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スープラの買取・査定実績(2000年式以前)

スープラの年式別 買取・査定実績一覧

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スープラの車買取の3つの特徴

スープラは中古車市場での需要が高いながらも流通数が少ないために、希少価値が高いとされています。スープラは排気量3,000ccの直6エンジン+FR駆動の2ドアクーペであり、6速MT、REAS(相互連携アブソーバーシステム)が採用されている、日本を代表する生粋のハイパワースポーツカーです。1978年から販売された初代のA40型/50型と、1981年から販売された2代目のA60型は、北米ではスープラ、日本国内ではセリカXXという名前で販売されていました。1986年に販売が開始された3代目 のA70型は、当時のトヨタ車として初の280PSの5速MT設定車で、この型から日本国内でも北米仕様と同じ「SUPRA(スープラ)」という車名で販売されるようになりました。初代からスープラは、日本と北米でとても人気のクルマなのです。こちらでは、スープラの車買取の3つの特徴についてご紹介したいと思います。 これからスープラを売却予定の方は、車買取の特徴についても把握しておきましょう。

スープラ

1.MT車の人気が高い

スープラの車買取の特徴としてまず1つ目にあげられることが、MT車の人気が高いということです。

スープラにはMT車とAT車の用意がありますが、MT車とAT車では人気も買取相場も大きく差があるようです。売却を考えているスープラがMT車であればなおさら、高価買取が期待できるでしょう。スープラは海外でもとても人気の高いクルマとなっていますが、海外ではスープラに限らすAT車よりもMT車の人気が高い傾向があります。

2.年々相場が上昇傾向にある

スープラの車買取の特徴として2つ目にあげられることが、年々買取相場が上昇傾向にあるということです。

これには、スープラの流通数が年々少なくなっており、希少価値がどんどん高くなっているとされているからでしょう。それどころか最近ではヴィンテージとしての付加価値がついていることにより、相場がそんそん高騰しているとされています。今後もまだまだスープラの価値が上がっていく傾向が予想されるのではないでしょうか。

3.スープラの人気グレード

スープラの車買取の特徴として3つ目にあげられることが、スープラの数あるグレードのなかでも「SZ」や「RZ-S」がとくに人気のグレードであるということです。

ベーシックグレードでもあるスープラ「SZ」は、カジュアルに楽しむことができるとして幅広いユーザーからの評価を得ています。最もスポーティグレードでもあるスープラ「RZ-S」は、直列6気筒ツインターボのエンジンが搭載されているモデルであり、今でも十分に価値のあるグレードとなっています。

スープラが人気の3つの理由

2002年に一旦生産終了となったスープラですが、生産終了から17年後である20019年には5代目DB型として復活しました。この復活は、世界中の人々が待ち続けていたといっても過言ではないのではないでしょうか。 では、なぜスープラはここまで人気が高いのでしょうか?そこで、スープラが人気の3つの理由について詳しくご紹介いたします。

1.人気映画「ワイルド・スピード」への登場

スープラが人気の理由としてまず1つ目にあげられることが、大人気映画へ登場したということです。スープラは全世界で人気の高い映画である「ワイルド・スピード」シリーズに登場しています。スープラは「ワイルド・スピード」の第1作目への登場がきっかけとなり、北米を中心に世界でも注目をあびるようになりました。また、「ワイルド・スピード」全9作品中6作品で主演を務めた俳優が大の日本車好きであることも大きく影響しているようです。スープラは今では、米国では日本よりも人気が高い傾向にあるようです。 また、最近ではスープラのカスタムカーが、数多く出回っているようです。

2.最新型スープラはBMW製

スープラが人気の理由として2つ目にあげられることが、最新型スープラはBMW製であるということです。スープラはトヨタ自動車とBMWが共同開発したスポーツカーであり、カギの形状からエンジン始動直後の警告音などBMWと同じとなっており、操作感はまさしくBMWそのものともいえます。2019年には日本市場で5代目スープラが発売開始、アメリカでは2021年モデルが発表されたこともあり、未だに新車市場だけでなく中古車市場でも大きな存在となっています。

