車査定の電話が多すぎ!業者からのしつこい連絡対処法
ネットで車の買取業者に査定を申し込むと、複数の買取業者から営業の電話がしつこくかかってくることがあります。 仕事やプライベートの時間でも、かまわずかかってくる営業の電話に対応するのは、とても大変です。何度もかかってくる営業電話を止める方法はあるのでしょうか。 この記事では、業者からくる営業連絡の対処方法をご紹介します。 また、ネットだけで買取相場を調べられる方法も合わせてご紹介しますので、車の査定額を知りたい人はぜひ参考にしてください。
車査定の電話がしつこいのはなぜ?
車の査定を申しこむと、直後に複数の業者からアポイントをとるための営業電話がかかってきます。仕事やプライベートの時間もかまわずかかってくる営業電話。
なぜこんなに何回も、業者から電話がかかってくるのでしょうか。
何度も電話がかかってくる理由
なぜ何度も電話がかかってくるのか。それは、あなたの車を買い取りたいからです。
人気のある車種は中古車でも高値で取引されています。業者は車をできるだけ安く買い取り、高く売って利益にしたいのです。
「自分の会社で買い取りたい!」
「他社に買い取られてはいけない!」
という思いから、どの業者もあなたとのアポが取りたいのです。
またユーザーは、最初に電話がかかってきた業者に車を売りやすいという傾向があります。
そのため、業者はユーザーといち早く接触を図りたいと考えているのです。
中には複数の電話番号をもっている業者も
業者の中には、複数の電話番号をもっているところもあります。
なぜなら同じ電話番号で何度も電話をかけてしまうと、ユーザーからしつこいと嫌われてしまうからです。
複数の電話番号からユーザーに電話をかけるなど、少しでもユーザーと接触を図れるように業者はさまざまな工夫を行っています。
しかし電話に出られない間に何十件も着信が来てしまうと、スマホの充電がなくなってしまいます。さらには大事な相手からの着信履歴を見逃してしまう恐れも。
しつこい業者からの電話を止める方法は、ないのでしょうか。
電話がしつこいときの対処法
業者からのしつこい電話を止める方法は、
「業者からの電話に出て、上手に断る」
これだけです。
しかし向こうは営業のプロですから、うまく対応できるか心配な方も多いのではないでしょうか。そこで、業者と電話でやり取りする際のポイントを4つご紹介します。
事前に準備しておく
業者は営業のプロです。車を売ると完全に決めていないユーザーをあの手この手を使って車を売るように誘導していきます。
まだ車を売ると決めていない場合や、どこに売るか決めかねている場合は、業者のペースにのまれないようにする必要があるのです。
査定を申し込むと、数分後には複数の業者からアポイントをとるための電話がかかってきます。冷静に対処するためにも、以下の内容をあらかじめ整理しておきましょう。
・車を売却する意思はあるか
・売却時期
・希望売却価格
・査定を依頼するなら希望日時
ある程度、話す内容をまとめておくと、向こうのペースにのせられずに話せるでしょう。
また電話を受けられない場所にいる場合は、査定の申し込み自体をストップしましょう。
査定はスマホなどで簡単に申し込めますが、電話が受けられない場所にいると、何十件も着信履歴が溜まってしまいます。
後からかけなおすのも大変ですので、電話が受けられる状態や場所にいるときに査定を申し込む方が良いでしょう。
深夜早朝にかけてくる業者
業者の中には深夜早朝に電話をかけてくる業者がいます。
しかし「JPUC」という団体に加入している業者は、21時以降に電話をかけてはいけないという規制があるのです。
その規制を破って連絡してくる業者は、信頼して取引できない可能性があります。
規則をきちんと守っている業者と連絡を取り合いましょう。
キャンセル機能を使う
査定業者のサイトには、「お問い合わせ」ページから査定の申し込みをキャンセルできる機能があります。
キャンセルを申し込んでから電話が来なくなるまでタイムラグがありますが、査定の依頼をキャンセルすることで電話がかかってこなくなるので、ぜひ試してみてください。
