単位でも保安基準に適合していなければ、違法改造に該当しすぐに純正に戻すよう指示を受けます。
このようにエアロを取り付ける場合には、取り付けた後でも保安基準に適合するのかどうかをあらかじめ確認しておくことが重要です。
せっかく取り付けた後、外さなければならないという事態を防ぐためにも、保安基準やエアロに対する正確な知識を持つ必要があるといえるでしょう。
装着可能かどうかをしっかりと調べることが大切
エアロをネットで探す際、そのエアロは愛車に装着可能かどうかを調べておきましょう。
これを調べていないと、せっかく注文していざ取り付けようとなった時に、取り付けられないという事態になりかねません。
有名なエアロメーカーは
- TRD
- GARSON/DAD
- 大塚風(旧works9)
- URAS
- KAMINARI
など数多く存在します。
しかしエアロのなかには愛車に適合しないものもたくさんあります。
愛車に取り付けられるエアロなのかをメーカーのサイトで確認しても分かりづらい場合があり、確認せずに購入してしまうと、このようなミスにつながるため注意が必要です。
また近年では新車時に特別仕様として、オリジナルカラーやエアロパーツなどを選ぶことができます。
新車時に取り付けることのメリットは、車メーカーから提供されているエアロであるためサイズが合わないという失敗がありません。
車のデザインを壊さないカラーや形をしているので、後付け感も少なく違和感のないドレスアップをすることができます。
そして新車時に取り付けてくれるため安心です。
どんなエアロパーツを選べばいいのか分からないという方は、ディーラーオプションのエアロを選択してみてはどうでしょうか。
まとめ
車のエアロはさまざまな種類が存在し、効果としては空気抵抗の軽減やダウンフォースを発生させるというものです。
しかし一般家庭で使用する車の場合、ドレスアップとしてエアロをつける場合が多くあります。
エアロを取り付けることで、いかついイメージを出したり高級感をかもし出すことができます。
そしてなにより他の車との違いを演出できるという点が、最も嬉しい部分ではないでしょうか。
しかし注意しなければエアロを取り付けたことで、車検に通らない場合があります。
また購入時に確認しないと、取り付けられないタイプだったなんて失敗もあるのです。
そのためエアロを購入時には、車検に通る基準を確保できるのか、そもそも愛車に対応しているエアロなのかをしっかりと確認しておく必要があるでしょう。
このようなカスタムが好きな方であれば、乗り換え時にエアロパーツが多い車種を選ぶことも一つの選択肢だといえます。