3.エンジン性能の高さ

スープラが人気の理由として3つ目にあげられることが、エンジン性能の高さです。スポーツカーというのは基本的にエンジン性能がかなり重視される傾向にあります。そのなかでスープラは直列6気筒エンジン搭載モデルがあることや、排気量が3000ccでFR駆動のスペック、上位グレードとなるとツインターボ搭載モデルがあることなどの十分すぎるともいえるエンジン性能で高い評価を得ています。2002年に4代目であるA80型で販売が終了されていたスープラですが、2019年に17年ぶりに5代目DB型として復活をしました。DB型にはBMW製のエンジンが搭載され、歴代モデルからの直列6気筒エンジンに加え、初の直列4気筒エンジンが用意されました。4気筒エンジン搭載車については、北米においては展開されておらず日本のみとなっています。今回の、スープラの復活により今までの型も含めスープラが改めて注目を集めているようです。

スープラを少しでも高く売るための5つのコツ

最後に、スープラを少しでも高く売るための5つのコツについてご紹介いたします。スープラを少しでも高く買い取ってもらいたい場合には、こちらの5つをぜひ参考にしてみてください。

1.下取りよりも買取

スープラを少しでも高く売るためのコツとしてまず1つ目にご紹介したいのが、下取りよりも買取を利用するということです。

下取りを利用するメリットとしては、新しい車の購入とそれまで乗っていたクルマの手放しが同時に行えるために、手間がかかりにくいということがあげられます。しかし、下取りでは買取よりも査定額が低くなりやすい傾向にあります。 一方、買取のメリットは高額査定を引き出せることとなっています。これは、買取を行っている車買取業者は、クルマの買取に特化していることなどがあげられるでしょう。新型である現行スープラはピュアスポーツカーといわれていますが、初代スープラはスポーツカーというよりもラグジュアリーGTカーという位置のコンセプトでした。ラグジュアリーカーとして人気もあるスープラはクルマ好きのユーザーから、カスタムカーとしても支持を得ています。そのため、中古車としてはもちろん中古パーツ取り車両としても、各パーツごとでも十分に価値があるのです。世界中に多くのファンがいますので、高価買取が可能となっているのです。

2.クラシックカー登録制度

スープラを少しでも高く売るためのコツとして2つ目にご紹介したいのが、クラシックカー登録制度を知っておくことです。

アメリカには、25年ルールといわれるクラシックカー登録制度というのがあります。製造販売から25年以上経過している車は、排ガス検査なしでアメリカに輸入できるという制度で、日本からアメリカへも輸出がしやすくなるのです。スープラも25年以上経過したモデルは続々とアメリカへ輸出されるようになったことで、中古市場価格が高騰しています。状態が良いスープラであれば、海外ファンの需要によって高価査定が期待できるでしょう。

3.事前に買取相場を調べる

スープラを少しでも高く売るためのコツとして3つ目にご紹介したいのが、事前に買取相場を調べるということです。

だいたいの買取相場はインターネットなどから簡単に調べることが出来ますので、メーカーや車種、年式や走行距離などから類似しているものがあれば参考にしてみましょう。車買取業者によっては、インターネットから査定シュミレーションが行える場合もあります。ただし、買取相場はあくまで参考程度にしておきましょう。

4.海外輸出販路のある車買取業者

スープラを少しでも高く売るためのコツとして4つ目にご紹介したいのが、海外輸出販路も持っている車買取業者に査定依頼をするということです。

車買取業者といっても、中古車買取業者や事故車買取、廃車買取などさまざまです。各車買取業者によって詳しい事業内容や販売ルートは異なってきます。世界中にファンの多いスープラの売却をお考えの場合、海外輸出ルートのある車買取業者に見積り依頼をされることをおすすめいたします。また、破損や故障等があるスープラの場合は、リサイクル業を行っている車買取業者や中古パーツ海外輸出ルートのある車買取業者に見積りの依頼をされるのが望ましいでしょう。売却を考えているスープラの状態に合った車買取り業者への査定依頼のご検討をおすすめします。

5.複数の車買取業者で相見積もり

スープラを少しでも高く売るためのコツとして5つ目にご紹介したいのが、複数の車買取業者で相見積もりを取るということです。

1社ではなく2.3社などの複数の車買取業者に実際に見積り依頼をして、サービス内容や買取価格、業者の対応などの比較をすることをおすすめいたします。まずは自分の地域を対応している車買取業者のなかから、海外輸出販路も持っている車買取業者や自身のこだわりポイントに当てはまる車買取業者を2.3社ピックアップをして実際に査定依頼をしてみましょう。

