トヨタハイエースの売却価格はいくら?グレードや年式別の買取相場を知ろう
ハイエースは実は日本国内より海外での需要が高い車種です。日本では走行距離が10万kmを超えるような中古車は価値が低くなり、高値での取引は期待できません。しかし市場を海外に移すと、走行距離69万kmの車が35万円、走行距離50万kmの車が40万円で取引されているケースもあります。
海外ではそういった過走行車や、事故歴のある車であっても問題なく値段がつくことも多いのです。つまり高値で売れることは約束されているといっても過言ではありません。そこでより高く売却するために、買取査定相場を知り、さらには高価買取のコツまでを抑えておく必要があります。
ハイエースのグレード別買取査定相場
ハイエースにはいくつかグレードが存在します。ここでは貨物用車種であるハイエースバン、乗り心地や内装に特化した乗用車であるハイエースワゴン、ワゴンよりも乗車人数が多くなるハイエースコミューターそれぞれのグレード別買取査定相場を見ていきましょう。
ハイエースバンの場合
ハイエースバンはグレード展開が多く、サイズだけでなく装備の違いなどで様々なものが用意されています。そんなハイエースバンの走行距離別の買取価格を把握しておきましょう。
走行距離 | 買取価格 |
---|---|
1~2万km | 120~460万円 |
4~5万km | 89.8~536.4万円 |
10~11万km | 102.8~350万円 |
走行距離が多いと全体的に価格帯は下がります。ただし走行距離が多くとも、ほかの要因で価格が高くなることもあるようです。
ハイエースワゴンの場合
ハイエースワゴンは乗用人数が基本的には10人の乗用車になります。こちらも走行距離別の買取価格を把握しておきましょう。
走行距離 | 買取価格 |
---|---|
1~2万km | 239~416.1万円 |
4~5万km | 96.8~485.4万円 |
10~11万km | 77~300万円 |
ハイエースワゴンもハイエースバンと同様で、走行距離が多くとも様々な要因で価格が高くなることもあります。ただし10万kmを超えると、そういった傾向も少なくなっています。
ハイエーコミューターの場合
ハイエースコミューターは多くの人数を乗せることが可能です。なお中型免許が必要な点や、車検費用などの維持費が高くなる点に注意してください。では走行距離別の買取価格を把握しておきましょう。
走行距離 | 買取価格 |
---|---|
1~2万km | 244.9~305万円 |
4~5万km | 249~325万円 |
10~11万km | 98~203万円 |
ハイエースワゴンやハイエースバンと同様で走行距離は価格に関係してきますが、それだけで価格が安くなるわけではありません。そのため買取の際には、走行距離以外の点にもしっかりと着目するようにしましょう。
ハイエース年式別買取査定相場
ハイエースは1967年に初代モデルが誕生し、1989年には4代目となる100系モデルが販売されています。そしてその後継となる5代目モデルの200系モデルのハイエースは衝突安全性能の向上に加え、ワイドボディになったことで室内空間が広がり、荷室の広さや住居性が高められました。
そしてなによりこの200系モデルは国内だけでなく、海外からの人気も高いのです。そんな人気モデルを、年式別に買取査定相場と中古車価格相場の2つの視野から確認しておきましょう。
2017年発売の200系ハイエース改良モデルの場合
2004年に15年ぶりのフルモデルチェンジが行われ、5代目ハイエースとなる200系モデルが誕生しました。その200系モデルの4型後期にあたるのが2017年に発売のものです。外装は2013年発売にマイナーチェンジされたものとほぼ変わりませんが、主に以下4点の安全機能が追加されました。
- プリクラッシュセーフティシステム(追突事故防止機能)
- レーンディパーチャーアラート(車線はみ出し防止機能)
- オートマチックハイビーム(ハイビーム&ロービームの自動切替機能)
- レーダークルーズコントロール(他車との車間距離を保持する)
買取査定相場は145~324万円、中古車価格相場は249~560万円となっており、高値での取引が期待できます。
2015年発売の200系ハイエース改良モデルの場合
2015年発売の200系ハイエースは一部改良が行われており、ガソリン車のトランスミッションが4速ATから6速ATとなり、スムーズな走行が可能になりました。また燃費性能も向上し、環境に優しい仕様になっています。
買取査定相場は150~288万円、中古車価格相場は153.6~398万円となっており、こちらも高値での取引が期待できるでしょう。
