イストの買取相場・査定価格（2001～2005年式）

イスト車買取の特徴

イストは既に生産が終了された車種ですが、未だに根強い人気を集めています。 特に初代イストに関してはSUVらしさを持ちながらもヴィッツベースの小柄なボディが評価され、現在も比較的高値で取引されています。一方フルモデルチェンジを行なった2代目イストはボディの大型化が日本人には不評で、最終的な生産終了にも繋がっています。そのため、中古車市場でもそれほど注目されておらず、査定額も今ひとつといったところです。

燃費の良さや積載量の多さ、壊れにくさなどから、街乗りを目的とする買い手が多いので、過度なカスタムをしている車両は好まれません。反面、タイヤのコンディションやオプションパーツの有無で値段が上がることもあるので、綺麗な状態を保っていることが重要です。

イストが車買取で高価買取2つの理由

なぜイストが高価買取が可能なのか。車買取専門店でイストが高価買取できる理由を2つ、ご紹介します。

最上のコンパクトカー

最上のコンパクトカーを目指して製造されたトヨタの初代イストは、ヴィッツをベースとして生産されたクルマで、発表からたった一ヶ月で約42,000台という受注台数を記録し、当時トヨタ車としては歴代トップでした。大幅なコストダウンをすることによって、他社も含めた今までのコンパクトカーに比べ、低い価格帯に設定されたということが受注台数を多く記録したなによりの理由といえるでしょう。また、クロスオーバーSUV風の独特のオーバーフェンダーや、スタイリッシュなデザインが高い評価を受け、生産・販売を終了した初代イストは今でも中古車市場では高い人気を誇っています。中古車市場でしか手に入らなくなってしまったにもかかわらず現在も人気の高いイストですので、高価買取が期待できるのではないでしょうか。

特別仕様車

初代イストでは数多くの特別仕様車モデルが発売されています。そのなかでも代表的ともいえる特別仕様車モデルは、2005年10月モデルのFLエディションHIDセレクションIIIではないでしょうか。FLエディションHIDセレクションIIIは、高輝度ディスチャージヘッドランプやオートエアコンやクリーンエアフィルター、電動格納式リモコンカラードドアミラーなどのLエディションパッケージを追加装備することによって、快適性をさらに向上させた特別仕様車モデルとして高い評価とともに人気が高くなっています。2代目イストで代表的ともいえる特別仕様車モデルは、2009年1月モデルのHIDセレクションではないでしょうか。HIDセレクションは、スタイリッシュでスマートなエクステリアや上質感を演出するプレミアムなインテリアが特徴で、人気の理由となっています。

イストを高く買ってもらう方法

続いて、少しでもイストを高く買い取ってもらう方法を5つご紹介します。これからイストを売りに出そうと考えている方は、以下の方法を参考にしてみてください。

細かいキズなど、簡単に直せるものであれば修理しておく

一見して細かいキズであっても、査定に響いて買取価格が下がってしまう要因になります。簡単に直せる程度のキズであれば修理しておくことを推奨します。キズがない場合も、事前に洗車や清掃を行ってください。外観や内装が綺麗な車の方が買手からの印象はいいですし、明らかに汚れている車よりも高い値段が付く可能性があります。オークションやフリマサイトなどであれば尚更この傾向が強くなるでしょう。

走行距離

走行距離の短い車は、状態も良いので買取価格も高くなります。逆を言えば、走行距離が10万キロなど、相当な距離に達している場合には、価格も下がってしまうと考えておいた方がいいでしょう。
一度上がってしまった走行距離はどうすることもできないので、せめて定期的にメンテナンスを行い、状態を良好に保っておくようにしましょう。

純正パーツに戻す

人によっては車を購入後、マフラーや車高、ホイールをカスタマイズしている方もいると思うのですが、汎用品が装備された車は買取額も低くなる傾向にあります。カスタム車両よりも純正装備の車両の方が需要もありますし、その部分がシンプルに査定額となって出てくるのです。ホイール一つとっても、メーカーロゴの入った純正品の方が見た目のバランスもいいのですし、買い取った業者が再度売りに出す際も売れやすくなるのです。自分が所有している期間にカスタマイズをしてしまった方は、売りに出す前に、純正パーツに戻しておくのを忘れないようにしましょう。トヨタ車であるイストは、エンジンを含め各パーツも世界中で評価が高くなっています。年式やお車の状態などによっては、中古車としての買取りは難しいといわれる場合もあるかもしれませんが、そのような時はパーツ取りや金属・非金属として査定や買取りを行いリサイクルに力を入れている車買取り業者にお見積り依頼をされることをおすすめいたします。

海外輸出ルートがある車買取り業者

年式が古いクルマや走行距離が多いクルマは、基本的に海外に輸出されます。海外輸出販路がない車買取り業者の場合、年式が古かったり走行距離が多かったりすると、買取りを断られてしまう場合や処分費用を請求されてしまう場合もあるのです。しかし海外では、丈夫であり修理もしやすいうえに信頼性もあるということで日本の中古車は非常に評価が高いので、たとえ高年式や多走行であっても取引が行われています。イストの売却先をお考えの方は、海外輸出ルートがある車買取り業者も候補に入れてみてはいかがでしょうか。

複数の業者に一括査定を申し込む

イストを含めお車の売却をお考えの際は、2，3社など複数の車買取り業者へ同時期にお見積り依頼をされることをおすすめいたします。車買取り業者といっても数が多く、専門にしていることもさまざまです。イストの売却であれば、たとえば中古車買取り業者・パーツごとの買取りも行っている業者・海外輸出ルートのある業者の3つなど、数社に同時にお見積り依頼をするのが望ましいでしょう。また、お車は乗っていればもちろん乗っていないとしても日々劣化していき価値は下がっていってしますので、1カ月経つだけでも査定額が大幅に下がってしますことは稀ではありません。イストの売却をお考えの際は、出来るだけ早く査定依頼をされることをおすすめいたします。

まとめ

イストが車買取市場でも高く売れる理由や、高く売るためのポイントをご紹介しました。もともと人気の高い車種のため、買取がつきやすいことをご存知な方も多い車ではありますが、その中でも売却先に海外を視野に入れた買取業者を選ぶことが、高額売却への近道となっています。また、イストの売却時出来るだけ高額売却を狙うなら、時間と日数に余裕をもって様々な業者への相見積をとって交渉することが必要です。車検が切れてしまうギリギリになって売却先を探したり、自動車税のことがあるため年度末に探すとなると本当のイストの価値にあった金額にいかないまま売却することになってしまう可能性があります。