電動スライドドア付きのコンパクトカーとして人気があるトヨタのスペイド。2012年から2021年まで販売されていた、まだ比較的新しい車種です。そんなスペイドは、どういった魅力と特徴があるのかをぜひ知ってください。そしてモデル別の中古車価格、おすすめモデルなどもあわせて確認し、自分の暮らしに役に立つ車かどうかを見極めていきましょう。
スペイドは、ファミリーから支持を得ているコンパクトカーです。まずはどのような魅力や特徴があるのかを知っておきましょう。
オシャレで可愛らしいコンパクトカーであるポルテの姉妹カーであるスペイド。ファミリーカーでありながら、かっこよさをあわせ持つスタイリッシュなデザインが特徴です。カラーは大人な雰囲気の9色をラインナップしており、多様なニーズに応えてくれます。
乗り降りがしやすい低床フロア、さらに天井も高く、快適で過ごしやすい室内空間を実現しています。そして開口部も広く、小さな子供をチャイルドシートに楽々と乗せることも可能です。また、ワンタッチで開けられるスライドドアのため、荷物の積み下ろしも簡単にできます。
近距離を高精度で検知し、昼夜の影響を受けにくいレーザーレーダー。より遠くまで検知ができ、白線や対向車のランプなども検知する単眼カメラ。最新の安全機能であるこの2種類の高精度な検知センサーによって、自動ブレーキによる予防安全性能が高くなっています。
スライドドア付きコンパクトカーとして人気のスペイド。ここでは中古車市場での価格を見ていきましょう。
スペイドの中古車価格相場は44~200万円前後、平均価格は125~135万円前後となっています。初代モデルが発売されたのが5年前と新しい車種のため、中古市場でもそこまで劣化の激しい車は多くありません。しかし新しい車種なのにも関わらず、60万円を切るような手頃な価格の中古車もあります。ただ、基本的には130万円前後の予算を考えておくことが一般的です。
ベースグレードとなるXは、最も価格が安くなっています。また2WD車はリヤシートが一体型になるという特徴があります。
中古車価格帯 | 中古車相場 | |
---|---|---|
A社 | 83.3~147.5万円 | 約115.4万円 |
B社 | 54.8~181.8万円 | 約107.8万円 |
C社 | 53.9~181.8万円 | 約109.7万円 |
シート素材が撥水のため汚れに強いという特徴があります。また、シートカラーとして室内が明るくなる人気カラーのフロマージュが選択可能です。
中古車価格帯 | 中古車相場 | |
---|---|---|
A社 | 70.2~179.9万円 | 約118.6万円 |
B社 | 49.8~190.8万円 | 約120.7万円 |
C社 | 49.8~192.6万円 | 約117.5万円 |
運転席と助手席がベンチシートになっていて広々と使うことができます。ただしウォークスルーができないため、ファミリー向きではありません。
中古車価格帯 | 中古車相場 | |
---|---|---|
A社 | 79.9万円 | 約79.9万円 |
B社 | 59.8~176.2万円 | 約107.2万円 |
C社 | 65.1~159.4万円 | 約110.6万円 |
フロントシートがセパレートで本革のステアリングホイール、ほかにもオートエアコンが装備されています。また、遮音材や遮音ガラスを使っているため、車内で大音量で音楽を楽しむことができます。
中古車価格帯 | 中古車相場 | |
---|---|---|
A社 | 84.9~154.4万円 | 約126.9万円 |
B社 | 54.9~192.8万円 | 約122.5万円 |
C社 | 49.8~191.1万円 | 約120.2万円 |
スペイドは比較的新しい車種で、まだフルモデルチェンジは行われていません。しかし一部改良は行われており、購入する年式で標準装備などが異なります。また特別仕様モデルもいくつか販売されているため、ここではどういったモデルがおすすめなのかを見ていきましょう。
とにかく安くスペイドを購入したいのであれば、年式が2012~2013年の初代前期モデルがおすすめです。初代といっても5年落ちといった比較的新しい車種のため、初期型によくあるような走行性や足回りのトラブルはほとんどありません。
ただし、アイドリングストップ機能やトヨタセーフティセンスは標準搭載されていなので注意してください。また、修復歴がなく、走行距離も3~4万kmのものを選ぶとトラブルも少ないでしょう。
最高出力 | 駆動方式 | 全長・全幅・全高 | 乗車定員 | 燃費 | 排気量 |
---|---|---|---|---|---|
109PS | 2WD/4WD | 3,995m・1,695m・1,690~1,720m | 5人 | 16~19.6km/L | 1,329/1,496cc |
2015年以降とそれ以前では約20万円程度の価格差が発生します。そのため価格を少し抑えたいのであれば、年式が2014年の初代後期モデルがおすすめです。また走行距離は1~2万kmを目安にしておくとよいでしょう。
最高出力 | 駆動方式 | 全長・全幅・全高 | 乗車定員 | 燃費 | 排気量 |
---|---|---|---|---|---|
109PS | 2WD/4WD | 3,995m・1,695m・1,690~1,720m | 5人 | 16~19.6km/L | 1,329/1,496cc |
