車査定をネットのみでしたい…査定額を知る方法とは?
いま乗っている車の査定額が知りたいとき、査定を申し込んでしまうと業者からしつこい営業電話がかかってきます。 まだ車を売るか決めかねているときなど、業者とやり取りをしたくないと考えている人も多いでしょう。では、ネットのみで車の査定額を調べられる方法はあるのでしょうか。 この記事では、車の査定額をネット検索のみで調べる方法を詳しく解説します。 正確な査定額を調べる方法やしつこい営業電話を回避する方法も合わせてご紹介しますので、車の査定額を調べたい人は、ぜひ参考にしてください。
車の買取相場をネットのみで調べる方法
結論からお伝えしますと、車の査定額をネットのみで調べる方法はありません。
残念ながら、個人情報を入力しないで査定額を調べられるサイトがないのです。
なぜなら、無料で査定を行うと業者が損をするからです。
もし無料で査定を行ってしまったら、利用者の中にはその金額を元に違う業者で車を売ってしまう人もいるでしょう。
ネット上で有料査定を行っても、利用する人はほとんどいません。業者は無料で査定を行うかわりに、利用者の個人情報を得ているのです。
しかし査定額ではなく、買取相場であれば個人情報を入力しなくてもネットのみで調べられます。
ここでは、車の買取相場を調べる方法をご紹介します。
買取サイトで相場をみる
車の買取サイトでは、下記の情報を入力すると下取り相場と買取相場の推移がわかります。
- 車種
- 年式
- グレード
- 走行距離
相場の推移は、過去の実績から数ヶ月先の予想価格までが一目でわかるようにグラフで表示されます。
さらに、実際に依頼したユーザーの査定額を掲載しているサイトもあるので、自分の乗っている車種のおおよその買取相場がわかるでしょう。
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メーカーサイトで下取り相場をみる
トヨタと日産の公式サイトでは、下記の情報を入力することで車の下取り相場がわかります。
- メーカー
- 車種
- 年式
- グレード
調べられるメーカーは、トヨタや日産だけでなく、さまざまなメーカーの下取り相場がわかります。どちらのメーカーも、個人情報を入力せずに下取り相場を調べられます。
しかし、下取り価格を決めるための重要な要素である「走行距離」を入力する項目がないため、表示される価格はあまりあてにならないと考えて良いでしょう。
中古車販売価格から買取相場を予想する
中古車販売価格から買取相場が予想できます。中古車の販売価格は、仕入れ価格に人件費などの経費や利益を含めたものが販売価格になるからです。
一般的には、経費や利益は価格の30%といわれており、残りの70%が仕入れ価格(買取価格)になります。
たとえば100万円で販売されている中古車は、30万円が経費と利益で、70万円が仕入れ価格と予想できます。
同じ車種の販売価格を何台か調べることで、その車種の買取相場を予想できるでしょう。
利用者の実績口コミ
買取サイトの中には、サイトを利用したユーザーの実績や口コミをまとめたページがあります。
買取価格だけでなく、サイトを利用したきっかけや担当者とのやり取りなどのエピソードが記載されており、査定相場だけでなくそれぞれのサイトを利用する際の情報が得られるでしょう。
中古車情報サイト
中古車情報サイトの中にも、車種を選択することでおおよその買取相場がわかるサービスがあります。しかし年式や走行距離による査定額までは調べられません。
より詳細な査定額を検索する場合は、郵便番号やメールアドレスなど個人情報の入力が必要になります。
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事故車シミュレーション
事故車の買取相場を調べられるサイトもあります。
「車種」「年式」「グレード」「走行距離」「車の損傷状況」を入力すると、おおよその買取相場がわかるでしょう。
事故車だけでなく、水没被害にあった車の買取相場を調べられるサイトもあります。
しかし中古車市場にあまり出回っていない車種の場合は、買取相場が表示できない場合もあるでしょう。
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詳しい査定額を知るには、個人情報の登録が必要
詳しい査定額を知るには、個人情報の登録が必要です。
なぜなら詳しい査定額は、実際に車を見てはじめてわかるからです。
車の状態は一台一台違います。中古車査定士の資格を持ったプロが、下記に記載した情報を総合的に判断して査定額を決めています。
- 車種
- 年式
- 走行距離
- キズ、修復歴
- 外装内装の状態
- オプションパーツ
- 中古車市場の価格相場
詳しい査定額を知るためには、実際に業者に車を見てもらう必要があります。しかし査定を申し込むと、複数の業者から何度も営業電話がかかってきます。
しつこい営業電話を回避するには、どのような対処法があるのでしょうか。
しつこい営業電話を回避するには
車の査定を申し込むと、複数の業者から営業電話がかかってきます。
中にはこちらが電話に出るまで何回もかけてくる業者もいて、履歴を削除するだけでも大変な作業になるほどです。
なぜ何回も電話をかけてくるかというと、自社に車を売って欲しいから。
ユーザーは最初にコンタクトを取った業者に車を売りやすい傾向があるため、どの業者もいち早く接触を図ろうと何度も連絡をしてくるのです。
ここでは、しつこい営業電話を回避するための対処法をご紹介します。
事前準備
査定を申し込むと、数分後にはさまざまな業者から営業電話がかかってきます。
複数の業者に査定を依頼する場合は、都合の良い日程を把握しておくなどの事前準備をしましょう。
都合の良い日にちを伝えることで、スムーズにスケジュールを組めますし、業者のペースにつられることなく落ち着いて段取りが組めるでしょう。
査定依頼をキャンセルする
業者からの営業電話を止めたい場合は、サイトから査定の申し込みをキャンセルしましょう。
ほとんどのサイトは、「お問い合わせページ」から査定の申し込みをキャンセルできます。
査定の申し込みをして、すぐに営業の電話が止まるわけではありませんが、キャンセルが受理されると営業の電話は来なくなります。
査定に申し込む時間を絞る
査定の申し込みはスマホからでも簡単に申し込みができますが、査定を申し込むと、数分後には業者から電話がかかってきます。
すぐに電話が取れない場所にいるときは、一旦、査定の申し込みを取りやめましょう。
落ち着いて電話が取れる場所にいるときなどに申し込むなど、申し込む時間を絞ることで、スムーズに業者とやり取りができます。
車が無くなったことをアピール
しつこい営業電話に対応する方法として一番角が立たない言い訳は、「売ってしまった」「譲ってしまった」と車が無くなったことをアピールすることです。
買い取れる車が無くなったことにより、業者からの営業電話はかかってこなくなるでしょう。
このときに注意しなければならないのは、業者から買取価格を聞かれる場合です。
ウソの金額を伝えるわけにはいきませんので、買取価格を聞かれた場合は、「教えられません」と伝えてください。
一番無難な返答は、「知り合いに譲って、手元に車が無くなってしまった」と言うことです。
業者の中には複数の電話番号を持っているところもあります。
電話に出ないと毎日かけてくる業者もいますので、今回ご紹介した対処法をぜひ試してみてください。
まとめ
車の買取相場は、ネットのみで調べることができます。
しかしデタラメな買取相場を表示しているサイトもありますので、買取相場を調べる方法を複数試して導き出しましょう。
詳しい査定額を調べるためには、実際に車を見てもらう必要があり、複数の業者で査定をしてもらうことをおすすめします。
もし、しつこい営業の連絡が鳴りやまない場合は、今回ご紹介した対処法で回避すると良いでしょう。