最近では、電話やLINEなどで査定を行ってくれる車買取業者もありますので、複数社で相見積もりを取るとしてもそれほど手間はかからないかと思います。

 

まとめ

スープラが車買取市場でも高く売れる理由や、高く売るためのポイントをご紹介しました。もともと人気の高い車種のため、買取がつきやすいことをご存知な方も多い車ではありますが、その中でも売却先に海外を視野に入れた買取業者を選ぶことが、高額売却への近道となっています。また、スープラの売却時出来るだけ高額売却を狙うなら、時間と日数に余裕をもって様々な業者への相見積をとって交渉することが必要です。車検が切れてしまうギリギリになって売却先を探したり、自動車税のことがあるため年度末に探すとなると本当のスープラの価値にあった金額にいかないまま売却することになってしまう可能性があります。

買うならおすすめの中古車

スープラの中古車購入を検討するなら

トヨタのスポーツカーのフラッグシップ、スープラが2019年に実に17年ぶりに復活します。最近のスポーツカーを見て思うのは、若い人が買える物じゃないな、ということです。おそらく新しいスープラも普通では手の届かない値段で販売されることでしょう。

そこで、中古のスープラを見てみましょう。ボディが大きいと言われながらも、高価ではありましたが、何とか一般の人にも何とか手の届くところで踏みとどまっていました。A80型にもなると、プロのレーサーにも意外と評判はよかったようです。バランスがよくて高速コーナーが得意だったとか。そんな古いスープラを、紹介していきたいと思います。

スープラの魅力と特徴

日本国内で、スープラという名称で発売されたのは、1986年のA70型からですが、海外では1978年からA40型がスープラという名称で発売されていました。日本で一般的に認知されているのは、1986年発売のA70型と、1993年にモデルチェンジして発売されたA80型でしょう。どちらも、当時のトヨタ車の中では最高の車格を持つ直列6気筒エンジンのスポーツカーとして知られ、2002年に惜しまれつつ生産終了するまで、走り好きの車マニアの憧れでした。

スポーツカーらしいロングノーズ、ショートデッキと、特にA80型の、レース用にチュー二ングしても1,000馬力の出力に耐える3Lエンジン、最近の車には少ないマニュアルミッションと、燃費と環境性を気にして小さくまとまってしまった感のある最近の車には無いおおらかさが魅力です。

スープラのおすすめモデル

A70型は大きくて、真っすぐが速いクルマ、というイメージでした。デザイン的にもスポーツカーというよりはGTカーというイメージで、高速道路を余裕のあるパワーでゆったりと走れる車という、いわば当時のソアラのリトラクタブルヘッドライト版といったら言い過ぎでしょうか。

A80型は、固定式ヘッドライトになり、全長もA70型より短くして、その代わり横幅を広げてコーナーで踏ん張りが効きそうなデザインになりました。絶対的には大きな車ですが、前後の絞り込みのあるデザインで、少しでもコンパクトに見せようとしているようです。

A70型スープラ(日本においては初代)

CMでテレビ放映されたときのキャッチコピーが、往年の名車、トヨタ2000GTをイメージしたかの様な、「TOYOTA 3000GT」だった車です。プラットフォームは、当時の人気高級車、ソアラと同じで、そのスポーツタイプといったところでしょうか。スポーツカーというよりは、GTカーというイメージの強い初代です。

エンジンは当初は2Lノンターボから3Lターボまで、途中で2.5Lツインターボが追加されて(3Lターボは廃止)計6種類のエンジンが搭載されました。

生産された年代が1986年~1993年までと今では非常に古い車ですが、現在では生産されていない、リトラクタブルヘッドライト(格納式ヘッドライト)が特徴です。大柄な車だけに、2Lノンターボモデルよりは2.5Lツインターボまたは3Lターボ車がおすすめです。

2.5 GTツインターボ

A70型スープラの中で、一番パワーとトルクのあるモデルです。2Lを超えているので、ワイドボディで3ナンバー車です。トランスミッションをMTにするか、ATにするか、迷いますが、A70型はスポーツカーとして車を自在に操るというよりは、大きな車体と、余裕のあるパワーで走るグランドツーリングカー的なところがありますから、ATの方がおすすめではないでしょうか。