ハイエースを高く売却するコツ
ハイエースは個人用からビジネス車まで幅広く利用でき、なおかつ国内だけではなく海外需要も高い特殊な車です。一般的に10年を境に中古車は市場での価値を大きく落としますが、ハイエースにはその常識が当てはまりません。ここではそんなハイエースをより高く売却するコツを知っておきましょう。
純正パーツを保管しておく
ハイエースはその頑丈さと荷室の広さから様々な利用用途があります。また、カスタム用パーツも豊富に準備されていることもあり、キャンピングカーに改造するなどのカスタムを前提としている人も多いのです。
装備品は充実していたほうが基本的に価値は高くなるので、ドレスアップされたハイエースはやはり高値がつきやすといえるでしょう。ただし社外品のパーツを使う際は、純正パーツも保管しておいた方がより高値がつくと覚えておいてください。
下取りではなく買取を利用する
車を売る場合、下取りに出すことが一般的です。しかしハイエースのような中古車市場での需要が高い車種は、買取をしてもらったほうが高く売ることができます。特に海外需要が高いので、場合によっては新車販売価格より中古車販売価格のほうが高くなることも否定できません。
ハイエースの買取を依頼する時の注意点
買取を行う場合、ハイエースならではの注意点があります。また、併せて自動車税の還付に関わる注意点も理解しておきましょう。
車種によって重視されるポイントが異なる
ハイエースには様々なモデルがあり、買取の際はそれぞれ異なるポイントが重視されます。例えば、バンタイプであれば荷台の装備が重視され、車自体の綺麗さはあまり重視されないといった具合です。
また買取店が海外向けに販売しているのであれば、走行距離や年式はさほど重視されません。ただし輸出する国によってはトランスミッションがマニュアルであったり、燃料が軽油のモデルが重視されることもあります。
自動車税の還付について確認する
自動車税は毎年4月1日時点での車の所有者が、5月31日までにその年度の自動車税を前払いしなくてはいけません。ただしこの税金には還付制度があります。しかしその条件はあくまでも売却ではなく、廃車手続きをすることによって戻ってくるものです。
ただ基本的に車の売却後は、自動車税は月割りで還付されます。ただしあくまでも国が還付するのではなく、売却先となる業者から戻ってくるという点に注意してください。つまり業者によっては還付を行わないこともあります。そのため売却時には契約書類にしっかりと目を通し、業者にも確認をしておくといいでしょう。
ハイエースを高く買い取ってくれる業者は
とにかく需要の高いハイエースを買い取ってくれる業者は多数存在します。そのなかでもより高く買い取ってくれる業者はどういう特徴を持っているか把握しておきましょう。
輸出の販路を持っている業者
ハイエースは海外での需要が高いという特徴があると覚えておきましょう。実は買取業者のなかにはハイエースなどの商用車を専門に扱っているところもあります。そういった業者の多くはアジア諸国やアフリカ諸国、欧米諸国などに販売拠点や取引ルートを持っているので、高い利益を生み出す仕組みを持っているのです。
特に所有しているハイエースの年式が古かったり、走行距離が多いのであればなおさら海外販路を持っている業者を選んでください。国内市場ではいくら人気があるといっても、限界があります。そのため海外への販売ルートを持った業者を選んだ方が、高値で買い取ってくれる可能性は高くなるといえるでしょう。
ハイエースの買取はチョージンがおすすめ
中古車買取業者のチョージンは、海外輸出販売の直売ルートを保有しています。そのため、廃車や事故車に関わらず0円以上の買取保証、さらには査定・レッカー代・書類代行も無料で行うことができます。また、日本全国どこでも買取対応が可能となっており、無料査定も約20秒程で完了するのでぜひ試してみてください。
ハイエースの高価買取を目指そう
ハイエースは国内外の双方で人気があり、中古車市場では高値がつく可能性がある車種になります。買い取ってくれる業者に困ることはありません。そのためもし業者が思っていたよりも高値で買い取ってくれそうだったとしても、より高く買い取ってくれる業者がまだいるかもしれないと考えてみてください。
そこで慎重な売却を行うためには、所有しているモデルの買取価格相場を理解して、最低限の知識は身に付けておく必要があります。また高く売却するコツや買取時の注意点も必ず把握しておきましょう。それだけでより高く売れる可能性があります。そのうえで輸出に強い業者を探し、高価買取をぜひ実現してみてください。