車買取から納車までのつなぎ対策は大事！代車は借りられるの？

車買取を依頼して車買取業者に車を引き渡すと、新しい車が納車されるまである程度車がない期間ができてしまいます。

車に乗る機会が月に1〜2回程度という場合は問題ありませんが、通勤に車を使用したり、買い物に行ったりと、日常的に車を使用している人にとって車がない期間というのは非常に頭を抱える問題です。

ここでは、車買取から納車までの対策や車買取業者に代車がない場合の対処法について解説します。

車買取から納車までのつなぎ対策とは

古い車を買取りに出して、新しい車に乗り換えると、新しい車が納車されるまで車がない期間ができてしまいます。

日常的に車を使用する人にとって、新しい車が納車されるまでのつなぎ対策は非常に重要な項目です。車がない期間をなくすには、車買取業者と契約する前に、代車サービスの有無を確認しておくと良いでしょう。

多くの車買取業者では、代車サービスを用意してありますが、まれに代車の取り扱いがない車買取業者も存在します。また代車サービスがある場合でも、代車の費用やレンタルできる期間は、車買取業者ごとにそれぞれ異なりますので確認してください。無料代車サービスを用意している車買取業者であれば、費用を気にすることなく安心して借りられます。

しかし、無料代車サービスといっても無料でレンタルできる期間が定められているところが多く、その期間を超えたレンタルは有料になりますので、有料期間の費用についても確認しておきましょう。一般的に代車のレンタル期間は、短いところで約2週間、長いところでも1ヶ月程度です。人気車種を購入した場合など、新しい車の納車まで期間が開く場合は、その旨を伝えて相談しておくと安心です。車買取をした後、新しい車を購入という流れではなく、新しい車を購入した時点で納車がいつぐらいになるか確認した後、車を買取に出すという方法もおすすめできます。

また、代車レンタルサービスをおこなっている車買取業者であっても、時期によっては代車を利用している人が多く、すべての代車が出てしまっていて利用できないといったケースもあります。

車買取業者の代車レンタルを利用する場合は、早めに費用の確認とレンタル期間の確認を済ませ、代車を押さえておくようにしましょう。

車買取の引き渡しは納車まで待っちゃダメ！

車買取から納車までのつなぎ対策のひとつに、車の引き渡し時期を納車まで待つという方法もありますが、これはあまりおすすめできません。

車買取業者から査定額が提示されたら、できるだけ早く車を引き渡すのが少しでも高く車を買取してもらう方法です。

車買取価格が下がる

車の引き渡しをできるだけ早くしたほうが良い理由のひとつに、買取価格が下がる可能性があることが挙げられます。

車の査定額は、さまざまな項目が設けられており、その基準によって決められますが、走行距離も査定額を決める重要な項目です。査定した日から走行距離が増えている場合は、査定額が下がる可能性が高いと考えられます。また走行距離以外でも、運転していて車に傷を付けてしまった場合や、事故を起こしてしまった場合なども買取価格が下がります。

中古車の買取相場は、変動が激しいことも理由のひとつです。たった1日引き渡しが遅くなっただけで、市場ニーズが下がり、買取価格が下がってしまったという事例もあります。このようなリスクを避けるためにも、車を査定日の状態のまま維持して、1日でも早く車の引き渡しをしたほうが良いのです。

車買取の拒否

最悪のケースでは、買取を拒否される場合もあります。

運転をする以上、どんなに運転技術が高い人であっても、納車まで車を乗り続けることによって思わぬ事故が起きる可能性もあるのです。事故によって車のフレームが破損するなど、大きな修理が必要となった車は、修復歴ありの車となります。

査定額を大幅に下げることで買取ってくれる業者もありますが、買取拒否とする業者も当然いるのが現実です。

買取査定額に納得して車買取業者と契約し、せっかく車を売ろうとしていたのに、買取を拒否されたとなると、その心労は計り知れません。このような事態を避けるためにも、業者に提示された引渡し日を守りましょう。