3.0 GTターボ

こちらは2.5Lツインターボが出るまで、一番パワーの大きいモデルでした。やはりA70型スープラには、大排気量の余裕のあるパワーが似合います。

最初のモデルは最大馬力230PS、最大トルク33.0kg-mですが、1988年8月~1990年7月にかけて生産された3Lターボは最大馬力240PS、最大トルク35.0kg-mです。年式も若干新しく、手に入るのであればこちらの方がよいかもしれません。

発売時期 エンジン形式 馬力、トルク 全長×全幅×全高 特徴

1986年2月~1988年7月 3.0L直6ターボ前期型 230PS、33.0kg-m 4620mm×1745mm×1300mm 最初期型は全幅は、3Lモデルでも、5ナンバーボディ
1988年8月~1990年7月 3.0L直6ターボ後期型 240PS、35.0kg-m 同上 マイナーチェンジ後のモデル。ハイオク化、多少フェイスリフト。
1990年8月~1993年 2.5L直6ツインターボ 280PS、37.0kg-m 同上 A70型最強のエンジン

A80型 スープラ(2代目)

1993年にデビューし、2002年に新排気ガス規制に適合できないとして惜しまれつつも消滅した、スープラの日本における2代目です。Z30系ソアラのシャシーを共用しつつも、燃料タンクを重量配分や前後オーバーハングの長さの適正化のために移したり、ダブルウィッシュボーン式サスペンションは先代A70型スープラより改良されたものを使用していて、より走りに磨きをかけています。

エンジンは2JZ系直列6気筒3Lノンターボと3Lターボで、レースやチューンアップにも余裕で耐えられる頑丈なエンジンです。

それに加え、外観のドレスアップも、トヨタ直系のTRDのほかに、各種パーツメーカーから多彩なパーツが発売されていて、現在でもエンジン、外観を含めてチューニングの素材として重宝されています。中古車などを見ても、多様なエアロパーツでドレスアップされた車が多く、完全なノーマル車の方が少なく感じるほどです。

6速マニュアルミッションは、ドイツのゲトラグ社製のハイパワー車用トランスミッションが採用され、後期モデルのターボ車では、当時のイタリア製の5L、12気筒スーパーカーの日本仕様車に近い46kg-mのトルクを発揮するパワーを、後輪にしっかりと伝えています(ゲトラク社製6MTは、多少改良されて後期のノンターボ版にも搭載)。

リトラクタブルヘッドライトは廃止されましたが、先代よりもマッシブというか、筋肉質でスポーティなデザインのA80型は現在でも人気が高く、状態によっては新車よりも高い値段で取引されています。

3.0L ツインターボ

先代のA70型よりも若干全長は短く、横幅は広くなり踏ん張り感の出たデザインです。当時のライバルはセダンタイプの2.6Lクーペだったので、スポーツカーらしいデザインのスープラは、速さはともかくカッコよさでは全く負けていませんでした。年代ものですが、A80型であればトランスミッションはゲトラク社製の6速MTを選びたいところです。バブル時代に企画された車であることから、中古ですから所々軋み音はあるかもしれませんが、ボディは贅沢なまでに頑丈で、心配なのはコンピュータなど電気系でしょう。

部品は、純正にこだわらなければ、まだいろいろなカスタムメーカーで販売していますので、壊れたら、修理ついでにパワーアップ、などと考えてもいいかも知れません。今では純正部品がオークションサイトでも手に入ります。

発売時期 1993年5月~1997年7月
エンジン形式 3.0L直6ツインターボ
馬力、トルク 280PS、44.0kg-m
全長×全幅×全高 4520mm×1810mm×1275mm
特徴 ゲトラク社製6MTと日本製4ATモデルがある。

発売時期 1997年8月~2002年8月
エンジン形式 同上
馬力、トルク 280PS、46.0kg-m
全長×全幅×全高 同上
特徴 全車エアバック、ABS標準装備。エンジンのトルクアップと扱いやすさの向上。

スープラ中古車価格の相場

当然のことながら、スープラはGTカー、スポーツカーとして運転された車であり、気になるのは事故の遍歴と走行距離による違いでしょう。A70型スープラは、さすがに25年~30年以上前の古い車だけあって中古価格もこなれているかと思えば、意外と高価な水準で取引されていて、100万円以上、中には400万円程度で販売されている個体もあります。前のオーナーが、レストアしたり、大切に乗っていた車は高値で取引されています。

