車の査定にかかる時間はどれくらい?短縮するコツは?
車の査定を依頼しても、そのために確保できる時間には限りがあります。忙しいと隙間時間で査定をしてもらう場合もあるでしょう。では、どれくらいの時間を確保すれば良いのでしょうか。短縮するコツについても紹介します。
車査定と手続きにかかる時間はどれくらい?
車の査定と手続きにかかる時間について詳しく説明します。
予約と事前ヒアリング
車の査定を予約する際には、5~10分程度の時間がかかります。予約時に車の詳細情報や希望買取価格などを伝える必要があります。予約した日に業者が来てくれることが一般的ですが、出張査定の場合、混雑状況によっては1週間以上先になることもあるので注意が必要です。
査定の実施
査定の実施には約30分ほどの時間がかかります。業者は車の詳細な状態を確認し、チェックシートに情報を記入します。複雑な車種や改造車などは時間がかかる場合もあります。
査定額の計算と交渉
査定が終了したら、業者は査定額を計算します。この際、在庫や需要などを考慮し、最終的な査定額を提示します。査定額の提示と具体的な交渉には時間がかかることがあり、10分から数十分程度かかる場合もあります。交渉の際、相手とのコミュニケーションが円滑であればスムーズに進むことでしょう。
売買契約と手続き
売買契約と手続きには約20分ほどの時間がかかります。書類の作成には依頼主が住所や名前などを記入しますが、業者が指導するため、特別な知識は必要ありません。この段階で必要な書類を整えておくと、スムーズに手続きが進みます。
総合すると、査定だけの場合で約1時間、売買契約手続きまで含めると約1時間半から2時間かかることが一般的です。ただし、交渉の進行や話し合いによって時間は変動する可能性があります。スムーズな対応と明確な希望価格の設定が、時間を短縮する鍵となります。
車査定~売却までの流れ
車の査定から売却までの一般的な流れを以下に示します。
査定業者の選定と予約
車の査定を希望する場合、まず査定業者を選び、査定の予約を行います。店舗がある業者なら飛び込みでの査定も可能ですが、予約をしておくことで待ち時間を短縮できます。出張査定を希望する場合も、予約が必要です。出張査定の場合、混雑によって査定までの待ち時間が長くなることがあります。
必要書類の用意
査定を受ける際には、必要な書類を用意します。査定だけの場合には車検証や整備手帳、取扱説明書が必要です。売却を検討している場合には、以下の書類も必要となります。
軽自動車の所有者と使用者が異なる場合、認印も必要です。これらの書類は査定時に提出が求められます。
査定日と査定の実施
予約した日に査定が行われます。店舗査定の場合、車を業者まで持ち込む必要がありますが、出張査定の場合、指定した場所で待つだけです。査定が終了し、提示された買取価格に納得すれば、売却手続きに移ります。
売買契約と手続き
査定額に納得した場合、売買契約書に署名・押印をし、譲渡証明書や委任状に必要事項を記入します。一部の業者はその場で車を引き取りますが、後日手続きする場合もあります。期日が設けられ、売買代金が入金されます。
以上が車の査定から売却までの一般的な流れです。納得のいく売却を目指し、必要な手続きと書類を準備しましょう。
必要書類の用意にかかる時間
車の査定や売却に必要な書類を用意するのにかかる時間について詳しく説明します。
実印の印鑑証明書
新たに実印の印鑑証明書を用意する場合、自治体の証明書発行窓口で取得できます。発行手続きには約300円かかります。マイナンバーカードを持っている場合は、コンビニでも取得可能です(手数料約200円)。
住民票
車検証上の住所と現住所が異なる場合、住民票が必要です。自治体の証明書発行窓口で取得でき、発行手数料は約300円です。
車検証の再発行
車検証を紛失した場合、普通車は運輸支局、軽自動車は軽自動車検査協会で再発行できます。再発行手続きには印鑑と身分証明書が必要で、手数料は約300円です。
納税証明書
普通車の納税証明書は都道府県の税事務所、軽自動車は自治体の窓口で再発行できます。手数料は約300円です。一部地域ではデータベース上で確認可能な場合もあります。
自賠責保険証明書
自賠責保険証明書を再発行する場合、保険会社の営業所が窓口となります。手続きには身分証明書と印鑑が必要で、再発行までに1~3週間かかることがあります。
リサイクル券
紛失したリサイクル券は再発行できません。必要であれば自動車リサイクルシステムのWebサイトで預託状況を印刷して代用できます。また、リサイクル料金を支払っていない場合、リサイクル券は存在しません。
以上の必要書類の用意にかかる時間は、手続きの種類や所在地によって異なります。紛失を避け、スムーズな査定と売却のために、書類を適切に管理しておくことが重要です。
買取金額の入金にかかる時間は業者による
車の売却代金は、後日、指定の銀行口座に振り込まれるのが一般的です。業者の中には、売買契約が成立したときに、その場で支払ってくれるところもありますが、それほど多くありません。そもそも、それだけのお金を店舗に置いたり、まして持ち歩いたりするのは、防犯上好ましくないでしょう。
早ければ2営業日、遅くても10営業日くらいまでには振り込んでくれます。事前に入金日を確認しておくと安心です。
なお、業者によっては振込までの間に再査定を行い、そこで不具合が見つかれば減額を要求してくるところがあります。この場合、不具合を知っていながら黙っていたのであれば、責任を問われるかもしれません。そうでなければ1回査定をしているので、業者にも落ち度があります。
こうしたトラブルを防ぐためにも、事前に減額の可能性や責任の所在を確認しておきましょう。
まとめ
車の査定にかかる時間は、1時間くらいが目安です。そのまま売却手続きをするなら、さらに30分かかります。事前に必要な書類を用意しておくと、滞りなく手続きできるでしょう。また、交渉が長引くと2時間以上かかる場合があります。話を盛り上げなかったり、即決しなかったりすれば短縮できそうです。
車の査定は買取業者選び次第で、満足できる結果になったり、不満が残ったりします。数多くある買取業者の中から、良心的なところを選ぶには、入念なリサーチが必要です。できるだけ多くの買取業者を比べてみましょう。