2014年4月に発売された特別仕様車になります。1.5エンジンを搭載し、運転席アームレストや撥水タイプのシート表皮など実用性の高い室内装備を持っているのが特徴です。また、内装はブラック基調のインテリアカラーでスポーティなつくりになっています。ほかにもキーが不要でドア解錠・施錠ができ、エンジンスタートボタンによるエンジン始動を行うスマートエントリーパッケージなどが特別装備されました。
最高出力 | 駆動方式 | 全長・全幅・全高 | 乗車定員 | 燃費 | 排気量 |
---|---|---|---|---|---|
109PS | 2WD/4WD | 3,995m・1,695m・1,690~1,720m | 5人 | 16~19km/L | 1,496cc |
セパレート仕様のFをベースにしたFクイーンシリーズは、ファスナー式で丸洗いが可能なウォッシャブルカバーシートが装備されているのが特徴です。また、人気の高いスマートエントリーパッケージが標準装備されており、ほかにも内外装をスタイリッシュに演出するオプションパッケージが特別装備されています。
最高出力 | 駆動方式 | 全長・全幅・全高 | 乗車定員 | 燃費 | 排気量 |
---|---|---|---|---|---|
109PS | 2WD/4WD | 3,995m・1,695m・1,690~1,720m | 5人 | 16~22.2km/L | 1,496cc |
スペイド中古車価格をタイプ別、年式別、走行距離で業者別に比較していきましょう。
特別仕様モデルである2014年発売のジャックと2016年発売のクイーン2の中古車価格を比較してみましょう。2年の差があるだけで、30~40万円もの価格差があるようです。
A社 | B社 | C社 | |
---|---|---|---|
Fジャック | 約127.8万円 | 約118.7万円 | 約120.7万円 |
Fクイーン2 | 約179.9万円 | 約156.2万円 | 約156万円 |
初代モデルが発売された2012年と、最新モデルの2017年で比較してみましょう。年式で比較すると、1.7倍ほどの価格差があることが分かります。
A社 | B社 | C社 | |
---|---|---|---|
2012年 | 約104.2万円 | 約92.2万円 | 約90.3万円 |
2017年 | 約179.9万円 | 約158.8万円 | 約156.5万円 |
走行距離を初代前期モデルの購入目安である3~4万kmと、初代後期モデルの購入目安である1~2万kmで比較してみましょう。走行距離が長い3~4万kmのほうが、1~2万kmと比較すると10~20万ほどの差があるようです。
A社 | B社 | C社 | |
---|---|---|---|
1~2万km | 約146.1万円 | 約126.2万円 | 約123.2万円 |
3~4万km | 約125万円 | 約115.9万円 | 約104万円 |
ファミリーカーとして日常の買い物や、休日に家族で遠方に出掛けるにしてもスペイドは便利な車です。ただし安全性能やリセールといった面などで、購入には注意が必要な場合があります。ここでは購入時に注意すべき点を確認していきましょう。
最新モデルにはアイドリングストップ機能やトヨタセーフティセンスなどの安全機能が標準装備されていますが、2014年以前の初代モデルには装備されていません。そのため、最新の検知システムや自動ブレーキといった安全性を求めるのであれば、購入は避けるようにしましょう。
リセールの点で選ぶなら4WDを選べば間違いありません。新車から3年経過したリセールバリューは2WDと比べると、約10%も高くなっています。そのため初期費用は少し高くなりますが、売却することも考えて4WDの購入がおすすめです。また、ボディーカラーは人気のあるホワイトパールクリスタルシャインかブラックマイカを選ぶと、より高く売れることが期待できます。
スペイドは電動スライドドア付きのコンパクトカーです。ただし両側電動スライドドアが装備されたモデルはありません。全車片側電動スライドドアが標準搭載のため、両側電動スライドドアを中古で探しても見つからないので注意してください。
現在の車から買い替えを行う場合の買取における注意点を知っておきましょう。またおすすめの中古者買取業者も紹介しているので、ぜひあわせて確認してください。
車の買い替えを行う場合、現在の車を買取に出してそれを元手に購入することが一般的です。その際、年式や走行距離によって査定価格が変わるため、事前に状態を確認して買取業者を選ぶようにしましょう。
年式は平均して7~8年経過したら売り時だと考えたほうがよいです。10年以上所有するといったことは、決して多くはありません。走行距離は5万kmを超えると査定価格が下がるので注意してください。なお、10万kmを超えるとさらに査定価格は下がっていきます。これらを踏まえて、年式は7~8年以内、走行距離が5万km以内には買い替えを検討するとよいでしょう。
スペイドは室内空間も広く、便利なスライドドアのついたファミリー向けのコンパクトカーです。まだ小さい子供や高齢の両親でも、体に負担をかけずに乗り降りすることができます。また買い物やペットと過ごす車など、さまざまなシーンに活用できます。ぜひ自分のニーズに合ったモデルのスペイドを購入して、家族との楽しい時間を過ごしましょう。
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