A80型スープラは、最後に生産されてから16年以上経っていますが、こちらも人気が高く、ツインターボの6速MTのモデルは、200万円~400万円以上の価格で取引されている車も珍しくありません。ボディは頑丈に設計されていますし、エンジンも現在でもチューニングのベースとして人気のあるエンジンなので、非常に耐久性があります。ノンターボ車もかなり出回っています

A70型 スープラの注意点

トヨタ車といえども、さすがに25年以上前の車なので、純正の補修部品はほとんど無いと思っていたほうがよいでしょう。ボディにも錆びやダメージがある事が多く、高回転まで回されたことのないエンジンも無いでしょう。GTカー、スポーツカーですから過去に荒く乗られていた個体も多いと考えられます。エアロトップ車(天井が外せる)は、雨漏りの心配があります。

A70型の欠点として、電装系が弱く、オルタネーターがパンクしてバッテリーが上がったり、ECU(エンジンコントロールユニット)が付随して故障したりすることが多く報告されているようです。メーカーでも修理の受付をしてくれないので、A70型に詳しい修理業者を探しておいた方がよいでしょう。

A80型 スープラの注意点

日本製のスポーツカーが海外で人気になり、なおかつ、アメリカでの輸入中古車の規制が緩和されたことによって、A80型スープラ等の人気のある国産スポーツカーが日本からアメリカに輸出されています。その影響で、国内の流通数が少なくなり、価格が高騰し始めました。A80型スープラは、カーアクション映画にも使われたため、特に人気があるようです。

国内で流通しているA80型は、既にチューニングしてあったり、ドレスアップ済みの個体も多く、そのままでは車検を通らない可能性がある車が売られています。注意するべきは、取り外した純正部品を残してあるかどうかです。もし、無かった場合、とても高い値段で流通している純正部品か車検適合品を探さなければなりません。

それに、もう若くなくて年齢的にドレスアップした車よりノーマルのままの車に落ち着いて乗りたいと思った時も、元の部品があれば工賃だけで元に戻せます。

両車に共通する注意点

補修部品の供給

純正部品の供給については、生産終了から7年間は部品を供給することが法律で義務付けられていますが、既にA70型も、A80型も生産終了後16年以上を過ぎているため、トヨタに新品の純正部品のストックを期待しない方がよいでしょう。安い事故車を部品取り用に購入したり、ネットオークションで出品されるのを待つ、その年代のスポーツカーを得意とする修理屋で部品を探してもらう、などが考えられます。

維持費用が高い

環境性能や、燃費などをさほど気にせず設計された時代の車ですから、パワー重視で、車重も重いため、燃費が悪く、実燃費で6~7km/L程度です。さらに、新車登録後、13年以上経過した古い車には自動車税が重加算されて、15%加算されます。両車とも当然適用があり、自動車税が高くなることになります。

スープラに限ったことではないのですが、任意保険がスポーツカーは高くなってしまうことが多いです。メンテナンス費用もかかりますし、維持費は、現在の車と同じように考えてはいけません。

業者別のスープラの中古車価格

スープラのモデルごとに3つの大手中古車業者の価格を調べてみました。新型スープラが出た時に、旧車の中古車価格が上がるのか下がるのか、あるいはまったく変わらないのか、興味のあるところです。

中古車業者の価格

GTカー、スポーツカーなので、エンジン別で分けてみました。後は機能で差が出るとしたらトランスミッションがMTかATかによるでしょう。特にA80型はゲトラク社製6MTが人気なため、それを選んでもよいでしょう。

A70型スープラの価格比較

モデル(販売期間)エンジン A社 B社 C社

2.0G(1986年2月~1988年7月)2.0L SOHCノンターボ(105PS)
2.0G(1988年8月~1990年7月)2.0L DOHCノンターボ(135PS)
2.0GT(1986年2月~1988年7月)2.0L DOHCノンターボ(140PS)
2.0GT(1988年8月~1993年4月)2.0L DOHCノンターボ(150PS)
2.0GTツインターボ(1986年2月~1988年7月)2.0L DOHCツインターボ(185PS) – 169万円 1台
2.0GTツインターボ(1988年8月~1993年4月)2.0L DOHCツインターボ(210PS) 336.5万円 1台 48万円~216万円 13台 49.8万円~211万円 9台
3.0GTターボ(1986年2月~1988年7月)3.0L DOHCターボ(230PS)
3.0GTターボ(1988年8月~1990年7月)3.0L DOHCターボ(240PS) – 89万円~209万円 2台 65万円~209万円 3台+1台(注1)
2.5GTツインターボ(1990年8月~1993年4月)2.5L DOHCツインターボ(280PS) – 98万円~398万円 17台 85万円~398万円 19台