車買取で納車まで代車がないときの対処法

車買取業者を選ぶ際に、代車サービスがある業者を選び、あらかじめつなぎ対策をしておくことは大切です。しかし代車サービスの取り扱いがあっても、何らかの理由で代車が利用できないケースもありますし、さまざまな理由から代車サービスのない車買取業者を選ぶ場合もあるでしょう。ここからは、代車が借りられなかった場合の対処方法をご紹介します。

車を購入した店で代車レンタルする

代車を用意してくれるのは、車買取業者だけではありません。新しい車を購入した販売店でも、代車サービスを用意していることもあるのです。もし買取業者で代車を用意してもらえなかった場合は、一度代車をレンタルできるか相談してみましょう。

販売店で代車を借りる場合にも、最大レンタル期間はどれくらいか、費用はどれだけかかるのかをしっかり確認しておかなければなりません。

車買取業者で代車をレンタルする場合は、無料レンタルもあり得るのですが、販売店で代車レンタルする場合は、有料であることがほとんどです。後に紹介する、レンタカーやカーシェアを利用した場合の費用と比較して、安い方を選ぶことをおすすめします。

引き渡し時期の調整

先ほどもご紹介したように、査定したあとの車は早めに引き渡すのが鉄則ですが、どうしても代車が準備できない場合は、引き渡し時期をずらす方法もあります。

納車まで引き伸ばしてしまうと、査定額が大幅にダウンしてしまうというリスクが高いため、できるだけ短期間にとどめるのがおすすめです。

たとえば車買取業者で代車が出てしまっていて、1週間後なら代車が用意できるという場合は、1週間だけ引渡し日をずらしてもらいましょう。

ただしこの1週間は、いつも以上に気を付けて運転してください。長距離の移動はなるべく避け、車内での飲食もやめましょう。

査定額が心配な場合は、車を引き渡すのがずれた場合、どのくらい査定額が下がる可能性があるのか、どのようなことに気を付けて乗るべきかなど、不安要素を質問しておくと安心できます。

レンタカーやカーシェアの利用

どうしても代車が準備できなかった場合は、レンタカーやカーシェアの利用を検討する方法もあります。

レンタカーを1ヶ月利用する場合の相場は、軽自動車なら3〜4万円程度、普通車なら6〜15万円程度、ワンボックスなど大きな車になると20万円程度必要です。

車種にこだわらなければ、もう少し安くレンタルできる場合もありますが、なかなか費用がかかります。

車を利用する日や時間が限られているという場合は、カーシェアの利用がおすすめです。カーシェアの相場は、15分単位で200〜400円で、ここに月会費1,000円程度がプラスされます。

レンタカーやカーシェアは、車種や店舗によって費用やサービスが異なるので、自分の車の使い方や予算に合わせて利用しましょう。

車買取を依頼した業者から代車を借りる際の注意点

車買取を依頼した業者から代車を借りる際の注意点を以下に示します。

保険の確認

代車を借りる前に、代車の保険について詳細に確認しましょう。事故や損傷時の保険カバレッジ、自己負担金、免責事項などを把握し、代車を使用する際に何が保険でカバーされているかを理解しましょう。必要に応じて追加の保険を検討することも重要です。

使用条件と制限の確認

代車の使用条件や制限事項をよく理解しましょう。距離制限や地域制限がある場合、それに従うように運転計画を立てます。また、違反した場合に課せられる罰金や追加料金についても把握しましょう。

代車の状態の記録

代車を受け取る前に、車の状態を詳細に記録しましょう。車内外の傷、損傷、不具合、燃料レベルなどを写真やビデオで記録しておくと、代車を返却する際に紛争を防ぐための証拠となります。また、業者の担当者と一緒に立会いを行い、代車の状態に関する合意を確保しましょう。

まとめ

車買取から新しい車が納車されるまでの期間を事前に考えておくことで、車がない期間に悩まされる心配がありません。買い物や送迎、通勤など、日常的に車を使用するのであれば、納車日から逆算して車買取を依頼したり、無料代車サービスをしている業者を選んだりするなどして、困る期間がないように、対策をしておきましょう。代車サービスやレンタカー、カーシェアを利用する場合は、費用やレンタル期間を含め納得した上で利用してください。