車がなくなったと伝える
電話で上手に断るときに有効なフレーズは、以下の2つです。
「車を売ってしまった」
「知り合いに譲ってしまった」
手元に車がなくなってしまったことをアピールすることで、業者から電話がかかってこなくなるでしょう。
車を売ったと伝えた際に、いくらで売ったかを聞かれる場合がありますが、その際は決して価格を言ってはいけません。ウソを伝えることになるからです。
売却価格を聞かれても「お答えすることはできません」ときっぱり伝えましょう。
査定相場だけなら電話なしでわかります
実際に車を見てもらわないと正確な査定価格を調べることはできませんが、車の査定相場であればネットで調べられます。
個人情報を入力しなくても調べられるので、業者から電話がかかってくることもありません。売却の意思がまだ固まっていない場合、まずは車の査定相場を知ることからはじめましょう。
メーカーの下取り相場を知る
トヨタと日産自動車では、サイト上でさまざまなメーカーの車の下取り価格を調べるサービスを提供しています。
個人情報を入力する必要はなく、「年式」「車種」「グレード」を入力するだけで下取り相場がわかります。
しかしどちらのサービスも、走行距離を入力する項目がありません。
走行距離は下取り価格を決める重要な要素ですので、走行距離が加味されていない下取り相場は信ぴょう性にかけると言わざるを得ないでしょう。
買取業者のサイトで査定相場をみる
買取業者は数多く存在していますが、それぞれのサイトで査定相場を調べられるサービスを提供しています。
「年式」「車種」「グレード」「走行距離」などを入力すると査定相場がわかります。
過去の相場から未来の予想相場を推移グラフで見られるサイトもありますので、ぜひ調べてみてください。
しかし中には、ウソの価格を表示して集客しているサイトもあります。
ひとつのサイトの情報だけを信じずに、複数のサイトをみて査定相場を調べるようにしましょう。
中古車の販売価格から査定相場を予想する
販売されている中古車の販売価格から、査定相場を予想する方法もあります。
現在販売されている中古車の販売価格の内訳は、仕入れ価格に人件費などの経費と利益を足したものです。
経費と利益は販売価格の30%ほどに設定している業者がほとんどですので、仕入れ価格は販売価格の70%ほどと予想できます。
一例として、100万円で売っている中古車の仕入れ価格は70万円であると予想できるでしょう。
同じ車種がどれくらいの価格で販売されているかをデータとして集めて、査定相場を予想してみましょう。
利用者の実績を参考にする
買取サイトの中には、実際にサイトを利用したユーザーの口コミ情報を掲載しているページがあります。
口コミ情報には、売却価格だけでなく担当者の対応なども書かれてありますので、査定相場だけでなく買取業者のサービス内容や雰囲気がわかるでしょう。
複数の業者に売却を検討している場合は、利用者の口コミページもぜひチェックしておきましょう。
事故車や故障車の場合
売却を検討している車が事故車や故障車の場合でも、査定額をシミュレーションできるサイトがあります。
「車種」「年式」「グレード」「車の損傷状態」を入力すると、おおよその査定相場がわかります。
サイトの中には、実際に売却した故障車が写真付きで紹介されているページもありますので、自分の車との比較にも役立つでしょう。
まとめ
ネットから車の査定を申し込むと、複数の業者から電話がかかってきます。
中には複数の電話番号を使って、ユーザーが電話に出るまで何度もかけてくる業者もいるでしょう。しかし、これには理由があり、ユーザーは最初にアポイントを取った業者に車を売る傾向が高いからです。
業者はいち早くユーザーと接触できるように、何度も連絡をします。
業者からの電話を辞めさせる方法は、「電話に出て、上手に断る」ことです。
営業のプロからの電話を断るのは、とても難く感じるかもしれませんが、そんな場合には今回ご紹介した対処方法を実践してみてください。