A70型スープラの中古車価格を見て

さすがに玉数は減っています。ターボ車は売れ筋だったのか、まだ数は残っています。ノンターボは売れなかったのか、全く見かけませんでした。一般に走行距離が伸びている車は、安く、修復歴のある車も低い評価となっています。この点は、普通の中古車と同じです。

A80型スープラの価格比較

モデル(販売期間)エンジン A社 B社 C社

SZ(1993年5月~2002年8月)3.0L DOHCノンターボ(225PS) – 98万円~359万円 32台 98万円~346万円 24台
SZ-R(1994年8月~2002年8月)3.0L DOHCノンターボ(225PS) – 159.8万円~325万円 14台 応談~325万円 14台
RZ-S(1994年8月~1997年7月)3.0L DOHCツインターボ(280PS)トルク44.0kg-m 286万円~418万円 6台 238万円~418万円 6台
RZ-S(1997年8月~2002年8月)3.0L DOHCツインターボ(280PS)トルク46.0kg-m 459.8万円 1台 170.6万円~519万円 14台 170.6万円~519万円 16台
RZ(1993年5月~1997年7月)3.0L DOHCツインターボ(280PS)トルク44.0kg-m 274.8万円~439万円 7台 応談~439万円 14台
RZ(1997年8月~2002年8月)3.0L DOHCツインターボ(280PS)トルク46.0kg-m 537.8万円~568.8万円 5台 537.8万円 1台
GZ(1993年5月~1996年3月)3.0L DOHCツインターボ(280PS)トルク44.0kg-m 249.9万円~459万円 2台 応談~249.9万円 2台

A80型スープラの中古車価格を見て

A80型に顕著なのが、ドレスアップ車や、チューンドカーがかなり高い評価をされている一方、オリジナルを留めた走行距離の少ない車も高く評価されていることです。修復歴のあるものは、程度にもよるのでしょうが、やはりそれなりの評価を受けてしまうようです。

走行距離が少なくとも、錆びが無いとは限りません。外側はきれいでも、下を見るとかなり錆びが進行している場合があるため、面倒でもリフトアップしてもらい、下からの状態も確認すべきです。車に詳しい人がいるのならば、一緒についてきて見てもらうとよいでしょう。

意外に思うのは、ノンターボ車もかなり多いことです。自然吸気とはいえ、225PSを発揮しますし、ターボを後付けしても、エンジン本体はかなりのパワーに耐えてくれるため、チューン目的や、オリジナルでおとなしく走る場合は、それもアリかと考えさせられます。

今所有している車をスープラに替えるには

トランクがどうしても狭いため、2台持ちがベストです。でも2台はお金がかかる、という場合は、燃費のよい、小型のファミリーカーに足グルマを買い替えてしまうのも手です。特に大型のミニバンやSUVであった場合は、小型車に乗り換えてしまうとよいかもしれません。都会なら小さな車の方が絶対に便利です。

ファミリーカーを経費の掛からない車に買い替える

子供のときに憧れたスープラを買える年齢になっている人は、40代以上の人が多いです。そのような年齢の人がエアロパーツで派手にドレスアップされた個体や、爆音マフラーに換えられている個体であると、ただでさえ2ドアのスポーツカーなのに目立って、近所の人に恥ずかしく感じるでしょう。ノーマルの部品が残っていれば、ここで役に立ちます。

中古のスープラをお得に手に入れよう

スープラは1986年に日本に登場し、2002年に惜しまれつつ生産終了となりましたが、17年の時を経て復活します。しかし、新しいモデルのスープラを新車で手に入れることは、金額的にもなかなか難しいといえるでしょう。そこで、注目したいのが中古車です。1993年の4月まで発売されていた「A70型」に関しては、さすがに中古車の取扱数はそれほど多くはありません。「A80型」になると、モデルによってはそこそこ台数もあり、100万円程度から手に入ります。

中古車販売店によっても、取り扱いモデルや価格は違ってくるので、スープラが気になっている人は、くまなくチェックしてお得に手に入れませんか。

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